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幻影道    作者: SAKI
17/22

「優しい家族達・・・」

「んで?だからゆかりん連れて来たのかこの馬鹿~!!」


頭をポコポコ殴られるゆいゆいの光景につい気が緩んでしまいそうになる。ここまではいつもの日常なのにとても戦場にいるとは思えないよ。


「ユカリちゃんも体験出来るから丁度いいかな~って思ってて―――― もぅ~殴らないで!ノアちゃんは私の身体に触れない!!」


それでもポコポコ殴るプレアさんに身体をくすぐるノアさんは本当に微笑ましい。


「あっ、ちょっと待って!そこは駄目!!あん!!こら~!いい加減しなひゃい!!」


ゆいゆいは地獄絵図になってることを忘れて私はゆいゆいから貰った武器を持つ。片手剣だけで盾はないからどうやって防ごうか、そしてどうしたらちゃんと振れるのかそもそも闘えるのか不安だ。


ゆいゆいのおしおきが終るとノアさんが何と懐から銃を差し出してきたのだ。


「もしやばい情況になりましたらこれで対処してください」


そう言って受け取ると生暖かい、でもこれ使い方知らないけど大丈夫かな?


「これ……どうやって撃つの?」


ノアさんにそう告げると簡単な銃を扱い方を教えてくれた成る程、ロックを外すともう撃てるんだ。リロードは……持ち手の下にあって……


「分かりましたか?」


「う、う~ん……ノアさんもう少しも教えて!撃ち方も合ってるかな?」


ノアさんにもう少しだけとお願いすると彼女は密着し覚えるまで付き合ってくれた。丁寧に教えるノアさんの姿はどこか頼もしく思えた。


「ありがとうノアさん」


「いえいえ、ユカリさん。極力援護はしますが私の弾も多くないので期待はしないでください」


「うん、了解だよ!」


私とノアさんは初めて手を繋ぎながら戦場へと向かった。


☆★☆★


作戦は口頭で言われロボットの数は二十、全破壊し私以外の人は必ず五体以上破壊して私は出来る限りの援護となった。ただ私自身がかなり貧弱だから一撃食らったら致命傷なので気を付けよう。作戦開始の元皆はバラけて行った。私もそれに乗っかって走り出した。


皆はまるで当たり前のように攻撃をかわしてロボットを破壊する。ゆいゆいなんて数秒で二機を撃破する。私はただ皆の腕に呆然としているとロボットが私を攻撃してきた!!私は真似るようにかわすが次の攻撃を予測出来ず顔面に直撃してしまった。脳震盪を起こして鼻から血が吹き出て次の攻撃も回避出来なかった。


腹に剣のような物を突き刺されて串刺しにされた所でもう顔面を殴られて地面に叩き付けられた。起き上がりと肺が圧迫したのか口から勢いよく吐血する。息が苦しくて腹から臓は大量の血が流れていた。皆も助けようにも大量に圧倒され助けられない。


「はぁ!はぁ……はぁ!!」


痛い、私の中からいっぱい……血が……


ドロドロ流れる血液に既視感を感じた。でもどうしてだろ……記憶が無い、無いのに既視感がある……頭を殴られて大量出血したことは覚えているでもそれじゃない、もっと辛くてドロドロして……それから……


「おい、馬鹿な女がいるぜ!ボコボコにしようぜ!」


「やめなよ~♪血塗れだし怒られるよ?」


「こいつは何も言われないし頭おかしいから平気平気♪」


「あはは~♪」


すると何処からか沸々と怒りが込み上げてくる、そうだ……あの時だ、皆寄って集って私を殴って切って……馬鹿にされ精神の限界が訪れた時十数人の施設の子供を病院送りにしたんだっけ?大人も止めたが顎を砕いて腕をへし折ってやって……それから……


【私】が生まれたんだ…………

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