TRUTH THREE
ゲームからログアウトしたある日、珍しい時間帯にチャイムの音が家の中に鳴り響いた。少し前に増築されてしまった事から雇い始めた家政婦の彼女は食事以外の家事の契約なので、来客対応が出来ないため俺が玄関に向かわなければならない。
「初めまして。この度隣、いえ敷地隣に引っ越してきました千佐倉と言います」
玄関から出て少し歩いた場所にある門へ行くと、車椅子とそれに付き従っている女性の二人が立っていた。。
「これはご丁寧にどうも。でもこの場所はあまり人付き合いをしないための場所なんで挨拶しなくてもいいんですよ」
「はい。それは知っております。ここに住んではる人以外、理由もない長時間の滞在は出来ない。そういった風に管理されてる程ですやろ?そんな静かな場所が欲しくてここにしたんです」
「まあ、好奇の視線はここにはないですし、それでも利便性は損なわれてないから住みやすいって言えば住みやすいですから」
雑談を交わしながら渡される引っ越し蕎麦を受け取った。質素だけどきらびやかな包装に包まれたお高そうな蕎麦に若干気が引ける。
「そう言えばもう1人居はるとか」
「ああ、住み込みで働いて貰ってる家政婦の人が居るけど、朝と夜にしか顔を合わせないから日中何処に居るのやら。常に家が綺麗だから働いてるのは確実なんだけど」
おどけながら返すと千佐倉さんは軽く微笑む。
「多分呼ぶと来ると思いますけど、呼びますか?」
「……いえ、自然と出会う事もあるでしょうし、無理に呼ばなくてもよろしいでしょう」
視線が少し家の方に向いていたので振り向いて確認するが、庭にも窓にも姿は見えない。彼女が見たときには居たと思うから良いか。
「では今日はこれで。では、またお会いましょう」
「ええ、また」
雰囲気的に何処かで合っている感じはするが、印象が違うので似てるだけかと思いお高い蕎麦を持ちながら家に戻る。
そして、あまり興味を持っていなかった為に後ろから射ぬく様な思いの籠った視線と、縄張りから排除するための様な視線が交差していたことには気付かなかった。
エイジェンマ・フラグメント溢れ話
」]
|◎フ <現実世界でのなんやかんや
日本の様な場所に住んでる彼らだけど時代は
西暦a+∫(2x^5+3x^4)dx+√(6y+2)年
であり
a=現在 ∫の上5、下3 y=2
とする場合の年月なので生活環境が2、3週くらいしていて色々と変わってる所もある。
ので出てくる方言や文化とかふんわりとしている。(米:作者の理解度的に)
千佐倉 曖 (ちさくら あい)
先天的に脚が不自由だが愛されて育ったお嬢様。常にお付きの使用人争奪戦が行われていたが、この度ほぼ独り暮らしの際に勝者が決まった。
スペックは金持ち、清楚、美人、博愛と、見た目にそぐわない腕力フィジカルの持ち主。趣味はピアノを少々持ち上げること……は冗談として成人男性1人分は軽々持ち上げられる。
電脳適正は50%
つい最近欲しがるを覚えた。
家政婦を見た?《名称未設定》
増築されてしまったのとゲームに時間をかまけているので、流石に家の管理が追い付かなくなってきたから最近募集してやってきた女性。デカい。何処とは言わないが。
朝食と夕食時には顔を見せるがそれ以外はどこで仕事をして寝ているのかがわからない生態を持つ。それでも汚れやゴミが落ちていたり、庭の手入れがされてないなんて事が一日もないのでキチンと働いている。でも今さっき落とした筈のゴミが消えているのはなんか怖い。
仕事場に近づくゴミが増えたので牽制中。




