ヒミツハジケン
二日連続更新
ちなみにラップは好んで聞かないのでダジャレを起点に考えてます。
闘技場の位置はほぼ楕円形の教国の首都であるこの街、その長い直線の半径2/3辺りに位置していて1番近い外周の城壁と言ってもそこそこ遠いのだが、ここは1番遠い━━って言ったら逆方向になるから2番目に遠い城壁を目指しながらあとは追々で行こうか。
「【灼熱点火】【煤音蜂】」
「【衝撃波】」
「ちょちょちょ、私も居るんですから範囲攻撃止めてくださーい!!」
「ブロワーなら生き返る!」
「ですよね!!」
殺したら死ぬだけのヒューマリアンと違いブロワーは1日経てば復活出来るから巻き込み事故も構わない攻撃を放てるだろう。
と言ってもガヤが無くなるのは寂しいもので、衝撃波を打ち出して背後から迫る蜂を叩き落とすと、実況ちゃんを守るためにリヒャルドの骨を増やし籠を作り収める。
「え、籠の鳥状態って逃げられないじゃないですか!」
「大丈夫大丈夫、そう大分。そんじょそこらの防具より硬い、食らう攻撃守るよだいたい、リヒャルド受けるよ痛い痛い痛い」
「【属性付与:炎】【増強槌】。喰らえぇぇぇぇぃっ!!」
「叫ぶの意味ない、殺すよ予想外。バレずに近づきゃ当たりそう、だが、バレたら被るよ強ソーダ」
「ぐぁっ!?め、目がっ!?」
「うまく行かない競争だ?」
すり抜ける幻影の影に隠れて振り抜いた姿のブロワーの顔面に強炭酸ソーダをぶちまけて目潰し。足払いをして屋根の上から落とす。
俺が操る四本のリヒャルドの巨腕の牽制を回避して近づいてくると言うことはそこそこの力量を持っているだろうが、常に幻影と虚像と潜伏と人形で立ち位置をずらしている俺を捉えるまで行けていない。
「【溶眼気熱視線】」
「【欺奪の右手】。そしてぇ、捕まえたから書き換え準備『壁突式熱条網』」
「ええっ!?そんなのありぃっ!?」
リヒャルドの巨腕を使った制空権の外から放ってきたメガネっ子ブロワーのメーサー光線を右手で受け止め、俺の技文字の【欺奪の右手】で乗っ取り格子状に改造して返品する。
「技文字で防御したってことは有効手段だ!あの強力な技文字の待機時間が終わる前に畳み掛けるぞ!」
そう言って俺が乗っている建物の周囲の屋根から、複数人の様々な魔法技能が俺に晒される。基本の属性の他に属性が混ざった物、珍しい物や特異な物が囲んでいるので危なくなかったら観賞していたい程だ。
「だけどもそれでも品でも無意味、【偽倣の左手】。足らない出来ないなんともないない『剛力鉄拳我が撃ち放つ』!!」
【偽倣の左手】で模倣した技文字を乗せた左の拳を掲げる様に振り上げると轟ッ!!と空気を圧縮するような圧力が上に掛かり、飛来する魔法の挙動がズレて他の魔法に干渉する。それを切っ掛けに次々と暴発し始め俺に向かってきていた魔法は殆ど消え去った。
「な、なんでアイツがセキリョフの攻撃を使えるんだ!」
「うるせぇ、知るか!」
「いや、待て。威力が格段に違う。多分だが真似ているだけで一文字技が違うから威力が減っている。故にあのような馬鹿げた威力は出せないと思っても良い」
「そうだ!今の技文字を使ったなら待機時間で撃てないはずだ!」
『ならさっきみたいに同時攻撃を行えば』
「そうだな!皆タイミングを合わせろ!」
攻撃のタイミングを調整していたブロワーが再び連絡をとり、周囲のブロワーが準備を完了した時点で魔法系統の発射を重ねる。
「━━━━ッッ!?待て!さっき言ったのは俺じゃない!」
「何!?」
冷静に対処していた━━と思わせていた幻影を突き抜けて【偽殼欺肉】を使って拘束していた本物が声を上げるが、発動しきっていた物は止まらず放たれさっきの繰り返しとばかりに同じ配列で此方に飛んでくる。
「待たせてしまった万雷招来、覆いをひらく準備オーライ。【偽倣の左手】、【欺奪の右手】」
左手の模倣した技文字を右手で改造。模倣する技文字はエルヴィスの【弦管打の大騒動】。本来ならば楽器を操り曲を奏でるだけの━━まあ音楽家系統の職業なら鬼に金棒の技文字なのだが━━技を改造し対象を魔法に変えて使うとあら不思議。
「お前ら騙された声真似扇動、俺っち待ってたお前らの魔法、一気に叩くぜ攻撃誘導!『交響曲の大演操』」
此方に向かってきていた魔法が五線譜に絡め取られ、楽譜通りに沿って動きだし案内によってその先に居るブロワーに着弾する。どれか一つにでも当たれば確殺、できなくても瀕死に追い込める威力が込められた魔法となれば当たったブロワーがどうなったのかは見るまでもない。
「魔法の足止め、どうやら打ち止め、このまま進めと……おや、あれは」
「隙有りだ!【血塗雨潰圧――」
「あー!!強力なブロワーの技文字でフキトバサレター!!」
「え!?俺まだ何も……」
「フキトバサレタッテイッタラフキトバサレターんだよ【射出波地雷】!」
「そんな棒読みでぇぇえええぇぇぇ!?」
跳んだ瞬間に襲ってきたブロワーの足元に発動させて設置した地雷型音圧発射を踏んだブロワーが天高く吹っ飛び、俺はその先にあった店に巨腕によるガードをしながら突っ込んだ。
「大変だぁぁぁぁ!!いきなり襲ってきたブロワーの技を受けてなんか高そうな店に突っ込んでしまったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あいたたた……変なことをするなら先に――って強盗だぁぁぁぁぁああ!?」
「なにぃ、こんな時に火事場泥棒だなんてふてぇ野郎だ!何処のどいつだ!」
「お前だぁぁぁぁ!!」
店の中に入った瞬間にたった砂埃だけじゃ少なかったので、ついでに煙幕を焚いてから辺りに散らばっていたりショーケース内の装備品やアイテムをアイテム袋と風呂敷に別けて回収する。
「何をやっている!行動を止めて手を上げ━━」
「お前かぁぁぁ!!一億ちょっとの貴金属風呂敷ハンマァァア!!」
「どぅふぉっ!?」
「殴ったぁぁぁ!?」
奥から出てきた警備兵らしき人を重めの硬めを詰めた風呂敷で殴り飛ばすと、壁に当たり気絶した。
「だ、大丈夫ですかー!」
「大丈夫大丈夫、【手加減】してるぐぼはぁぁぁぁ!?」
「どうしたんでうわぁぁぁ!?いきなり斬られてるぅぅぅ!?」
「【汝の罪を断ち落とす】」
いきなり現れたメタル髑髏の仮面を被ったブロワーに胸を刺されたと思いきや、首にギロチンの拘束台を掛けられ刃を射出した。
「ぐ、ぐぅぅぅぅ……」
「え、ええ!?誰ですか!?」
「君には用事はない。私の目的は彼だ」
「え、えぇっと……」
「ぐ、ぐぅぅぅぅ…………。キレテナーイ」
「ええぇぇぇっ!?」
「キレテナーイ、キレテナーイ。ズンズンズンズン、キレテナーイ」
胸は刺されたが首へのギロチンは何のダメージもない。ダメージが無さすぎて軽快なダンスでリアクションが取れるくらいだ。
「と言うか刺されたのに生きてるって何ですか!?いや斬られ、刺され、斬ら刺さどっち!!」
「んー、……まあ秘密なんだけど即死以外は戦闘中は死なない様にしてるのにゃ~。それと秘密のスキルでHPは1で残る確率を高くしてるからあまり即死しないのにゃ~」
ウインドウを開いてどの踏ん張りスキルが発動したのか確認する。今持っている踏ん張りスキルはパッシブが7、アクティブが3、技文字は1つ。確率微上昇がどっちも合わせて2つ。技文字で生き残れる確率は半分くらいのだが、パッシブは全てLV基準なので10%、だいたい全部外す確率は半分くらいかな?それでだいたい生き残れる。
そして、スキルが発動してもHPが1なのですぐ死にそうだが、それは技文字でアイテムを直接自分に、しかも自動的に使用するものを作っているのですぐ、全回復すると言うチート気味の能力なのだが、俺のHPの上限が中堅初期程度なので即死攻撃以外にも飽和攻撃やスリップダメージなんかですぐ死ぬ。アイテム消費が激しいなどと言った弱点もあるのだ。
俺はこの戦闘スタイルを隠しながら戦ったり悪戯している。
エイジェンマ・フラグメント溢れ話
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|◎フ <アラバスターのプレイスタイルについて
アラバスターの現在ステータス
[職業]
【パン屋】【詐欺師】【軍師】【扇動者】【挑戦者】
[技文字]
普通【刃】【打】【脚】【態】【波】
【偽】【騙】【幻】全LV50
特殊【欺】【虚】全LV75
限定【嘘】LV38
パン屋で行こうとした矢先、皇帝から詐欺師にされたのでその方向で行くことに決めた。と言うが、パン屋と嘗めてかかった奴をパンで叩きのめそうと思っていたのであながち変わっていない。
他のゲーム内で鍛えられたお祭りの切っ掛けを嗅ぎ当てる勘で、主催のブロワーにちょっかいをかける性格になった。言うなればビーフシチュー作ってる鍋にカレールーを一欠片入れて驚く様を眺める所業。
【波】系統が攻撃防御索敵移動でマルチに使える2文字以降の約半分を埋め、他には幻影だったり変装だったりにしている。他には技能書で足りない部分を補っている。
戦い方は立ち位置、数、声を誤魔化して不意を突く。初見必殺をするが基本的にお守りを持ってる人が多いので継戦力も持っている。基本的に攻撃力はアイテム頼り。
回復はスキルの【体力変換】【魔力変換】でどっちかを瀕死を回避し、ストレージ内の特大アイテム袋を普段使いのアイテム袋と共通化したり、取り出さずに回復出来るようにしている。技文字や技能の待機時間も他に押し付けて誤魔化している。
ブロワー相手だと相手の技文字を乗っ取りして弄くる【偽倣の左手】、見た技文字をコピーしてストックできる【欺奪の右手】で大抵倒せる。
他にも自分に合ったゲームは出来るとこまで遊んで、ゲームで再現できる技を性格として叩き込んでる。だけどその性格と切り離せないのでちょっと使い勝手が悪い。
得意なことの経験値が高いだけで天性のリアルスキルやゲームシンクロ率が高くて同じ力量だと2/3の確率で負ける。




