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エイジェンマ・フラグメント  作者: 狭凪
3.Loslipea Eivg(sum)o An

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78/100

ムジヒコウゲキ

[教国ダンジョン内部:不明3]


第二の部屋が開いてからさらに数分後に次の部屋の扉が開き、ブロワーがその中に入る様に促すかの様を示している。ただその先は暗闇で、数人のブロワーが光魔法系スキルを使用して光源を作り出して視界を確保しようとするが、数cm先までしか光が届かず確実に視界不良の中で行動しなければならないこと強制していた。

そしてその明かりを点けた瞬間に数人のHPが全損し消滅する。


「カーッカッカ!暗闇の中、そんな明るいもんを点けてちゃぁ狙ってくれって言ってるもんだぜぇぃっ!」

「なっ、明かりを消せ!俺らの影が的にながっ━━……」

「と言っても、俺にとっちゃぁさっきまでの暗闇も月夜くらいなんだがねぇっ!でも一方的に攻撃出来るんだからめっちゃ楽しいぜぇ!」


明かりを消す中、一部のブロワーが明かりを先に向かわせ敵の姿を照らし出すために奥へと飛ばすが、遮光グラスで遮った太陽のように黒い空間に玉が浮かぶような様子で浮かび、相手が言ったように影が出来てはいない。


「カーッカッカ、バレちゃったか。そうだよ!ここは自分の周囲以外の明かりは無効化される特殊環境フィールド。暗視以外意味がねぇぜ」

「さっきからうるせぇんだよテメェはよ!【業火炎槍フレアブラスト】」

「あ、言い忘れてたけどここ魔法使うの止めた方が良いぜぇ!って、遅いか」


それを皮切りに魔法が放たれるが、様々なところで疎らに消えると、地滑り的の様な音が響き、パキッと乾いた割れるような音がすると一人のブロワーの上から魔法が降ってくる。それだけに留まらず下からも発生し固まっていたブロワーが慌て、その場から飛び去る。


「ぐぶっ!?な、なんじゃこりゃァッ!」

「気を付けろ!良く見ると鍾乳洞の様なものが生えているぞ!」


胸や足などを貫かれダメージを負ったブロワーが発生し、魔法と合わせるとかなりの数のブロワーが消滅した。


「カーッカッカ!ここいら一帯には暗闇環境下での訓練用の物が様々に有るんだぜぇ?それに俺が罠を仕掛けていないか確認もせずバカスカと撃ち込む方が馬鹿なんだ━━ぜ?」

「あ、ちょっとずれましたね。腕先しか食べれませんでした」

「は、はぁぁぁぁ!?さ、鮫がいったいどこから現れやがった!」

「しかも味が薄めだし、貴方悪役なだけの人ですね。悪事、あまりしてないですね」


上から降ってきた鮫に嘲笑するために伸ばしていた腕が千切られる。


「こんなデケェもん俺の【音響反射視エコールアイ】と【夜間監視ナイトアイ】が見逃すはずがねぇんだ!どっから出てきやがった!」

「どこからって、こんな風にですけど?」

「は」


声の出所を探して上を向いた瞬間に鰐がその大顎を開き、その中に居たブロワーと目が合う。数瞬呆けたが流石にカンストの意地で頭から噛まれるのを避けたが、肩口から顎に咥え込まれる。


「な、なんなんだお前は!」

「あ、ワニベロスです。よろしくお願いします」

「呑気に自己紹介だぁなんて、テメェ、腕が咥えられただけで勝ってるつもりか!【暗闇三叉ダークピアッシング】」

「【口に飛び込む良食(イートイン)】」


相手が魔法を放つがワニベロスが口を鳴らすと消え去った。外が硬いと口から叩き込むことが有効打になりやすいが、ワニベロスの口の中は既に瞬殺(イーティング)範囲フィールド故に速さで勝てば捕食タベることは朝飯前である。


「それより僕だけに構ってて良いんですか?」

「ふん、あんな有象無象どもにこの暗闇の迷宮抜けられるわけはねぇ!」

「いえ、そっちではなく━━━━ワニナノカの方にですよ」

「ふへ?」


鰐の尻尾を天井に残して宙吊りになっている自分の状況に噛まれた衝撃でなのか気づいていなかったようで、地面すれすれからくうを泳いで接近していた鮫が下から挟撃しその下半身を口内に収め牙を立てる。


「【大顎交合大回転(デスロールⅡ)】」

「ぐっ、ぐあ━━━がぶぁっ!?」


一人の人間ブロワーを上下に咥えた鮫と鰐が順番に回転を始め、雑巾の水を全て搾りきりついでにその繊維さえも引きちぎれてしまうかの様に何度も捻れ、遂には耐久限界に来たらしく付けている映像フィルターによってはアコーディオンの様になっている何かしらの状況になってしまった。


「【食終ゴチソウサマ】」


そして出口の扉が開いた。



==========

[教国ダンジョン内部:不明4]


最後の扉が開きそこへブロワーが流れ込んでいく。が、一歩踏み出した瞬間には空中へ放り出され重力に逆らえないものは下へと落ちていく。その部屋は深淵へと向かう大穴であり大空へと伸びる絶壁だった。

ダンジョン内、と言うこともあり飛行、空中歩行系のスキルなどを落ちた瞬間に使用したブロワーは助かりつつも、扉で足踏みしたブロワーはレミング、またはメダル落としのゲームかのように後続からの圧により押し出されていく者たちが後を絶たずその数をごっそりと減らした。


「ふっふっふ、我こそは翼の━━」

「やあやあ、とおからん者は音にもきけい!ちかからん者は目にものを見よ!わが名はセキリョフ・ホーセンカ!呂布の名を持つさいきょーの一角!我が【紅く跳ぶ愛馬(セキトバ)】は空をも跳べる!故に私に死角なし!祭りを台無しにする一味であるお前に私が正義の鉄拳を味合わせてやる!」

「ゲェッ、呂布!?ま、待て……。待てぇぇ!!」

「【剛力鉄拳我が撃ち放つ(りょふぱ~んち)】!!」


空中を自らの背中から生えている翼で飛んでいたこの部屋で待ち構えていたであろうブロワーのさらに上空に、赤い馬に乗った中華鎧を装備した長い二本の尾羽が付いた冠を被った女性ブロワーが浮いていた。そしてそのブロワー――セキリョフは相手の言葉を聞かず技文字ブロウワードを左腕で放つと打ち出された拳の前方から空気が圧縮されその先にいた全ブロワーが圧し潰される。そして、


「【無双両腕りょふのついげき】、くらえ【剛力鉄拳我が撃ち放つ(りょふぱ~んち)】!!」


追撃の二撃目でセキリョフ以外消え去った。

エイジェンマ・フラグメント溢れ話



」]

|◎フ <プレイ環境フィルターについて


よくありがちな設定だけど、幅広い性格のプレイヤーに遊んでもらうために設定されている物。


A)ゲームフィルター:傷口などが無く血も光の粒で表現されている設定。他のフィルターとの都合上血だまり表現の光の粒を踏むと滑る可能性がある。欠損時はその部分が赤い膜で表現されて、中身は全て見えない状態。痛みはなく衝撃や正座後並の痺れ程度でプレイヤーにダメージを伝える。CERO:AorB

B)レーティングフィルター:流れ出る血や傷口がマイルドに表現されて表現レベルが選べる。ちょっとスプラッタ気味なので苦手な人はそこそこいる。血だまりを踏むと踏ん張りが若干効かない。欠損時はMRIみたいな輪切りの表現がされているがアニメ調にマイルド化されている。痛みは紙で切ったほどで殴られた程度の鈍痛でプレイヤーにダメージを伝える。CERO:C~Z

C)ゴアフィルター:噴血ブッシャァァァーー!!骨、筋肉デローン!内臓ポロリもあるよ。血沸き肉躍る酒血肉林(誤字ではない)状態。マジに対処しないと血で武器が滑ったり、血だまりの落とし物踏んでコケる。フィルターカットされた現実的な痛みで内臓に衝撃が伝わると慣れてないとキツイ。窒息表現が過呼吸なのでパニックになる人もいる。

それは人の死骸でした。SANチェックです(ログアウト)案件。CERO:Z++


使用フィルター

A)ロゥリィコン ナッツァー セキリョフ H&Hの大半 一般的なモブブロワー

B)ブラッドマリー ウテル オルティンキィ H&Hの一部と怪獣好き 比較的穏健なPK&PKK 中堅的なブロワー

C)ワニトロス メリッシティアルマ ラブリンス兄弟 エンペラーノ 過激派のH&HとPK&PKK

気分)アラバスター 誰かの皮を被った誰か



P.S.(ところで)

ダンジョン戦はこの先書かないよ?だって前座だからNE★君たち(ダンジョン組)主人公じゃないし。

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