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エイジェンマ・フラグメント  作者: 狭凪
3.Loslipea Eivg(sum)o An

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68/100

ハイリョフタイコウ

 [レヌネア国 坑道ダンジョン第三出入口]


 ワニベロスと別れて侵入してからダンジョン内で地面の揺れが何回か起こり始めた頃、どうやらワシたちの方にも敵対する人物が現れたようだ。


「お前たちが侵入者か。ふん、優男と女とは外れを引いたか」

「いやいや、ワシらの他は嘘つきと子ワニしかいねぇから……いや、実力的にはどっこいどっこいかもしれん。だけどあんたもそう弱いって訳じゃあねぇだろ?」


 見上げるくらいの大男の鎧は三国時代の中華鎧を模していて、頭には触覚の様な長い飾り羽根が二本付いた頭襟ときん、用いる武器が背丈を若干越えた方天戟ほうてんげきを持っている姿から用意にブロワーの名前が予測できる。


「しかしだ、お前さんなんでこんな時にこんなとこ居るのかねぇ。もうそろそろお前さん達の祭りが始まるだろ?」

「はんっ。あんなもんが証明になるわけがねえだろ。お遊びはお遊びらしくやってればいいんだよ」

「お祭りですか……。ああ、なるほど。だったらあの服装も納得がいきます」

「だろ?あんな名前がわっかりやすい装備をしている連中なんて目的はあれしかねぇし」

「はっ!わかっているなら降参した方がいいぜ?」

「バカを言うなよ最強見習い」


 あからさまに舐めた視線を向けると立てていた方天戟を両手で構える。顔には力が入っており自分を侮辱されたことはわかっているようだな。


「我が名はリョフ・ホウセン。我が戟にて貴様らを両断する」

「ほら、合ってた。このゲーム(世界)名前被り出きるから多いんだけど、たまに鎧が好きだからって子が居るから間違えちまう」

「そうですね。他にもリョフゥだったり、ホーセンだったり捻る方も私会ったことがあります。会ったことのあるその方たちは時々出ているようでした」

「貴様ら!!無駄口を叩いて居らずに名乗りを上げんか!!」


 これだから戦闘バカは話が通じない。名乗り、名乗りって自分の敗因を作る原因を言う奴は多い。それこそプレイスタイルが名前と違っていたり、呂布の様な目指す所を明言している連中じゃなきゃ名乗らないよ。


「って、考えてもワシら別に名前を隠してないから名乗るんだけど」

「私はメリッシティアルマと言います。『愛』を持ってお手合わせお願いします」

「ワシはロゥリコン。ロゥリコン・ダイソージョウ。気軽にロゥと呼んでくれたまえよ」


 ワシは言わずもがな、アラバスターは胡散臭い嘘付き詐欺師だし、ワニベロスは隠す気もないワニだし、メリーは……なんだよメリッシティアルマってわかんねえよ。


「行くぞ!【大断刀】!!」

「何の、【衝撃波スクラッチ】。からの~」

「【三点速射トリニティ】」


 大振りからのこちらに襲い掛かってくる斬撃を取り出した杖から出した魔法の衝撃波で受け流したあと、打ち合わせもしていないのにタイミング良く番えられた三本の矢をリョフ目掛けメリーが射る。しかしその矢は鎧に当たると弾かれるでもなく表面をなぞる様に流れ、勢いを殺すこともなくそのまま背後に突き刺さった。矢羽根の根元まで埋まったことからその威力は凄いものだが、それをダメージもなく当たらなかった絡繰りが分からない。


「どうしたどうした。そんなものが我が肉体に傷を付けることができると思っていたとは笑止千万」

「肉体じゃなくて鎧だろ?全く【魔法連結】【流風魔順オールグリーン】」


 周囲に複数展開、固定化された風魔法のボールを一列に連結し、線状の魔法のようになったそれを撃ち込む。一見レーザー状に見えるが玉の高速移動によって見えているので、1つ無効にしても連続で被弾。次々当たる衝撃で後ろに徐々に下がるが、ダメージを受けた様子はない。


「【矢避け】を着けた鎧か何かわからないが弾けるのは矢だけのようだが、このレベルの魔法程度じゃHPが削れられないみたいだ」

「ふっふっ、フハァーハッハ!ぬるい!ぬるい!ぬる過ぎる!!【空破断刀閃刃だいだんとう】」


 風魔法が一太刀で根元まで切り裂き使用をキャンセルさせられる。それほどまでに高い威力を保持している事が良くわかる。さて、どう攻略するかだ。


「【閃刃大伐採だいだんとう】!!【空破断刀閃刃だいだんとう】!!【一括閃刃だいだんとう】!!」

「なっ!?全部同じ読みの技文字ブロウワード!?めんどくさいのはわかるけどもっと名前をちゃんと考えようよ【魔法連結】【石土魔順オールブラウン】」


 方天戟から繰り出される斬撃の衝撃波が地面から次々生える土壁を粉砕する。同じ読みにしている為、ほとんど絶え間なくやって来る攻撃に辟易しながら、頭の片隅からふと沸き上がってきた。


「思い出した!その同音の技文字、ワシのとこのリョフに一回戦で負けた奴!」

「なに?貴様!あいつが居る所の奴か!」

「あー、ワシのとこは変質的に拘る連中が多いし、互いに肯定的だから面白がって世話焼いてたからな。あの時は一撃で負けてたな」

「あの時の屈辱はけして忘れん!あいつはいま何処に居る!」

「そのリョフは強かったんですか?」

「強いよ?大会五冠してるからね。新しい優勝者が出なかったら世界最強の呂布だと思うよ?まあ、世界最強の本田忠勝と引き分けてたから世界最強のブロワーではないけどね」


 複数の名前被りが存在するこのゲーム内で増えすぎた、現実世界で云われる世界最強の名前を冠するブロワー内での最強は誰か、又は世界最強の名前ネームドを安売りしたくはないなどの思惑から各国の祭りに相乗りし行われる最強祭。それで『紳士淑女の場(ウチ)』に所属しているリョフが五連続優勝している。

 さて、会話で引き伸ばした時間で次々生まれる壁を配置し、障害物を作ると同時に視線を遮る様にする。そして次の魔法をセッティングをし始める。


「あ、ちなみにどこ行くかを報告する義務もなんもねえから何処に居るかわかんねえよ?」

「ならば貴様の首で呼び出すまでだ。【断空閃だいだんとう】」

「ワシの首にはそんな効力無いよ?【土壁ウォール】」


 破壊された壁を補充しながらメリーに合図を送って準備をしていて貰う。



 ====


 [一方その頃]


 

「【鍵打ピアノ】【乱心奇想曲カプリチオ】」

「うっ、目が回るのにゃ~。頭が気持ち悪いにゃ~。……世界が私を拒絶すると言うのか!(カッ)」

「案外余裕じゃないKA……。だけどそれもいつまで持つかNA!」

「ぐぬぬ、これは聞き続けるとヤバい感じの奴かにゃ~?ならばこちらも負けじとキチ音を流さねばなるまいにゃ~。出でよ『ハッピーラッキーバーガー』」


 エルビスの頭の中を掻き乱す曲が鳴り響く中、どんと虚空から現れた巨大蓄音機(幻)のハンドルを握り回し始める。


『ハッピーハッピーハンバーガー!みんなで楽しいハンバーガー!美味しい美味しいハンバーガー!食べたら笑顔のハンバーガーハッピーハッピーハンバーガー!みんなで楽しいハンバーガー!美味しい美味しいハンバーガー!食べたら笑顔のハンバーガー━━』


「止めRO!なんだそのずっと同じ調子で続く曲HA!?頭が狂いそうDA!」

「これは古のクソゲー『ハッピーバーガー』のBGMで流れる『ハッピーラッキーバーガー』にゃ~。ゲーム中はずっと後ろで小さく流れていて、途中に入るミニゲーム中は設定がおかしいのか変更できない大音量で流れ始めプレイヤーの精神を攻撃してくる曲だにゃ~」

「な、なんなんだよそRE!?洗脳ソングじゃねぇKA!」

「その通りにゃ~。我慢してクリアした大半のプレイヤーはこの曲が流れると反射的にハンバーガーを作り始めてしまう身体にされてしまって居るのにゃ~」

「な、なんだそれHA!?製作者は頭がおかしいんじゃないバーガー?いや、語尾がバーガーになってRU!?」

「ふっふっふ、こちらの頭が壊れるか、頭がバーガーになるかコンクラーベになるバーガー!」

「って言うか中心地のお前が先に頭がバーガーになってるZO!」

「え?うわー!ほんとになってるバーガー!?」





エイジェンマ・フラグメント溢れ話




」]

|◎フ <天下最強決定戦とは



中華部門 呂布、項羽

東国部門 忠勝、宗茂

欧州部門 ランスロット、ガウェイン

の三部門六人を決めその後籤で他部門の誰と戦うか決める。

それぞれ偽らない自分の名前を登録し、立ち会いの際に名乗り上げる。

使えるのは己のスキルと武具のみで、武器はそのモチーフの人物が得意とする得物のみ使用可能。つまり、暗器や弓などの使用背景が無ければ使用できないうえ使用すれば反則負けになる。


元は最強の武将()を騙るブロワーがくそみたいに弱い奴からほぼ最強に近い奴までピンキリでいるから、ウチんとこの最強が一番なんだよと荒れ狂う各国の要請により祭事がある国で行われることになった。

南北米とか亜弗の大陸はそれぞれの個人最強が分からなかった作者の都合上無いです。最強って言ったらあそこらへんは神が出てきそう。


敗者はその武将の名を持つとは名乗れない。出場者は最強では無いのに名乗るのは恥と思っているのが9割。残りの1割は記念に出場してるだけなのと恥知らず

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