ドクトクナリシタイ
なんかFBワードとEXTワードがごっちゃに記憶していたから直そうかと思ったけど他のどこにあるかわからないからおいおい直す
俺に対する怒りを込めたレイピアによる刺突を手甲と回転で避ける。普段使いとして作成されたレイピアの様だが武器のランクは一般兵士装備より少し高いみたく、俺がちょろまかしていた帝国兵士の手甲では受けると簡単に貫かれるだろう。一応盾も持っているが相手の方が俺よりログイン時間長いと思うから気休め程度にしかならない。
「ほらほらどうしたクソ野郎!俺とのレベル差を見て勝てないのがわかってるだろ?さっさと死んじまえよ!」
「俺ってば手羽先に言っておくが鑑定看破査定スキル一切刀身のみ、いや持ち得ていないからお前とのレベル差なんて知らない知らない黒ばっか」
相手は幻影を見破るスキルは持っていない様で立ち位置をずらしたものでかわすことは簡単だが、攻撃する瞬間になくなるのでカウンターを間違えると命取りになる。
その間にベスタの方に視線を向けると巨体のゾンビにワニが絡んでいるのと、ベスタと死霊術師が使用する魔法が飛び交っているが互いの防御に阻まれ届いていない。
「死ねや!【毒害一刺】」
「ちょっとそっとやっとこりゃ不味い。防御幕煙霧で煙に巻かないと動き出さないじゃないか」
「なんだこの煙!」
摩擦係数が高く滞留時間が長い煙を吹き出しミルマラクネを絡めとる。ただの時間稼ぎにしかならないがその間に向こうのサポートが行える。
噴水の縁に手を突き魔方陣を呼び出すと髑髏を召喚する。
「おいテメェ!勝手に俺の腕をホイホイ分割で召喚しやがって!こっちが下手に出てりゃいい気に成りやがって。殺してや……頭しか無ぇじゃねえか!?」
「愚痴は後で聞いてやるからベスタを手伝ってこい」
「ギャァアア!!なんだこの状態異常は!?っておいおま━━!!」
リヒャルドが喋り終えるのを待たずにベスタに髑髏を投げるが、飛距離が足らずに落ちるところを反応して剣で引っかけた事で無事に渡った。
「【毒害仙人掌】!!」
「ゼンマイ錆びずにサービスしてしまい?舞々古米に古々米々。手数で押しきり踏み倒し。使用がちょっとだけでも別に払いなよ」
「お前の命で払ってやるよ!【毒害跳】」
「弊社はツケ払いは受け付けておりません。【音響波】悪しからず」
幻影を用意する前に突破してレイピアから跳ばしていた毒弾を今度は俺に飛ばして来たので、ハンドベルを鳴らして毒弾を吹き飛ばす。
多分だが毒の選択は文字技能の方で選択しているから声に出さないなのかもしれない。ベスタの時と同じ毒を俺に使用する分けないし、煙幕を突破した時の様子も違っていたからそうなのだろう。で、確実に一触即殺の致死毒にしているはずだ。
そして歪な立方体から溢れた毒液の方で罹った毒は仮面の方でなんとか成っている感じだが、動きを阻害する物なので俺の耐性事情がばれると詰む。ならばその前に倒すのみ。
「ぐぶっ……!?」
「あれあれ振れ振れおまいさん、いきなり蝉の最後のようなまな板に乗せられた魚みたく跳ねたがもうすぐセミる?」
「クソ野郎……ぐぁっ」
半身で隠した片手から最近色がまた変わった風船ヨーヨーを水面から飛び出させて打ち込み、謎原理で水面を転がっていったミルマラクネに追撃を叩き込む。
「あのときもそんな玩具でPKしてたな。そんなにこだわっているのか?」
「べっつべっつ登別市ぃ~?いつ如何なる時も得意な得物が手元にあるわけじゃないから何でも使えるようにする事って叩き込まれてモグラになっただけだけ武田だよ」
手元に戻ってきたヨーヨーを跳ねさせながら一回転すると、視線を切った瞬間に幻影に混ぜ込み見えなくする。更に魔力の水薬も幻影の中で服用して回復しておく。
遠くに飛んだミルマラクネは毒弾を放ちながら走り近づいてくるが、音の壁で阻んでいるので明後日の方向へ全部落ちていく。俺を目の前にして怒りで無駄な行為をしているように見えるがなにかを狙っている節もある。ちょっとやらせてみるか。
「うあっと、おっと、旦那、あんた。ちょっと待て待てマティーニ」
「ふっ、油断したなクソ野郎!!【絡め取るうねる水流】」
振りすぎてハンドベルを手からすっぽぬけると言うことをすると早速切り札を切ってきたようだ。名称と感覚からからすると第二の必殺技なのだろう。ミルマラクネ・セラノウェルが正式名称であることが判明した。あと注意するものは第三の必殺技と言うことになったわけだが、と少し意識を反らした瞬間に足下に何かが絡み付く感覚がした。
「まさかまさかのまっ逆さま?幻影が捉えられないならば一網打尽、毛の一本も尽くうち据える所存のつもり」
「お前がどんな耐性を持っていたとしても、この毒水の質量と呼吸からは逃げられないだろう!これで御仕舞いだ!」
「あー、基点を元に自ら産み出すのが第一で、その毒を操るのが第二ってことか。お止め下さい坊っちゃん、坊っちゃんお前が下さい、坊っちゃん、坊っちゃん。ああ、ぼっちゃん」
毒の触手の先端の中心に噴水から見つけた歪な立方体を確認すると、水面から次々触手が現れ体に絡み付くと持ち上げられ水中へと引きずり困れた。




