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エイジェンマ・フラグメント  作者: 狭凪
2 . Neppo aesrclawl

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28/100

サイカイドウカンケイ

 ヴィラン支部から出てから俺たちはここ最近で狩った雑魚モンスターの素材を売り払い得た端金を手にオープンテラスで食事が出来るカフェに来て一段落ついていた。雰囲気抜群の喫茶店でワニベロスは紅茶を頼み、紅茶が苦手な俺はしぶしぶコーヒーを頼むかと考えていたら意外にもコーラ(いつもの)があるもんだ。時代が古い感じの背景だが運営の融通でなのか現代の料理や飲み物も揃っている。中世にもコーラが、いやコーラは西部開拓期では……、いや炭酸水があるからその辺をご都合主義で飛ばしたらコーラが生み出せるということか。ほかにも乳酸菌たっぷりソーダや果汁0%フルーツソーダもメニューに載っていた。


「ふぉふぉのおふぁしほへもおいふぃいでふへ」

「いや、リスみたいに頬膨らませて喋らないほうがいいにゃ~。ほぼは行に置き換わるのにゃ~」

「はふぁふぁふふぁーふぁんもはべないんへふは?」


 適当に渡した蟷螂の脚を食べ(ムシャッ)たことから大食いか偏食系だと判断して金の入った袋以内で頼んだのだがいきなりフードファイトが始まった。積み重なるケーキやクッキーの皿が金が一袋分なのか不安になるくらい積み重なっていた。

 たしか売りさばいた量が積もって10万くらいが袋に入っていたが全部使いきるつもりなのだろうか?


「お客様、これで最後です」

「お金が尽きたかにゃ~?」

「いえ、今ある分が終わりました。こちらお釣りです」

「ありゃ、それは迷惑かけたにゃ~。次来るときは事前に連絡してから来るのにゃ~」


 ひきつった笑顔の従業員にお釣りから何枚か(チップ)を渡し、最後に運ばれてきたケーキを一口に含んだワニベロスを抱えて店を出る。小食の顔をした大食漢のワニベロスのアバターは俺でも抱えられるほど軽くて、本当にさっきまでの洋菓子の山はどこに行っているんだ? 食べ過ぎればアバターの体形が変わるはずなのに腹のあたりが変化していない。消化吸収早ぇなっ!?


「アラバスターは今日これからどうするんですか?」

「ん? とりあえず地理の把握と強いブロワー(目玉商品)と竈の入手の伝手くらいかにゃ~?」

「俺のことは!?」

「…………、ワニベロスが案内してくれるってなら話は早いんだけどにゃ~」

「そうだな、俺たちが案内するって言っても道具屋と飯屋くらいしかねえなガシュガシュ」

「武器と防具は私たち必要ないですしねザシュザシュ」

「そうだにゃ~。熊竜の踏みつけ(ストンプ)受けてもピンピンしてたからにゃ~」

「はい! 防御力には少しだけ自信があります!」


 踏みつぶされない硬さと熊竜のHPを少しずつ削っていた攻撃力があれば大抵の武具は無用の長物になるだろうな。俺が真っ二つにされたクソデカ蟷螂の鎌もワニベロスだったら受け止められるだろう。手足以外素の防御しかない俺と違って。

 うん、俺の胴体の防具どうしようか。


「ちょっと待てお前ら! 絶対気づいているだろうが! 特にお前アラバスター!」

「やあやあナッツァー。いきなり会話に割り込んで来たから不審者かと思ったにゃ~」

「嘘つけテメェ! 確実に目合わせてから無視しただろうが!」

「アラバスター、この人は?」

「いやいやワニベロス。見た目からして初心者に絡んできたヤンキーだよ。無視していいよ」

「そうなんですか」

「違うわ! 初対面になに教えてやがる! で、アラバスターのパーティ仲間なんだろワニの坊ちゃん。俺はアラバスターの現実の友人(リアフレ)、ナッツァー・キヨミツだ。ヨロシク」

「初めまして。つい数時間前にフレンドになったワニベロスです。こっちはワニトロスとワニナノカです」

「やめな~。人のフレと思わせてブロワーの情報抜くの。かっこ悪いよ~」

「だから平然と嘘をつくな! ワニベロスが信じそうな顔で俺とお前の顔を往復してるんだから」


 プ~クスクスと口元を押さえ口角を上げながらナッツァーをからかっていると、頭のポンパドールを近づけてきてメンチ切ってきた。と言っても下からのメンチ切りなのでデカいポンパドールのせいでほぼ顔が隠れていて目線メンチが切れている。

 目障りなポンパドールを引っ張りあげ五往復頬を張り倒した後にキチンと再会の挨拶をする。


「キモい死ね」

「なんだよ人に往復ビンタ食らわせておいてその言葉は!」

「なんなのにゃ~、そのダサい前時代的服装は。そのリーゼントも邪魔なのにゃ~」

オトコの戦闘服をダサいとはなんだ! イカす格好だろうが」

「お前のセンスは知っているけどこの世界じゃにゃ~。まあ別にいいけどにゃ~」


 ちらりと抱えているワニパーカーのブロワーを見て視線を戻す。

 そう歩きながらじゃれていると前から鎧を来た人物が真っ直ぐ此方にやって来た。こちらがずれると修正して向かってくるので間違いではないだろう。


「おいナッツァーなんかしたのにゃ~。凄い勢いでこっちにくる鎧がいるのにゃ~」

「お前じゃあるまいしするかっ」

「その怪しすぎる風貌で言うのかにゃ~」

「ヤンキー=悪の風潮はやめろ」

「やあアラバスター、先ほどは助かったよ。ワニベロス君もありがとう」


 完璧に名指しされたのです俺の方だったようだ。ワニベロスはワニナノカを振り返事をしている。ワニベロスが警戒していないと言うことは鎧姿の知り合いと言えば鎧戦士リーダーくらい。


「熊竜ではお世話になったのにゃ~。あのときのリーダーでよかったのかにゃ~?」

「ああ、鎧を変えたので一目でわからなかったのか。それと私は君たちの呼び名を知っているが名を名乗ってなかったな。私はベスタミア・A・エレステバル。気軽にベスタと呼んでくれ」

「了解だにゃ~。ベスタミア」

「わかりましたベスタミアさん」

「ベスタと呼んでくれと言ったのだが」

「冗談だにゃ~」

「冗談です」


 詰め寄られて兜が当たりそうになったが、きちんと距離を見ていたようで鼻先数cmで止まった。兜の隙間から金色の虹彩が見える。


「おい、アラバスター。どういった関係なんだよ」

「ラノベ的展開ですにゃ~」

「なっ、そんなことで王族分家筋の貴族と知り合ったのかよ!」

「にゃ~?」


 王族分家筋のと言うのはわかる。直系血縁の王族から何かしらのことで分かたれたのだろう。政治しかり報奨しかり。本家の名前を名乗れなく、あの、えっと今でもリアルで残っていると言う都市伝説級の噂の血筋を残すため、濃くするためにと予備感覚的の分家と言うことなのか?

 俺は始めたばかりなのでわからないのは当たり前なのだが、ナッツァーがベスタを分家と判断したのは名前かららしい。この国では王族の血縁かつ王が記した血縁証明を持った家はミドルネームにAを入れているとのこと。あとかなり遠いし直系優先だけど一応王位を持つらしい。

 それ以外の貴族はミドルネームを持ってなく、庶子の場合だとなにもなく王族の血と言っても取り扱わないらしい。まあ国が滅んだとしても限定職業リミットジョブの【国王キング】になるには血縁関係ないから重用されてないんだろうな。簒奪しない限りは。


「そちらのブロワーはかなり知っているようだね。まあ隠してもいないし、歴史を調べると簡単に閲覧できる。帝国は誰が血を引いているかは隠しているようだけど」

「そうみたいだにゃ~。兄弟以外の分家的な血縁はいらないとかそんなんじゃないかにゃ~」

「まるで見てきたみたいな言い様だな。まあ、此方には関係ないからいいが。それより友人に悪戯するのはそろそろやめた方がいいのでは? かなり奇抜な……さらに奇抜な髪型になっているのだが」

「やっぱりバレるのにゃ~?」

「いや、そんなになっていたら誰でもわかるだろう」

「ん? ……なっ!? テメェ、漢の髪型になにしてんだ!」

「ここにわからないのが1人にゃ~」


 会ってから【姿写し】で蟷螂や蜘蛛、蜂などの節足動物のパーツをポンパドールに突き刺していて、いつ気づくか心の中で笑いながらしていたのだ。さすがに頭部3つ目は重いのか若干曲がって来ていたのでそろそろ気づくと思っていた。ベスタは視線が動いていたので気づいていたようで、さすがにモンスター以外だとバレる方が多いようだ。

エイジェンマ・フラグメント溢れ話




」]

|◎フ < 王族血縁について


王族系職業は領土内の血縁に作用する能力を持っているが、血が薄くなるほどにその効力も少なくなっていくためどの時点のどの程度の効力かで血の濃さが分かる。そして、その能力外になる他の理由として血縁からの追放がある。

庶子は勿論、王族の権威を笠に着ての犯罪を起こした人物に対して【追放】を行うとその者から先の血縁者全員能力の範囲外になる。この範囲外になった血縁者たちは一家全員が関わっていない場合【追放】された人物の処刑、流刑後、ミドルネームを名乗ることは許されているが、範囲外者なので表立ってはいないが鼻つまみ者とされる。彼らはほとんどの場合国から離れることが多い。

だが範囲内への再加入の方法もあり、直系の血を取り込むのは当たり前に、血族を表す証明書――虚偽は許されない――を現王から直々に渡され認められた場合復帰することができる。これの条件は王からの直接直筆とその血を1%でも持っているとできるので庶子以降の薄まった人でも受けることができる。まあ血が薄いので加入したところで恩恵も薄いのだから加入するとなっても最低曾孫世代まででそれ以降は誤差程度だろう。(庶子(100%)子供(50%)(25%)曾孫(12.5%)その下(6.25%~)


・各国の血縁対応


王国:大臣などからせっつかれて多妻しているのでちょっと子が多いから時々血が薄まった親類へ混ぜていたり、冒険者になったりしているのできちんと把握していないとやべえことになる。御三家とか言われる分家がある。

帝国:兄弟姉妹以外に与えることはせず、甥姪に対しても親が皇帝に就かないと事には恩恵は与えられない。優秀なら恩恵やるよ。

教国:ばら撒くわけねえだろバーカ! 教皇が一強でいいんだよ。あ、でも【聖女】には恩恵あげれるから教皇の代わりにがんばって。(意訳)

首長国:小国連中がちょっと頑張ってるけど領土的な割合でそんな強くないと言うか首長国になってるから範囲が狭いと言うか、とりあえず身内は強化しておこう。

公国:わかんない(脳死)

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