アクマツケルナク
めんどくさがった博士から『悪業性某』と『天善性某』のレクチャーを一通り学び、もうひとつのホムンクルスのあれこれを聞いている。
悪業性と天善性、まあこちらの悪魔と天使だが基本的な背景は神様が作ったと言うものらしい。それで悪魔は童子型の男の子で天使は童女型の女の子のようだがこれは形態の一つで成長すると様々な形態を持つようでこの変態機構は共通のものとのこと。それで違う所は悪魔は悪魔らしい性格で道具が巨大化、合体したような重機、メカメカしい物であるが天使は仮面天使みたいな性格で生物、植物などの有機物の進化態、合成獣の様相の物になっているとのこと。
ホムンクルスは自分で育てる人工生物らしく、育てる人によってその姿は千差万別になるようだ。
以上がこの世界召喚に値する物の説明である。最後に博士の召喚したもの、三種類全て召喚しているのでそれぞれ見せてもらったが肌の特徴以外はヒトと変わらなかった。
「さて、もう説明はしないぞ。どちらから行く」
「はいはいはい! 僕からやります!いいですかアラバスター?」
「先着何名様の懸賞じゃないんだから別にいいにゃ~」
「はい! じゃあやります!『魔召喚』」
床の魔方陣に光が走り、飽和した瞬間に光が形作る。
スキルや技文字で召喚するだけでも何かしらは出てくるようだが、キチンとした準備を行えば上位や召喚者に沿った物が出やすく契約が行えて好きに呼び出せるとのこと。そして、今回のワニベロス場合は魚類と爬虫類の肉塊が現れた。
「ふむ、ここまで形がハッキリしているホムンクルスは始めてだね。良ければこっちで微調整するが」
「お願いします!僕の技文字との相性が良さそうなのでその方向で調整してください」
「両手の彼らのようにだね。わかった」
「はい!」
「『召魔術式』にゃ~」
「早い早い、間髪入れずにするな!」
ワニベロスの話が終わった瞬間に即技文字を発動させた。なにか触媒が使えると言う俺の技文字だったので腰の仮面を設定して行ったら黒7白3くらいの割合の光が魔方陣に走った。ついでに名称が術式だからか中空にも魔方陣が現れ光っている。
中空の魔方陣が止まるとそこに床の光が吸い込まれ、そこを軸に形作られていく。
『オレを呼び出したのは貴様かぁぁぁぁぁ』
「おや大きかったにゃ~。上半身しか出てないのにゃ~」
『くはははは!! 貴様のような弱き者なぞとは契約なんぞ結ばんわ!!』
召喚されたものは巨大な『がしゃどくろ』、……いや『がしゃどくろ』は普通に巨大だな。アバラから頭頂までが俺縦二人分、つまり3m強くらいの黒く染まった骨のデカブツだった。
『さっそく貴様を殺して暴れぶっへ!?』
「邪魔なのにゃ~。契約しないならさっさと次の奴に変わるのにゃ~」
『貴様いきなり何をぶっへ!? 話している途中はぶっへ!? やめぶっへ!?』
「カタカタ五月蠅い骨だにゃ~。契約しないならさっさとどっか行くのにゃ~」
尊大な口調で喋っている間に【事前準備】、【姿写し】のコンビネーションですでに弾いていた風船ヨーヨーを三重強化でぶん殴った。なんかこいつ熊竜より弱そうだし数発ぶん殴っていれば大人しくなるだろうと古式電化復旧手段をする。
喋っている瞬間も殴られ、喋っていない瞬間も殴られを続けていたら巨大な骨が縮み始めて小6くらいのつり目の黒い男の子になった。見た目は小6男子だが目や耳、喉と間接が機械のソレとなっているので人間ではないとわかる。
「貴様! 人が喋っているときは黙っているのがマナーだろうが!」
「お前さん、ヒトを殺そうと言うのにうだうだ喋っている方が間抜けだとは思わなかったのかにゃ~?」
「弱い奴を弱いと言って何が悪い! ひぃっ!?お前その仮面は」
「なんだ、これがきになるのかにゃ~。ほーれほーれ」
近づける度にビクッと肩を震わせる悪魔。これの大元が何か知っている感じだ。
「な、なにも怖く無いぞ!そんな仮面なんかひぃっ!?」
「どうしよっかにゃ~? 契約してくれたらもう近づけないのににゃ~」
「そ、そんな脅しなんか効くか!」
「へーいへーい」
「やめろ近づけるな!」
小学生男児を虐めている様な、いや虐めているのだが小学生男児ではないから違法性はない。はたからみると男児虐めの様に見えているが悪魔なので問題はない!
「お前名前は」
「リヒャルド……って、ああっ!?」
「あちしはアラバスター・ザット・ワン。よろしくにゃ~」
「ああぁぁぁぁぁああ!!」
一瞬の隙を突いて契約を結んでやった。もうめんどくさいとかじゃなくこいつが面白いから契約を結んだので、これから色んな場所に行くための脚としていっぱい働いて貰う。
契約が終わったのでリヒャルドを送還してワニベロス達の元へ戻る。そして目の前が暗くなった。
「お前は何かしらを起こさないと気がすまない人間なのか?だったら今ここでその頭を卵みたいに割ってやる」
「いやー、大人げないにゃ~。わつすまだ50なのにカンスト勢が暴力を振るうなんて怖いヒトにゃ~」
「はっ、お前に言われたくはないな。私のホムンクルスに捕まれた瞬間にはもうスキルを準備してるんだからな」
「おやおややっぱりバレるにゃ~」
パンっと軽い音がして顔を捕んでいたハサミが緩み、地面に降りると自分に重ねた【姿写し】を解除してコルク銃をボックスに収納する。
「お前相当だな」
「そうでもないにゃ~。あっ、お礼と謝罪をしておくにゃ~。有用な物を得られたけど荒らしてごめんにゃ~。1つ貸しにしておくから何かわっちを使いたいならここに連絡してにゃ~」
名刺の様なものを渡すとワニベロスを連れて外へ出ると後ろから大声がしたが、金払ってないとかそんなことで怒ってないよね。ちょっとした未払いだから次会うときにはキチンと払うよ。
エイジェンマ・フラグメント溢れ話
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|◎フ < 『悪業性絡繰童子型魔導機構』と『天善性絡繰童女型使君機械』について
『悪業性絡繰童子型魔導機構』
髪から肌、歯、爪すべてが黒色系で染まっている小学高学年から中三くらいの男子の容姿(美形)。服装は各々自由。
機械式生体兵器であり第一形態の童子型でもブロワーの平均レベル100くらいならタイマンで圧勝できる。
形態数は本人、または本人と契約者の欲によって増えるが形態数と強さとは別である。
第二形態から重機や銃器などの様々な人工物などによって構成される姿へとなる。ぶっちゃけ恐竜以外にもなるダイナボット。
性格的には攻撃的で弱いやつには嘗めた態度でオラつく不良チック。インテリヤクザもいるよ。
『天善性絡繰童女型使君機械』
髪から肌、歯、爪すべてが白色系で色が抜けている中学生くらいの女子の容姿(美形)。服装は絵画でよくあるキトン一択。
動物型生体兵器であり第一形態の童女型でもブロワーの平均レベル100くらいなら1対2でも勝てる。
形態は本人、または本人と契約者の合理性によって増えるが形態数と強さとは別である。
第二形態からは主体となる童女型に既存動物、または幻想動物で構成される姿へとなる。ぶっちゃけG.E.のハンニバルみたいなアマテラスみたいな人型コアが露出している感じ。アレなんていう分類なの?
性格的には寛容で何かに対して憤るとこはないが、個別に有している地雷を踏みぬくと燃料気化爆弾並みに手が付けられなくなる。荒川河川敷在住シスターな性格もいる。
設定背景
現在の文明以前の超高度文明化した時代――本編では神代と呼ばれるくらい前の時に超天才が生み出した
というわけでもなく、高度AIが順次秒一万通りくらいの試行錯誤して生み出した神AIが生み出した生体兵器。生体と言っても限りなく人間に近い素材を使って3Dプリントした肉体で動いている。人間は反乱を恐れてリセットを画策したがすでにその判断は遅く、あれらの科学は魔法に近くなっていた。
てきな感じのやつで人間が世界滅亡イベントを故意に引き起こしたのに神AI側はすでに異空間ワープ的なものが出来てたので、無駄打ちな上に盛大なる自爆で世界がリセットされた大地に別のモノが降り立ってエイジェンマ・フラグメントの世界が創造されていった感じ。




