マツリユウスルコト
無人島開拓してたら予定していた投稿日に書きあがらなかった
あれから数日ダンジョンを探索していると蟷螂や猪、新規顔の蜥蜴に猿に大鬼にと遭遇してはレベルが足らず死に戻りを繰り返してレベルが40を越えた。技文字は四文字技まで使用出来るようになりサクサク探索が進んだが、今日の分のデスペナ逃れが更新しそうだったから自殺して牢屋に戻った。
「やあ、お帰り。今日も天辺手前で戻って来たんだな」
「……」
「なんだ、反応がないのは寂しいじゃないか」
「いや、なんだ……。最近はお前がダンジョンから帰って来た時に一言話しかけてくるNPCなんかじゃないかと思えてきたからにゃ~」
「俺も最近そう感じてきたな。ま、外で連絡が来たから数日中には俺いなくなるかも」
ダンジョンから帰還したら行われる恒例の、斜向かいさんの自称ルパンとの会話がなくなると本格的に待ち時間が暇になるな。
ダンジョンの探索によって増えたアイテムボックスの整理を行い、減ったアイテムの補給を行っていく。大半は回復や武具の破損なんかだが、自殺するときにストレージに入れなかった空にして提げていたアイテムボックスが消えることがあるので、消えてもいいと思っているものだが少しもにょる。
「よし、準備完了。時間も日付変わったし、さらば!」
「おう、行ってらー」
使っていた牢屋にに不要物を置いてダンジョンに突入使用とした際、送り出す言葉が近く感じたから振り向くと牢の前に草臥れた装備を纏ったブロワーが立っていた。
「お前出れんのかよ!」
「当たり前だろ? 俺泥棒なんだから牢屋くらい自由自在、朝飯前。あ、ここ行ってみるからまた会ったときよろしくー」
「わっしも出せよぉぉぉぉぉ」
ダンジョンの入り口は一方通行で入る瞬間だったので体がそのままダンジョンへ入っていってしまう。
「あっはっは、じゃあな~」
「くっそがぁぁぁぁぁぁ!!」
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[アテーシュ帝国:???ダンジョン 地下?階]
「あー……、あいついつでも出れたのか。って言っても無限回廊かからどう脱出するかが問題なんだけどな」
帝国のあのすごい騎士様は簡単に出入りしていたのだが、明らかに何かのスキルの影響で出入りしている様子だ。それがないから牢から出てもそこから先が無理なんだよな。
カチャカチャと手慣れた様子で宝箱を開けているアラバスターの後ろから鶏のモンスターが襲いかかってきた。
「あー、もうなんだよ。途中で止めたら強制的に失敗なんだぞこら」
宝箱を飛び越え後ろに回ると宝箱の蓋を開いた。その中から矢が放たれ鶏に当たると1、2回痙攣したあとに倒れた。
「麻痺矢のトラップか。まあ、中身取れるからいいか」
ダンジョンの宝箱トラップは古来からの通りに矢、ガス、爆発、騒音など様々であり、アラバスターはその類いは他ゲームで経験済みなのでスキルがなくても開けることが出来る。
「おっ、武器のお楽しみ袋だ」
以前貰ったランダムボックスはアイテムだけのものであり、ほかにも武器や防具、食料にスキルの巻物のものがこのダンジョンから出てきた。容量も様々で、今は特大の袋が1つと大中が3つ、小をいくつか持っている。空のアイテムボックスは他のアイテムボックスに入るから楽である。
「えーっと今回は、中か。中身はっと、風船ヨーヨーとコルク銃?」
中の癖に二つしか入ってないとかと思ったがかなりの有用の物だった。
[在りし日のヨーヨー]
STR+200~ 中距離
【弾性強化】
弾く度に弾性は失わず硬度を上昇させていく
止まるとリセットされる
【自動修復】
壊れても時間が経つことで修復される
【軌道操作】
繋がって居れば飛ばしたあと2度軌道を変化させる
[打ち落とせずコルク銃]
STR+170 長距離
【気絶弾】
確率で当たった相手を気絶させる
再装填10秒 消費MP20
【完全複製】
最大MPの50%消費で同じものを複製する
【空気弾】
砲身に詰めたものを打ち出す
プラスされるSTRは小さいがスキルが3個も付いた武器は初めてだ。今まで出てきたのはただの武器だったから手札が増えるのはありがたい。取り敢えずコルク銃を複製してオリジナルはアイテムボックスに収納しておく。
「銃は使ったことあるけどヨーヨーはこの大きさは使ったことないな」
とある格闘ゲームで人の胴体ほどあるヨーヨー使いのキャラを使用してたことがあるが、あれ投げずに超近距離で盾代わりにした方が強かったんだよな。ダメージ判定ないから。そして、超必殺技が地面に刺して回転しているヨーヨーに相手を叩きつける技だからヨーヨー使い(笑)って皆から呼ばれてたのが懐かしい。
バスバス弾いて特性を強化しながら探索を始めて早三時間。ちょっと広い場所に出た。その間に出てきたモンスターはコルク銃で気絶させてヨーヨーで殴って倒してたら今レベルが49に到達していた。
「さて、こう言うのは多分……」
「ギャオォォォォ!!」
何かしらの強制エンカウントになっている。今回はティラノサウルスに近い四足歩行の鳥? いや、変なやつ! 中途半端に進化するなよ。
「まず、コルク発射!」
パンッと軽い音がして空気抵抗を受けながら銃からコルクが飛んでいく。パコッと当たるが、明らかにノーダメージなのと軽い目眩程度のなのか頭を振ってからこちらを向いた。
「ギャオォォォォ!!」
「べらんめえ! なめんなよ、こちとらレベル50手前行ったんだぞ。そんじょそこらの鳥蜥蜴に簡単に轢かれてたまるかってんだ!」
アイテムボックスにコルク銃をしまいこみ、所持している中で中程の強さの剣を取り出して投げるが、その剣を簡単に避けた鳥蜥蜴が前足の短い翼を広げ飛びかかってくる。
「【波防】。【波打】」
前足の爪を二文字技を使って左腕の丸盾で防ぐ。瞬間に振動が鳥蜥蜴に跳ね返り、痺れて動きが止まったところに弾いていたヨーヨーを強化して叩きつける。【波】、つまり振動を強化する技文字の作用を限定する二文字技を使ったがこちらのHPが少し削れ、彼方は頭を揺らしているくらいしか見て取れない。
今のうちに距離を取りヨーヨーを弾くことを再開する。うまく弾き続けるためにちょっとそっちを意識しないといけないがコイツとは相性がいいかもしれない。
「ギャオォォォォ!!」
「うぉるぁっ! 【弾き】」
ふらつきを直した鳥蜥蜴は先ほどと同じように翼を広げて飛びかかってきた。だが先ほどとは違い学んだのか今度は軽く助走をつけて、飛びかかるのではなく完全に爪を突き刺すようにこちらに向けながらでだ。
今度はガードをするとこちらが吹き飛ばされそうなので道中覚えたスキルのため、改めて取り出した剣と盾で受け、無理やりスキルを発動させた。道中で拾った技能書で覚えた奴。ブロワーだとレベル10程度の性能だが、かなり使えるので得た技能書の中で必要な分は覚えた。
「【剣】、【剣戟】、【閃撃斬】」
弾かれて開いた体の状態で無防備になった所へ、返す剣で三重の強化を込めて喉を狙い切りつけると、羽毛を切り裂きその下の肉から血を噴出させる。さらにまだ強化が乗っている状態で二度切りつけてから下がると既に千鳥足になっていたので最後にかっこつけて右腕の盾と左手の剣尻を2、3度叩いてから弾いている状態のヨーヨーを鳥蜥蜴の顔面に狙いをつける。
「【波】、【波打】、【強波打】、【強波打撃】」
四重強化が乗ったヨーヨーが投げた通りに伸びていき、その顔面に当たった瞬間に鳥蜥蜴の首が直角に曲がりアイテムを落として消えて俺のレベルが1上がった。
よし、逃げなくても戦えるようになってるぞ。
エイジェンマ・フラグメント溢れ話
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|◎フ <ランダムボックスについて
ランダムボックスとはダンジョンの宝箱や稀にダンジョンの雑魚(ソシャゲガチャ並)や特定レベル以上(ソシャゲレアドロ並)のモンスターから得ることができる福袋。
種類はアイテム、武器、防具、武具、技能書、素材、ランダム。
大きさは特大(サンタ袋)、大中小、巾着。
巾着以外内容物の大きさは関係ないが、内容物が少ないほどレアなものが出る。(小の内容物は最低でも5個)
空けた後のランダムボックスはアイテムボックスに変化してランダムボックス時の大きさに準じて許容量が大きくなる。ランダムボックス時でもアイテムボックス内に収納はできないので配るときは箱や普通の袋に入れて運ぶしかないので、運搬中に盗賊などに襲われることもある。
アイテムボックスはドロップや宝箱などで出てくるものは袋状のみのため、ほかの形にするには錬金術師と道具師の両方持っている人に頼んで作ってもらうしかない。しかし、許容量は素材にするアイテムボックスの最大で固定されるが、それに合わせて同容量分のアイテムボックスが必要になってくるので集めるのが大変だったりする。加工した後は再加工できない。




