表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さらば愛しき人間界  作者: 倉根 敬
1/2

プロロ一グ

拝啓、愛しき人間界様へ

いかがお過ごしでしょうか。

そちらの人類様は益々のご健勝の事とお喜び申し上げあげます。


さて、わたくし浅見 優也【あさみ ゆうや】は、異世界召喚されてはや一年が経とうとしております。

初めて私がこの世界に来たあの日見た物の数々はとても印象深く事細かに覚えております。


これまで異世界もの、冒険ものの中でわたくしほど最悪の物語のスタートを飾った人物が他にいますでしょうか?

恐らく、わたくしが最初で最後のインパクトの大きな冒険物の主人公となるでしょう。

しょっぱなから最大の難関に出くわしてしまったわたくしはもう帰りたいとも思いました。


しかし、世の中捨てたものではありませんね、この世界でも心の温かい方々はいらっしゃいました、そのあと罪悪感となんともいえないもどかしさに襲われましたが……。

もしも、皆様がこの作品を読んでいたのであれば異世界召喚されたときの参考にしていただけると幸いです。

ちなみに私は未だ異世界にいたままですが……

とにかくわたくしは……ああもうわたくしとか言いにくいわ‼

キャラに似合わない一人称使うもんじゃないな。


とにかく俺が言いたいのはなんとか楽しくしてるってことだ、

オタク、引きこもり、無職の俺ですらやっていけてるんだ。

正直、めちゃくちゃ家に帰りたいと思ったし、召喚されたいなんて願うもんじゃないなんて何度も思った。

だって、あの状況は皆思うよ、同感してくれるはずさ、びっくりすることだらけだから、いろんな意味で!

話が長くなったな悪い、ここらで終わるとするか。



あとこれはアドバイスだがもしも異世界召喚されたときは最初にいう言葉は考えていた方がいいぞ、そのほうが前向きに物事に取り組めるはずだから。


え?俺は何て言ったか?

教えてやるよ、耳の穴かっぽじって聞けよ。



『あれ?なんかスースーするんだけど』




おい、そんな変な目で俺を見ないでくれ~。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ