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スノードロップ  作者: 白城縁
高校三年生 秋
53/372

藍さんの家にて 〜藍さんの逆襲〜

//////////


 翌朝、いつも通りの時間で目覚めた僕は、眠い目を擦りながら辺りを見回した。

「あっ、そうか……僕は昨日熱を出してしまって、藍さんの家に泊めてもらって、そして……」

 僕は昨日の事を思い出しながら言葉にしていると、勢いで藍さんにキスをしてしまった事を思い出した。一度目は事故とはいえその後は、完全に言い逃れの出来る状況では無かった。

 幸い昨日の時点では怒っている様子は無かった気がするが、思い出すだけで体中が熱くなってくる。

「ん? おや、もう起きていたのか、創君。随分と早起きなのだな」

 この時間に藍さんが起きている事にも驚いたが、シャワーでも浴びた後なのかバスローブに身を包んだ姿で僕に声を掛けて来た事に更に驚いてしまった。

「あわっ、あわわ。あ、藍さん……」

 藍さんのその姿を見て僕は慌てながら、先程よりも更に体中が熱くなるのを感じた。

「『あわわ』なんて本当に言う奴がいるんだな。私が知っている限り、キミで二人目だよ」

 藍さんは僕に近づきながら、懐かしむようにそう言ってきた。

「莱霧さんですか……一度実際に逢ってみたかったですね。凄く気になります」

 僕はそう言いながらも少しだけ、寂しくって表情を暗くした。

 「んっ!?」

 その表情に気が付いて気を遣ったのか。藍さんは僕にそっとキスをしてきた。

 あまりにも予想外の事だったので、僕は一瞬何が起こったのか分からなかった。僕の慌てている様子を微笑ましそうに見ながら、そのまま僕のおでこに自分のおでこを当てた。

「んーやっぱりまだ少し熱があるようだな……仕方ない病院に連れて行ってやるとするか。あぁ、それと因みにこれは昨日のお返しだ。まだ全然足りないがな……」

 藍さんは自分の唇に手を当てながらそう言うと、携帯を取り出し何処かへ連絡し始めた。

「……はふぅ」

 僕は何だか気が抜けてしまったので、よく分からない言葉を発しながらそにままソファに身を委ねた。

 電話をしながらその様子を見ていた藍さんは、終始僕の事を微笑ましく見守っているよだった……

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