藍さんの家にて 〜秘密の出来事〜
//////////
僕たちは抱き合ってしばらく経った後、お互い名残惜しそうに離れた。
「ふわぁー流石にこんな時間だと、お腹一杯でしたし眠くなってきました」
僕は大きな欠伸をしながら、そのままソファに寝転がった。
「全く。創君はしっかりしているのか、だらしないのか……」
藍さんは少し呆れたようにそう言ってきた。
「だって、あれだけ食べて、こんな時間だったら誰でも眠く……」
僕は気怠そうに時計を指差しながら、そのままうとうとし始めた。
「少しだけ、だからな……創君。仮にも先生の私が生徒を泊めるなんて……」
僕は既に半分以上夢の世界へ旅立っていたので、最後の方はほとんど聞き取れなかった。僕は聞き返す事もなく、そのまままどろみに身を委ねた。
//////////
どれくらい経っただろうか……
辺りはすっかりと真っ暗になっていた。僕は目を擦りながら時計に視線を向けた。
「あっやば。もう日付変わるじゃん。藍さんに送って貰わないと補導されちゃう」
僕は重い体をゆっくりと起こし、藍さんを探す為辺りを見回した。
すると、思いのほか近くで見つかった。藍さんも一緒になって眠っていたようだった。
「藍さん……大好きです……」
僕は眠っている藍さんの耳元でささやき、そっとおでこにキスをした。
正直バレたら絶対怒られると思ったけど、どうしても我慢ができなかった。
その後も藍さんの傍でずっと藍さんの寝顔を見ていた。そうしている内にいつの間にか、また僕も眠ってしまった。
目を覚ました藍さんに、一度目を覚ましたタイミングで何故起こさなかったと怒られたのは言うまでも無い。




