スーパーにて 〜少し調子に乗り過ぎた?〜
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車での移動だった事もあり、僕たちはあっという間にスーパーへと到着した。
「やっぱあっという間でしたね。折角車で来たんだしー沢山買っちゃおーかな。楽しみだなー」
僕は無邪気な子供のように、はしゃぎながらそう言った。
「はしゃぐのは構わないが、食べきれなくなると悪いから、そんなに沢山は買わないでくれよ?」
僕があまりにもはしゃいでいたせいか、藍さんは少し不安そうな表情をしている。
「大丈夫です、大丈夫です。今日はお祝いなんですから、ドーンとやっちゃいましょうー!」
僕は不安そうな表情をしている藍さんを気にせず、スーパーへと向かって駆け出した。
「はぁー全く。子供なのか、そうじゃないのかよく分からない奴だな……創君は」
呆れたような表情をしながら、藍さんは僕の後をついてきた。
僕はあーでもない、こーでもないと言いながら、どんどんカゴに食材を詰め込んでいった。見る見るうちにカゴは一杯になっていった。
「よしっこんなもんで良いかーさてさて腕が鳴るぞー」
僕は満足そうな表情をしながらレジに向かって歩き出した。
「こんなに買ってどうするつもりなんだい? 創君。それに所々高級食材と呼ばれるものも混ざっているし……」
藍さんは呆れているのか、心配しているのかどっちとも言えないような表情をしている。
「大丈夫ですよ。何故かは分からないですけど……今月からお小遣い増えてたんですよ。だから問題ないです」
僕は制服の内ポケットから財布を取り出しながらそう言った。
「いやいやそう言う意味ではない、っと言うかお金は私が出すから気にしないでくれ。流石に学生であるキミに出して貰うのは悪いからね」
少し慌てたように、藍さんは財布からカードを取り出してレジの人に渡した。
「うーん、でもこういう事しかお金使う事ないから、益々減らなくなってしまいますよ……」
僕は少し不満そうな表情をながら藍さんにそう言った。
「いいや、ここは私が出す。そのお金は別の事に使ってくれ」
有無を言わせない口調で藍さんはそう言ってきたので、僕は渋々払って貰う事にした。
正直な話、結構な金額になっていたが、特に慌てている様子もなく涼しい顔をしている藍さんを見て、やはり相当なお金持ちなんだなと僕は改めて思った。




