表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/89

03

 カズ・リレイクが謎の八人からの三年という地獄の日々を終え、『魔霊界』の弱者の世界にいた。そして、とある町にいた。GROにログインして気づいたことなのだが、ログアウトができなくなってきたことだ。ここでカズが考えたことはGROそのものが電脳上の世界なのか或いは何処か別の世界なのかという仮説になる。カズは推察した。だが、現在、カズができることはなにもない。できるとすれば、仲間を集めることだけ。そうしてカズは、まず、この世界のプレイヤーが集まる。クエストの掲示板を探した。そんなある時、妙に人だかりが出来ていたことに気づいた。そこに行ってみると、そこには


「おい、見ろよ!!」


「ああ・・・SSランク級のクエスト・・・だと?」


「マジかよ!!・・・こんな所に・・・こんなクエストが!!」


「あり得ない話だが・・・見ろ!!!・・・クリアの報酬が1000000G!!!!!!」


 周囲が喝采を上がるが


「バカな人たち」


「あんなの誰にもクリアできる代物じゃないのに・・・」


そんなことを言う二人組を見てカズは


「確かに無謀にも程がある。・・・だが、やってみる価値はあるだろ!!」


 カズはそう言うと二人は


「あんたってバカ?・・・」


「それとも・・・死にたいの?」


 そんなことを言われているけど


「悪い・・・俺は・・・ギャンブルの時は・・・手札がショボイ時は掛け金をレイズする主義でね。」


 そんなことを言うと二人は笑われてしまった。


「あ・・・あんたってバカだと・・・思ったら・・・面白いことを言うじゃない!!」


「ほんと!!」


 それを聞いてカズは面白いジョークを言えるバカだと認識されて少ししょんぼりしていた。


「だけど・・・やって後悔するのも・・・いいかも。」


 一人がそう言うとカズに近づき


「あたしはカルラ。こっちはあたしの友のヘレナ。よろしくね。」


「俺はカズ・リレイク。こちらこそよろしく。」


 そう言ってカズはカルラたちと握手をした。だが、掲示板を見ていたプレイヤーたちがその依頼内容を言うと


「何々・・・『竜王ティグロスの討伐』だって・・・」


 それを聞いてカズは


「(バカな!?・・・あり得ない・・・GROでは最強生物の一角の『竜王ティグロス』の討伐だと!?・・・無理だ・・・ここにいる奴らじゃ・・・あの竜王には勝てない!!・・・確実に!!・・・・・・いや・・・絶対に!!!!!!)」


 そう思ったとき、カズはカルラとヘレナを連れ、『竜王ティグロスの討伐』のクエストを受けた。その後、カルラとヘレナを宿に連れて行くとカズは二人にあることを教えた。


「まず、さっきのことはごめん。無理矢理君たちを巻き込んでしまってすまない。」


 カズは二人に頭を下げると、二人は動揺していたが


「どうして・・・あんたが・・・そんなことを?」


「訳を教えて・・・」


 カルラとヘレナが言うと、カズは


「そうだね。・・・じゃあまずは・・・さっきの依頼の生物は世界最強の生物の一角だ。そもそも・・・GROとは他のVR世界の頂点に君臨するゲームであり現実と一つにさせようとするシステム装置だ。」


「現実と一つにする装置・・・・・・」


「そして・・・『竜王ティグロス』は世界最強の生物・・・」


 二人は常識外れのことを言われて放心していたが、ハッと目が覚め、カズの話を聞いた。


「GROは世界そのものを変えることが出来る・・・ゲーム・・・世間はそう言ってるが実際はこの世界の虜囚にさせるゲームだ。・・・だが、それを止めるためにカーディナルシステムが生み出した最強生物たち・・・それが『八王』だ!!その一角が『竜王ティグロス』レベルは8500超えの化け物だ・・・」


「ま、マジ!?」


「勝てるわけない!!」


 カルラとヘレナは顔を引き攣らせながら腰が抜けていた。カズもうなされていた。


「だから・・・君たちは・・・俺の後ろで待機していて・・・終わるのを待っていてよ。」


 カズは二人を連れ、竜王ティグロスがいる住処に向かった。住処につくと、そこにいたのは、巨大な竜がいた。獰猛な一本牙といくつものの長く触手のような舌をした竜だ。カルラとヘレナはそれを見て


「す、凄い・・・威圧感を・・・・・・感じるだけど・・・」


「やばいよ・・・やばいよ・・・・・・無理・・・・・・勝てるわけない。」


 二人は完全に現実放棄をしていた。だが、カズは


「大丈夫。大丈夫。君らは俺が・・・守るからさ!!」


 そう言うと二人はドキッと顔が少し赤く染まると、カズは躊躇わずに竜王に突っ込んでいた。竜王ティグロスはカズがこちらに向かうのを見たのか口を開き、何本の触手のような舌は小さい光の球をだし、その球が集束していき一つの玉となってビームのように放った。そのビームは異常に速かった。皆、躱すに精一杯だった。カズはさっきのやつを見ていた。


「(今のが『竜王ティグロス』の『異次元レーザー』・・・あの破壊力とスピードは桁違いだな!!)」


 その間のカルラとヘレナは


「ひぃーー!なに!?・・・今の一撃・・・」


「ビームみたいだったけど・・・凄い・・・」


 カルラは驚愕していたがエレナは目をキラキラしていた。二人は竜王と戦うカズを見て、カルラは頭をかいていた


「どうせ・・・死ぬなら無様に死ぬより戦って死んだ方がましな気がする」


 カルラがそう言うとヘレナはコクッと頷いた。二人は竜王に挑み始めた。カズは竜王と戦っていると後ろからカルラとヘレナの援護が来た。三人は何処かの岩陰に隠れていると


「何で来たんだ?」


「お生憎様。あたしは守られ放しは癪なの!!」


 カルラが言うとヘレナも同じように頷いた。カズはそれを見て呆れていた。だが、竜王ティグロスは一本牙に光を集束していた。カズはそれを見て、カルラとヘレナを上から押さえた。その後、竜王ティグロスは何か斬撃を放った。それが土煙を上げた。その間にカズはさっきの一撃を確認した。


「(今のは『竜王ティグロス』の『異次元ブレード』!!・・・『異次元レーザー』と同じ破壊力とスピードか・・・)」


 そんなことを思っていると下から何か怒っている声が聞こえた。とりあえず、見てみるとそこには顔を少し真っ赤にして怒っているカルラとヘレナが


「いい加減に・・・離れなさい!!」


「この変態!!」


 怒鳴りながら、二人はカズの腹に猛烈な一撃を殴りつけた。だが、竜王ティグロスはカズたちのことなどお構いなしに『異次元レーザー』を放ってきた。それを躱すカズたち。だが、さっきの一撃でカルラは


「あの竜王め!!・・・」


「許さない!!」


 なにやら怒りに燃やしていた二人にカズは引け目を感じていた。だが、カズはすぐに目を鋭くして竜王の前に立つと


「俺はこんな所で負けるわけにはいかない!!」


 竜王ティグロスはなにかを感じ取ったのか。さらに、威圧感が増し、『異次元レーザー』を放とうとしていた。だが、カズ・リレイクは手に自分の秘めた精霊の一つを剣に具現化させ、剣を前にだし、光を集束させ始めた。それはまるで竜王ティグロスの『異次元レーザー』と同じように。互いに放つとぶつかり合い相殺したのだ。その間にカルラとヘレナは竜王ティグロスの足元を崩そうと動き始めた。竜王ティグロスはそんな二人を無視して目の前の敵だけを見ていた。倒しておかないといけない怪物をカズ・リレイクを・・・。カズ・リレイクは剣に光を集束させた。それはさっき竜王ティグロスがやった『異次元ブレード』と同じだった。竜王ティグロスはそれに気づき、反撃しようとしたが、ここで足元が崩れてしまい体勢を崩してしまった。これは竜王が無視したカルラとヘレナが足元を崩したのだ。竜王は足元に気を取られてしまい、カズがこれを機に竜王にトドメの『異次元ブレード』を放った。カズが放った『異次元ブレード』は竜王を真っ二つにした。そして、竜王はポリゴンとなって霧散した。それを見たカズ、カルラ、ヘレナは歓喜を上げた。


「やったの!!」


「うん。・・・そうだよ。きっと!!」


 カズはそんな二人を見て、安堵を吐いた。だが、その後、急にここに竜王ティグロスが現れたのだ。だが、竜王は何かを笛みたいなものを渡してきた。どうやらその笛は『覇者の笛』と書かれていた。そのアイテムはカズのアイテム欄に入った。そしたら、竜王ティグロスはこの場を去ったのだ。途端にカルラとヘレナがカズに近づき、襟元を掴んだ。


「ねえ・・・さっきのアイテムはどんなアイテムだったの?」


 そういうカルラに揺さぶられてカズは


「落ち着け!!・・・まずは・・・町に戻って・・・報告しないと!!!!」


 そう言うとカルラは落ち着き、町に戻った。町に戻ってみると、町の方からなにやらもの凄い集団がこっちに向かってきているのだ。カズたちの前に来ると


「カルラ様。ご無事でしたか?」


「ヘレナ様。よくぞご無事で!!」


 カルラやヘレナに心配する者や泣き始めた者もいた。その後


「どこの誰か知らないが助けて感謝する!!」


 お礼を言ってきた。カズは


「いやいいよ。元々、俺が連れ回したのが悪いんだ。心配させてしまい悪いと思っている。本当にごめん。」


 謝罪をしたのだ。


「それよりもさっさとクエスト報告をしないと」


 と言って町へ急いだ。それを見ていた彼らは


「あいつ・・・あの竜王と互角に戦える素質あるんじゃないのか?」


 カルラが皮肉なことを言うと


「まさか・・・でも・・・あいつについて行けばもっと凄いところにいけるかも知れない。」


 ヘレナは反対するかと思えば、これからのことを考えていた。それを見てカルラは


「あんたには勝てないは・・・あたし・・・」


 その後、カルラたちの方にカズがやってきて


「そういえば、報酬をどういう風に分ける?」


 などを言ってきて


「いらない。・・・しかし、あたしたち・・・『ブロイ・テイン』 総勢65名 がカズ・リレイク・・・あんたの仲間になるは!!」


「ずるいよ。・・・カルラ。あたしもなの。あたしの『インディアン・ブレイズ』 総勢70名 が貴方の仲間として共に頑張るわ!!」


 カズはそれを聞いて、


「俺の仲間になると強い奴らとやり合うことになるぞ。それでもいいのか?」


「「もちろん!!」」


 カズは彼らの目を見て


「分かった。改めて言うが俺はカズ・リレイクだ。これからもよろしくな。」


・・・・・・・「はっ。頭領!!」・・・・・・・


 皆がカズを頭領と呼ぶと、突如、周りが暗くなったのだ。そして、不思議な光に包まれると何処かに転送された。転送された場所は何処かの艦内にいた。突如、明かりがつくと、そこは超巨大な戦闘艦空挺の中にいたのだ。しばらくの間、この船を調べていると、どうやら、この船の名は『ウラシル』という名前らしい。艦内の整備がしっかりしていた。小型の戦闘艦空挺、空挺もあり、武器、日常に支障が出ない設備まで搭載されていた。ウラシルの中にカズたち以外に他の人がいなかったことだ。


「で?これからどうするの?」


 カルラは当面の予定をカズに聞くと


「一先ずは、仲間を集めていこうと思う。こんな所で燻てるともったいない奴らをな!!・・・カルラ・・・ここら辺で君みたいなギルドはあるかな?・・・それもここら辺では強いリーダーを率いるギルドを?」


 などをカルラに聞くと、そこからヘレナが


「ここから南にある町にあたしたちのような人たちなら三つか四つは知っているけど・・・」


 そう言うとカズはヘレナに


「そいつらの名前は?」


 名を聞くと


「一人目はダンストンの『ギガント・ロック』 総勢54名 でなかなかの実力者だね。・・・二人目はカインズの『ウォーター・プリズム』 総勢65名 南の町なら二番目に強い実力者ね。・・・・・・三人目はシズカの『テキサス・エレク』 総勢60名 あの町なら実力のある女傑。・・・四人目はベラの『ローズ・ガーデン』 総勢75名 あの町で一番目の実力者。・・・・・・といった人たちしか知らないけど・・・」


 ヘレナが言うと


「ちょっと待ってよ・・・それって南部の四強の人たちじゃない!!あいつらはあたしやヘレナとためをはれる所じゃん。・・・どうするのカズ?」


 カルラはこのまま町に行って、その四人に会いに行くのかを聞いた。


「その四人に会う前に食料の調達が必要だ。現実にログアウト出来るか分からないし・・・」


 カズが言った事にカルラたち全員首を傾げた。


「システム欄のログアウトの項目があるか?」


 カズにそう言われて皆、システム欄のログアウトの項目を探すと


「な、ない・・・ログアウトの項目がない!!」


 ヘレナが動揺しながら言うとカズは


「お前ら・・・前にみたときはログアウトの項目はあったはずだ。」


 カズがそう言うと全員コクッと頷いた。


「だが・・・今見たとおり・・・ログアウトの項目がない・・・これはどういうことか?っと皆思っているはずだ。」


 全員またコクッと頷いた。


「これには二つの仮説を考えた。一つは一度ログインしてGROを知り、自分に合わないという救済措置のログアウトで二度目は実力でログアウトを手繰り寄せるかという考えと・・・・・・もう一つは・・・これはあり得ない仮説だが現実世界とこの世界が一つになり始めているのかという仮説だ。」


 そう言うとカルラが


「つまり・・・あたしたちは・・・・・・この世界の虜囚ってわけ・・・」


 カルラが言った事にカズは頷くと、皆の顔が必死で真剣な顔をしていた。


「冗談じゃないは・・・この世界で一生を終えるのはやだ・・・!!・・・・・・絶対生き残って・・・現実に帰る!!!!!!」


 ヘレナが言うと皆、覚悟をした顔をしていた。カズはそれを見て


「分かったよ・・・お前たちの覚悟は・・・生き残って・・・必ず・・・現実に帰ろうぜ!!」




 カズがそう言った後、南の町に着くと


「よし・・・この船を隠さないといけないな・・・光学迷彩とステルスを使って待機をしていてくれ・・・町には俺とカルラとヘレナで行こう・・・」


 カズがそう皆に伝えると


・・・・・・・「了解です。頭領」・・・・・・・




 カズたちは町に入って、食料を買い足し、安物のレストランで食事を取っていた。食事を取っていると、周りや外が騒がしかった。そしたら、この店になにやら強そうな四人が入ってきて、カズたちに近づくと、カルラとヘレナが


「げぇ・・・ダンストンに・・・カインズ・・・」


「シズカと・・・・・・ベラまで・・・いったい・・・あたしたちに・・・何のよう?」


 カルラとヘレナはこっちに近づいているダンストンたちに文句っぽいことを言うと


「いやね・・・この町に貴方たちが来たって聞いたから・・・少し挨拶をと思ってねぇ・・・」


 シズカが言うと


「それに・・・貴方たちは・・・・・・その男の仲間になったと聞いたから・・・どんな男だと思ってね。」


 ベラが言うと


「いきなりで失礼だと思うが・・・君の実力を知りたくてね・・・・・・お相手してくるかな?」


 カインズが言うと


「俺たち四人とな!!」


 ダンストンが言ったがカズはこの町に、もの凄い強者のオーラを感じた。カズの様子が違うのに気づいた。


「どうしたの?・・・カズ?」


 カズはヘレナの言ったことに耳には届いていなかった。だが、カズは今まで以上に目を鋭くして魔力を全開にした。自分から押さえ込んでいる魔力を・・・。それを感じたカルラとヘレナやダンストンたちも何事だと反応をしていたら、店の入り口から


「おや?・・・町に入った途端にもの凄い魔力を感じたね・・・これが第一級特異危険視の魔力か・・・確かに人ならざる魔力量と純度だね・・・あーあ・・・恐い恐い・・・」


 声がした。全員、入り口の方を見ると一人の男が立っていた。カズはそいつを見て


「お、お前は・・・聖霊軍本部・・・大将・・・ブライト!!」


 それを聞いたカルラとヘレナはえっといった顔をしていた。カインズたちも同じような顔をしていた。カズはすぐに精霊を剣として具現化して戦闘態勢を取ったが、咄嗟にガードの体勢を取った。それは


「ふぅーん・・・なかなかのいい反応だね・・・」


 大将ブライトが蹴ってきたのだ。カズはその蹴りによって後方へとぶっ飛ばされた。それを見たカルラとヘレナだったが、二人も大将の攻撃に躱すに精一杯だった。


「いい反応だね・・・」


 大将がそう言うとカズも即座に剣で斬りつけてきた。剣で斬った傷は浅く、すぐに反撃に転じられてしまった。その反撃も躱すのに精一杯だった。その間、ダンストンたちは無視されて怒りに燃えていた。四人は顔を見合わせて頷き合い、大将に挑みに行った。


 カズとカルラとヘレナは大将ブライトとの戦っていると、大将ブライトは違和感を気づいた。


「(どういうことだ?・・・第一級特異危険視もそうだが、あの二人の女の動きが段々と良くなり、攻撃にもキレが増してきている。)」


 大将がそう思っていると、背後からダンストンとカインズが攻撃をしかけてきた。しかしそれをジャンプして躱す大将。だが、大将の周りには何か変なものがあった。それは花弁と水滴だった。これはシズカとベラの術による攻撃だった。大将は躱そうとしたら、花弁が一気に大将めがけて襲ってきた。大将ブライトは花弁を受けてしまい、その後の水滴に爆発も防げなかった。それを見ていたカズはチッと舌打ちをした。そして、爆発による煙が晴れると、大将は少し怪我した程度でほぼ無傷だった。


「(どういうことだ?さっきのもそうだが・・・攻撃に隙がなかったはずなのに・・・確かめてみるか・・・・・・)」


 大将は一瞬にして消えた。カズはすぐに


「皆、躱せ!!!!!!」


 そう言って全員は躱すがカズだけは大将の蹴りを受けてしまい後方へ飛ばされた。だが、この攻撃でカズは分かった。


「(分かったぜ・・・あの大将の能力が・・・・・・あいつの能力は『光』・・・それなら・・・さっきまでの動きと速度が・・・理解できる・・・・・・それならこれで・・・いける・・・かも知れない!!)」


 大将はカルラたちとやり合っていた。そしてついには、姿が霧散して、上空にいた。何かの構えをすると


「『八鎖の曲玉』」


 大将から一気に光の雨が降ってきた。




 その間にカズが自分のみに宿る精霊の一つを使おうとした。


「目覚めよ『シューケー』」


 その後、カズは大将の光の雨を全て受け止めた。だが、全てを受け止めたためにカルラたちがいるレストランに落ちてきた。落ちてきたものにカルラたちが近づくと、カズが倒れていた。だが、その後、カズの身体が急に蒼い炎で燃え始めて、その後、カズは無傷の状態で立っていた。大将ブライトは驚いてこそはいたがどうやってという顔をしていた。そしたら、カズが


「解せないという面持ちだな・・・いいだろ・・・教えてやる・・・・・・さっきのあれは俺の精霊の一つ『シューケー』の能力は・・・不死の能力だ・・・あらゆる攻撃にも耐えきることが出来る能力だ」


 それを聞いて大将は


「(あり得ない・・・不死の能力・・・・・・それじゃあ・・・奴は・・・まさに怪物・・・・・・待てよ・・・さっき奴は・・・(俺の精霊の一つ)・・・と言っていた・・・・・・ま、まさか!?)」


 大将はカズが言った事に気づいたようだ。


「気がついたようだな・・・そうだ・・・・・・俺に宿る精霊は72の精霊が宿っている。」


 それを聞いてたカルラたちが驚愕していた。だが、大将ブライトは追撃をしようとしたが、この場を去ることを決めた。


「(この場は引くしかない・・・だが、このことは本部と中央に報告だな)」


 大将ブライトは霧散して消え、この場を去ったようだ。それを確認にカズは気配を探ったが大将の気配はしなかった。だが、それはここにいる全員も分かったようだ。カズはすぐにカルラに仲間たちに迎えを越せることを命じた。それを見ていたダンストンたちはこの場を去ったようだ。




 大将ブライトとの死闘により三人は疲弊していて二日の休養を取っていた。


 二日後に、カズは町に戻り、情報収集をしていた。そしたら、カズの後ろから声をかけられた。振り返ってみると、そこにはダンストンたちがいた。皆それぞれのギルドを率いていた。そして、ダンストンを筆頭に


「俺たちはあんたの力を認めた・・・いや、あんたという存在を認めてしまった。」


「だから・・・我々は・・・あんたのために力を貸そうと思う。」


「私たちを君の仲間にしてくれないか?」


「カルラとヘレナでは危なっかしいので・・・どうかお願いを」


 と四人はカズの仲間になりたいといってきた。カズは四人の顔と目を見て


「いいだろう・・・ついてこい・・・・・・このカズ・リレイクについてきな!!」


 そう言ってカズは四人とそのギルドを引き連れて、ウラシルに転送すると、四人は少々驚いていた。だが、カズは部屋の案内をして、今後の予定を船の皆に伝えた。


「我々は強者と弱者の入り交じる世界へと行く・・・力と仲間が必要だ。俺の目的は『魔霊界』の頂点に君臨し世界を取ることだ!!・・・・・・我らは『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』という組織の名の下に動く・・・・・・行くぞ・・・・・・野郎ども!!!!!!」


 ウラシルは強者と弱者の入り交じる世界へ向けて出航した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ