solidarit/Y《団結》
……チーム、と言う言葉に疑問を抱いていた少年は怪しげな大人達の言葉に余り耳を傾けていなかった………。
【SURVIVOR】
少年…〈チームかぁ〜……〉
少年はチームと言う事がずっーと頭に引っかかり、前で話す大人達の言葉が耳にしっかり入っていなかった…。
《……では、以上だ!それぞれ先程言われた通りに集まってくれ‼︎》
少年は、号令を受けている事に全く気づいていない……
⁇⁇…〈おい‼︎…〉
少年は全然反応しない…
⁇⁇…〈おい!って‼︎…〉
その大きな声に少年はふと、驚いた表情で我にかえって相手の顔を見た。
少年…〈何だ…お前かぁ〜、一体なんなんだ?〉
少年は面倒くさそうな感じで返事をした…
⁇⁇…〈何だじゃねぇ〜し、お前全然話聞かねぇ〜のな‼︎…〉
少年は何の事か全然理解していない…
⁇⁇…〈まぁ〜良いや!…それより、やっぱり同じチームだったな‼︎…〉
少年はまるで分かっていたかの様な言い方で話してきた…
そして、2人が会話をしていると大人達から次の指示が出された…
『集まったな!では順番に各自先程言われた場所に向かってくれ…』
話の内容を全く聞いて無かった2人はお互いに歪み合っているところ女性に背後から呼びかけられた。
女の子…「ねぇー、あんた達仲が良い所悪いんだけど、いい加減にしなさいよ。」
少しムスッとした表情で女の子は言うと、二人は口を揃えて言葉を返した。
少年①②…「別に仲良くねぇーよ!てか、お前こそ誰なんだよ!」
女の子は呆れた顔で話した。