establishmen/T《施設》②
施設に入った2人……其処に待ち受けていた新しい出会いとは…………。
【SURVIVOR】
施設内に入ると、まず大男は少年に3つの約束事を守る様に持ち掛けた‼︎……
大男…〈ここで暮らす為にはお前に3つの約束を守ってもらう……出来るか?…〉
少年は頷きならが答えた…
少年…〈うん……大丈夫!…所で約束って⁇〉
少年は大男に約束事を聞き返した…すると、大男は少年の頭に手をゆっくり『ポンッ‼︎』と乗せ話し出した…
大男…〈良し‼︎…3つの約束は……〉
【 何が起きても……】
①…絶対に感情的になるな!
②…1人で行動するな!
③… ………………。
《施設にお集まりの皆さん…直ちに……に向かって下さい…。》
大男が3つ目を話そうとした瞬間、突如アナウンスが流れた……。
大男…〈ん⁈もう時間か……〉
すると、大男は3つ目を誤魔化す様に話すのを辞め、話を先に急いだ‼︎
大男…〈それじゃあ、後は1人でどうにかするんだ‼︎…俺が出来る事は一旦ここまでだ…〉
険しい表情で大男は少年にそう言うと黙りながら少年は頷いた…
『2人の別れ際』
大男が少年から離れ様とした瞬間、ふと大男は思い出したかの様に少年の方を向き話始めた……
大男…〈そうだ、お前には未だ俺の名前を語って無かったな!…俺の名前は、ウダ・シュナイザーだ!因みにおっさんじゃね〜、まだ28歳だ!
まぁ〜お前からしたらおっさんか⁈……
そして、此れから生きて行く為にはお前にも名前が必要だ!
…だけど、お前はあの時から記憶が無く自分の名前すら知らない!
…だから、俺がお前に名前を付けてやる‼︎
…今からお前の名前は…………〉
すると、少年は嬉しそうにウダに向かって感謝の言葉を言った…
少年…〈ありがとう、ウダさん‼︎…〉
ウダは、目をゆっくり閉じ微笑みを零しながら自分の名前と少年の名前を少年に言い残し施設を後にした……
1人になった少年はアナウンス通りに施設の一室に向かった…
少年…〈ここか……〉
少年がアナウンスで呼び出された部屋に着きその部屋に入ると…
そこには何人かの怪しげな服装の大人と軍人、そして沢山の子供達が集まっていた…
少年は嫌そうに、中に入って行くと急に後ろから引き止められる様に話掛けられた…
????…〈おい‼︎…そこのお前‼︎見ない顔だな…今日此処に来たのか?〉
行きなり話掛けられた事に少年は驚いたが、話しかけて来た相手も自分とそんなに歳が変わらない子供で安心したのか 無愛想ながらも答えた。
少年…〈まぁ…そんなとこ…〉
少年の無愛想な態度に話しかけて来た少年は上から目線で言葉を返した‼︎
????…〈おい、せっかく話しかけてやったのに無愛想な奴だな‼︎…〉
その言葉に少年は顔を引きずり黙り込んだ…
すると、話しかけて来た少年はその様子に気を使ったのか、不器用ながらも口調優しく話し出した。
⁇⁇…〈まぁ〜良いや!とりあえず、よろしくな‼︎…此れから同じチームになるかもしれねぇ〜からな!…〉
少年はそう言うとその場から立ち去った…
少年…〈同じ⁈チーム⁉︎…〉
少年は同じチームと言う言葉に疑問を抱いた………。
そう、このチームと言う言葉が後に生きて行く上で最も必要で、厳しく過酷な事を少年に気づかせるのであった……。