epilogue…wake/uP《目覚め》
某20XX年05月09日……
突然、ふと目が覚めた‼︎
辺りは薄暗く、目が慣れるまでには少し時間が必要だ!
手探りで体周辺を調べてみると、小さな箱の様な物がある
怪しげに箱を手に取るとそれが何かは明白だった。
⁇⁇…「なぜ、こんな所に…」
その箱を握り締め、不思議に思いつつも体を起こし、少しフラつきながら立ち上がる
段々目が慣れてきたのか周りが見え始めた
⁇⁇…「確か自分の部屋で寝ていたはず…」
が、其処には一つの机と設置トイレがあるだけだった。
⁇⁇…「監獄なのか……いや、何だ?」
目を疑ったが鉄格子がある訳でも無く、特別な造りの無い普通の部屋だった……
⁇⁇…「取り敢えず目が慣れた…」
、と呟くがはっきり見える訳じゃない
⁇⁇…「そうだ⁉︎」
思い出したかの様に手に握り締めていた箱を開けてみるとライターが入っていた
⁇⁇…「良し‼︎」
そのライターを手に取り火をつけると急に頭痛に襲われた‼︎
⁇⁇…「何だ、今のは……」
頭痛に襲われながらも昔の記憶を微かに思い出した
蘇る記憶…『2人の科学者』『タバコを吹かした1人の老人』
そして、さっきまでの不思議と思う違和感がハッキリと確信へと変わってしまう
⁇⁇…「俺は今はタバコを吸わ無いのに何故タバコの箱が落ちているんだ⁈」
そう、タバコは一週間以上も前に辞めていたのだった……
しかし、落ちていたタバコの銘柄は以前自分が吸っていたもので、同じ種類の銘柄を吸っている人物に一人だけ心当たりがあるが、
顔も名前も思い出せなかった……。