人生は博打よ 熱き魂を今ここに
クラス説明回その1です。
講堂には今沢山の人間が詰まってる。
1学年まるごと入っているからな。
内訳は王族3クラスで85人。
貴族7クラスで209人いる。
そして俺が所属する平民クラスが8クラスで240人。
全員集めると534人。
半分以上が王族、貴族様て訳か。
その内出来そうなのは…1割居れば良い方だな。
平民クラスは選ばれるだけあって強いやつが結構いるな。
人間観察をしていると司会進行役の先生が説明会の始まりを告げた。
最初の説明はと、あの体格は戦士しかないな。
「学生諸君、戦場で生死を分けるのは何か知っているか?それは…己の肉体だーッ!!」
なんて声なんだ!
痛む耳を押さえながら周りを見ると皆似たような感じだった。
「己を鍛えていたら魔法等必要ない、治癒も必要ない。
圧倒的な武力で叩き潰すのみ!」
何て脳筋な言葉なんだ。
「最強に成りたければ戦士になれ!」
そして彼は満足そうに帰って行った。
するとイケメン教師が現れ、
「戦士クラスが皆彼みたいだと思われると困るので補足します。
戦士は物理攻撃を得意とし物理防御も高いです。
その反面、魔法は大体の戦士クラスが不得意です。
中には魔法戦士や魔法騎士など両立したクラスもあって魔法関係が明るくなる代わり器用貧乏になりやすいです。」
そう答えたイケメンは魔法騎士ぽかった。両立出来てますて感じだけどな。
「戦士になったら先ずは武器を何にするか、次のクラスに繋げるため良く考えて選んでね。
例えば剣術スキル系を覚えたら剣士に成れるね。
そこから盾スキル、鎧スキル、馬術スキルを取ればソードナイトに。
と言っても同じ系統でも派生クラスが違ったり成れなかったりするから良く調べてからスキル取るといい。」
戦士からの派生は多そうだな。
クラスを増やし易い反面、失敗すると低レベルクラスがいっぱいに、なんて有り得る。
次はどのクラスかな?
魔女だな、あれは。
なら魔術士か?
「脳筋が何か言ってたようだけど、いくら鍛えても、魔術の前じゃ一発よ。良い?選ぶなら魔術士一択。
これしかないわ。」
この人もドヤ顔である。
「オホン、え~補足します。
魔術士は魔法攻撃力や魔法防御力に優れるものが多く、その代わりに物理系に弱いクラスです。
戦士と反対ですね。
属性攻撃に特化した ○○術士、付加術士、魔物を召喚する召喚術士等、バリエーションは様々じゃな。」
ふーん、どちらかに特化すると他に一緒に戦う人間がいるな。
ソロでやるなら戦士の方が生き残り易いかな。
そんな事を考えながら次のクラス説明を待つ。
別名Aパートエンド。続きはCMの後で(ウソです。)