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プロローグ 謎のしんにゅうしゃ

プロローグ最後となります。

次回から学園編。

「黄色の扉からまた一人、フウ―ッ、これで最後ですね。」

聖別の扉から出てきた最後の新入生を確認してやっと一息着いた新米教師のレイニー・ハルモアは今日の結果を考えていた。

(新米なのに先生の数が足らず一年生を受け持った時、どうしようて思ってたけど聖別がちゃんとみんな、無事に済んで良かった。

若干1名予定と違うエレメント保持者になったけど稀少エレメントの光属性だからラッキーと思っていようと。)

そんなふうにニヤニヤするレイニーだったがそんな姿を見て生徒達は少し引いていた。

そんな事に気付かず更に思考の海へとはまっていくレイニー。

(光が1人に火が8人、水が6人に風が7人、で土も7人、バランス良く属性が散ってパーティー編成に幅があってバッチリね。

後はこの後の初クラスの選定何だけどどのクラスに向いているか助言は出来ても勧誘はしてはいけないて決まりになっているし、みんなの中に治癒士になってくれる子何人いるかな?)

レイニーはクラス担任だが授業は治癒魔法、つまり治癒士を選択した子にしか授業が出来ない。

まぁ他にも薬の知識とかメイススキルとかも教えているのだがこちらはもっと狭まる授業だ。

さてレイニーの事はおいといて、聖別の儀式とは何かについてと、学校?何それ?と話が飛んで飛びまくって訳がわからないとなっている貴方に少しだけ学校についてお話しよう。

エレメント養成学校、正式名称「聖ネルフィ―ナ学園」は6大聖霊の光を司るネルフィ―ナの名を冠した学校でその名の通りネルフィ―ナを奉る神殿を母体とした学校である。

だからといって光属性の人間だらけという訳ではない。

同じ属性ではバランスが崩れるため、他の学校も含め6校とも全ての属性持ちが学んでいる。

まぁその内光と闇の属性は稀少属性で余りいないのだが。

その学校では聖霊のご加護によりエレメント能力を得、その能力を鍛える為に存在している。ここに通うのには条件がある。

一つは地位。王族や貴族は平民と違い自分は聖霊に選ばれた一族なのだと選民思想の考えにより無条件で入学する。

もちろん寄付金はバッチリするが、これは学校が実際にはそれほどエレメント能力の才能を持っていない彼等(中には才能持ちが若干いるが)に何とか強くする為の下駄を履かせる事に飛んでいく。

それだけじゃない、彼等は豪華な暮らしに慣れているため、それに合わせた施設、食事、教師を用意しなければいけない。

つまり寄付金は結局彼等の為に消えていくためあまり学校には利益はないのだが仕方がない。

逆らえば潰される。

いくらエレメント能力が高い者が揃う学校でも戦争になれば数が物をいう。

勝てるはずがない。

それにこの学校の一般の学生達の就職先こそ彼等の兵士が最も多く占めているのだ。

質も負ける可能性もある。

尚更楯突けないだろう。

じゃあ他の条件で入ってくる人はどんな人かと言うと、当たり前のように素質の高い者である。

素質は生まれてからなるべく直ぐに神殿に行って聖霊の洗礼を受ける事によって知る事が出来る。

何故なるべく早く行くのかと言う理由は生まれた時は無垢な魂の為に素質計の反応が最高に良いのだ。

エレメント才能で通常の人が1~100程度で才能があると認められるのは倍の200。

ちなみに今回のトップは素質値1000を超える1250。

つまりビリとトップの差は実に6倍強、圧倒的だ。

そんなふうに集められた人をどのエレメントに成るのか6大聖霊に決めてもらう、これが聖別の儀式である。

そして今最後の生徒が出てきた所という訳だ。

ちなみにレイニーはまだトリップ中である。

そんな時にある異変が起こり始める。

確かに最後の生徒が出てきたはずなのに扉が顕れたのだ。

しかもその扉の色がおかしい。

本来扉は単色でそれぞれの属性を表わす色をしている。

しかし表われる筈がなかったその扉は左半分が黒で右半分が赤の色をしているのだ。

生徒のざわめきにやっと思考の海から浮き上がったレイニーはその扉を見て驚愕する。

出る筈がない扉、それは侵入者がいた証、聖域に踏み入れる事が出来、更には聖別すら生き残る有り得ない存在、聖霊に祝福されしものだったのだろうか?

だが驚くのはそれだけじゃない。

色が2色なのだ。聖別の儀式にて最初からエレメントを二つもつ者は2聖霊に認められた証。

つまり強大なエレメント力を持つ事がわかる証拠である。

「ダブルエレメント…、英雄の再来…。ハッ、能力確認後に学園長に連絡しないと!」

呆けた意識を取り戻しやっと教師らしき動きを見せたレイニーだったが能力を確認した瞬間また思考が停止するとは思わなかった。

まさか能力も予想外とは…。

説明回ですみません。

この先もそうなる予感…

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