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Where is this?

作者: ひとぽん

「ここはどこだろう?」

思いついたのはその一文だけ。

そこからこんな風な物が出来てしまいました。

いわば「偶然の産物」です。

ここはどこだろう。

冷たい石の上に、僕は転がっていた。

昨日は、何の変哲もない自分の部屋のベッドで寝たはずなのに。

体がきしむように痛む。

……なぜ、こんなところにいるのだろう。


ひとまず、昨日あったことを思い出してみることにする。

とは言っても、僕にとっての"昨日"が本当に"昨日"なのかは、定かでないが。


―――思い出してはみたものの、変わったところは一切なかった。

平々凡々な日常そのものだ。

では、なぜここにいるのだろう。


もしかして、今までの日常は、ここで見ていた夢だったのだろうか。

突拍子もない考えだが、そうでも考えないとこの状況の説明がつかない。

仮にそうだとして、僕は今どんな状況におかれているのだろうか。

さらわれたのか?

罪を犯したのか?

いずれにせよ、あまり良い状況であるとは言い難い。

今の僕は何歳いくつなのだろう。顔を見るための鏡がないのでわからない。

両親はいるのだろか?

そもそも、"僕は僕なのか?"


いや、そんな哲学的な疑問よりも、まず。

ここはどこだろう。

冷たく殺風景な石と、僕だけが存在しているこの空間。

闇も光もない、この空間。

ここはどこだろう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 何か、ここから始まるお話がありそうで、すごく期待するような話ですね  主人公の不安が伝わってきました  なんだか、ここからどうなるのか楽しみになりました
2012/03/07 15:33 退会済み
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