エセ関西弁ってなーに?
『なんでやねん』『あかんやろ』……。文字で見ると特に違和感を感じさせない関西弁だが、実際にしゃべってみるとなると話は異なる。『エセ関西弁』とは、イントネーションが間違っていたり、同じ語句を多用しすぎていたり、使っている人がほとんどいない関西弁を使ってしまうなどの、間違った(最後のものに関してはある意味間違ってはいないが)関西弁のことである。これは個人の感想になるが、エセ関西弁を使われると、関西弁を馬鹿にされているような感じがしてイラっとくる。中には本気で関西弁をしゃべろうとしている人もいるかもしれないが、聞いている限りでは分からない。
そもそも、関西弁と一言に言っても、地域によって使われる言葉は違ってくる。分かりやすい例で言うと、大阪は『THE 関西弁』という感じで、京都は『お上品』というイメージというところだろうか。
また、近畿地方というと二府五県なのだが、一般的に関西というと二府四県になる。三重県が外れるのだ。三重県は関西というよりは、東海に近い。
地理の基本はこれくらいにして、本題の『エセ関西弁はどういうものか』ということについて語っていきたいと思う。エセ関西弁認定されるパターンは大きく分けて3つあり、それらを一つずつ詳しく見て行こうと思う。
1、イントネーションが間違っている
もともと、関西と関東ではアクセントのくる位置が違う。三文字の言葉が典型的だ。関西では(基本的に)アクセントが真ん中に来る。そして、そのアクセントの位置の違いがエセ関西弁を製造する。
一つ例を挙げよう。関西弁のキング的存在、『なんでやねん』。関西では『で』にアクセントが来るが、エセ関西弁は『や』にアクセントが来る。文字だけ見ると同じでも、アクセントの位置が違うと全く違う言葉に聞こえてしまう。
そして、関東のイントネーションで関西弁の言葉を話そうとすると、アクセントの位置が異なってくるため結果的にエセ関西弁になってしまうのである。
2、多用のしすぎ
まず、この文章を読んでみてほしい。
『昨日スーパーで、いっぱい買ってきたで! それで、ついでにデザートも買ったんやで! 値段も安かったから、めっちゃ得したんやで! あと、テストでも100点とったんやで! 全部解けたんやで!』
……しつこい。『で』が語尾に毎回ついている。少なくともこの文章を読んで気持ち悪くならなかった方は、関西弁を全く分かっていないということになる。
今回は極端になったが、エセ関西弁はけっこう同じ言葉を多用しているイメージがある。『あかん』も乱用は御法度である。
先ほどの文章を、自分なりに修正してみる。
『昨日スーパーで、いっぱい買って来たねん。それで、ついでにデザートも買ったんやけど、値段も安かったからめっちゃ得したわー。あと、テストでも100点取れたねん。全部解けたんやで!』
修正の仕方は人それぞれだと思うが、通常の文章と同じで、同じ語句の多用はあまり褒められるものではないのである。
3、そもそも使わない
これの代表例は、『~さかい』である。これはほかの二つと違い、確かに使う人もいる。そして、れっきとした関西弁だ。
しかし、人前で使えば高い確率で『エセ関西弁』認定されるのである。なぜか。それは、純度が高すぎて誰も使わないからである。
純度の高い関西弁の典型例は、某アニメのキャラが話す関西弁である。もはや関西弁ではなく『服部弁』だと言われているが、自分も全く持ってそう思う。
とりあえず、純度の高すぎる関西弁は却って誰にも使われないのだ・
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今回は『エセ関西弁』についての説明だった。あくまで個人が書いているだけなので全て正しいとは限らないかもしれない。しかし、エセ関西弁を嫌う人がいるのも事実。関西弁を真似して話そうと思う方は、十分注意してもらいたい。
最後の方で上から目線のような感じになってしまい誠に申し訳ございませんでした。
(ちなみに、筆者はリアルで『~さかい』と話している人に合ったことがあります)