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興味があるの

中学生編、ここからラブコメも進行させていきます

「えー改めまして皆様、この度はご入学誠におめでとうございます」


校長が壇上に立ち、はきはきと挨拶を始める。

周りには真面目に話を聞く人も居れば、こっそり友達と話そうとしてる人だったり居眠りしてる人もいる。


俺はとうとう中学校に入学した。

制服を着るなんて、それこそ前世での高校以来だから20年ぶり以上か。

改めて数字に表してみると歳月の進みを実感する。



「あれ?ミミいない」

「化粧してんのバレて速攻先生に呼び出し食らってたよ」

「先輩にめっちゃ怖いの居たんだけど……」

「先生どうだった?」

「うちのクラスの先生凄いお爺ちゃんだぜ!ほら髪長めの人右のほうに居たじゃん」


入学式の後、教室で軽い挨拶を終えればたちまち校門前に人が溢れる。

友人と話したり、写真を撮ったり……とにかく皆それぞれ忙しない様子だ。


そんな中いくつか俺の元に視線が集まる。

主に女子のものだ。


「ねぇ、あの人結構かっこよくない?」

「本当。すらっとしてて……何か、ホストみたい」


……顔を褒められるのはそこまで好きではない。

中学に入って顔つきが大人びてきてますます渉に似てきたと自覚している。

彼女らは純粋に褒めてくれるのは分かってる。分かってるが……


よりによって連想するのがホストて……随分といい観察眼を持っているようだ。

遊んでいるように見える癖っ毛のせいだろうか?


前髪の一部をつまんだ所で俺の肩がとんとんと叩かれる。


「高坂君、少しいい?」

「……氷室さん?」


背後に居たのは一応小学校からの同級生である氷室 恋(ひむろ れん)だった。

俺は彼女の行動に少し驚く。


一応、と付けたのは俺と氷室自体にほとんど面識が無いからだ。

同じクラスになったのは確か2回で、更に会話すらした事もほぼない。


が、彼女の事はそれなりに知っていた。

俺も大概だが、氷室は小学校内ではかなりの有名人だったのだ。


何と言ってもそのルックス。

美しい茶髪に少し灰がかった瞳。

若干日本人離れした風体だが、ハーフやクオーターではないらしい。


その見た目故に男女問わず様々な人間から話しかけられていたが……

「ごめんなさい。貴方に微塵も興味は無いの」


きっぱりと毎回氷室はそう言う。

その凛とした振る舞いは見ていて鮮やかと言う印象を抱いたが……


まあ小学生が言うセリフじゃないわな。


その言葉のインパクトもあってか、いい面でも悪い面でも氷室の名前は学校中に広まっていく。

大人っぽいと魅力に思う人も居れば不愛想だと蔑まれていたりもした。


俺はどちらにも入らず、ただそれを傍らで見ているだけだった。


色々語ったが、要は面識のない間柄って所だ。

従ってわざわざ声を掛けられる理由なんて……強いて言うなら落とし物とかか?

何にせよ、他愛のないものだろう。


そう思って

「いいよ、何かあった?」

と軽い気持ちで答える。


氷室は俺を指差して何時ものようにきっぱりと言った。


「貴方に興味があるの。良ければ二人っきりになれる場所へ行かない?」


「……え?」

これは告白ですね間違いない(棒読み)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 興味無いのに興味ある? はてさて何の告白やら(棒読み)
[一言] 後書きががが……w
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