聖戦開始
遅れて申し訳ございません。
2章開始です。
目の前に広がるのは、異様な光景。
宙は星々が輝き、辺り一面は黒のボーダーの入った青がほのかに光る。
だが、不思議と懐かしく感じた。
「んだよ……ここ……」
そして気付く。自分以外の存在達に。
その存在達が自分とそっくりな事に。
──────────聖戦の開始宣言から58秒065経過しました。
──────────前回優勝者は速やかに説明の開始をお願いします。
後ろにいたヤツの足元が光り出す。
ソイツは
「おっ、やっとか。はじめまして諸君。俺は前回の聖戦の優勝者の 連田 続 《れんだ つづく》だ。よろしく。───────よし……静かになったから説明をはじめるぞ………
まずココだが主催者曰く焼かれた宙
ッー平行世界を模した電脳空間だそうだ。
あぁ、時間については気にするな。ココの時間は進んでいるが他の世界は一秒たりとも動いてねぇよ。
んで、聖戦についてだが───まぁ殺し合いと言う名の一騎打ちだ。ココにいる全員でな。だが、ルールがある。
一つは【正々堂々】 ココで言う正々堂々は相手への試合前から攻撃の禁止だな。
二つは【死体蹴りの禁止】 コレについてだが、ココで死んだヤツは現実世界に戻る。記憶を無くしてな。そういうヤツに間接直接的な攻撃も含まれる。
最後に【優勝者は願いが叶える】ということ。
以上がルールだ。
対戦者はこちらで決める。決まり次第コッチで呼び出すから自由にしてて結構。」
「ふざけんな、こんな下らない殺し合いに巻き込みやがって」
そんな声がする。
(おお、言うヤツいるな)
「別にやりたくないんだったら自決しろ───それともなんだ……自決もできんのか?」
「チッッ」
「さて、雑談は終わり……
組み合わせが決まったぞ。」
そして聖戦第一回戦が始まる────
読んでいただきありがとうございます。
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