○エンディングフェイズ~PC1&PC2~
ジェイミーが手配してくれたヒーロー向けの病院、その一室にて。
GM:よっすんはガチ入院なうでいさみんは怪我の手当てして退院出来た感じかなあ?
日明:いえすガチ入院なうです。
勇己:怪我よりも侵食率急上昇の方が問題だったので、1,2日安静にしたら退院できてそう……かな?恐らく、リカルドさんとシズクちゃんに助けてもらった礼と謝罪をしてから、改めてよっすんのお見舞いに行ったりするんだと思います。
日明:じゃあいさみんがお見舞いにきたところで母っすんによっすんがめちゃくちゃ絡まれてるところから始めたらよさげだな()
勇己:お、こちらはそれでOKですぞ!
GM:んでは母っすんのほうよろしくお願いします。
日明:はいはい。ではではー……
――先の戦いから幾日か経過した後の事。一足先に退院した勇己がお見舞いに日明が入院している個室に向かい、ドアを開けたら……
日明:「やーだー!また半日近く息子に会えなくなるんだぞー!この母の悲しみをわかってもうちょっといさせてくれてもいいだろー!?!?」
とかのたまってよっすんに抱きついてるめっちゃ若い女性がおりました。()
勇己:「……!?」ドアを開けたところでびっくり静止。
リカルド:(たぶんちょっと前に霧島家の三男以下が来てた気もするんだろうなぁ)
日明:『その台詞何回目だよ』母「今日はまだ10回しか言ってない!!!!」『十分でしょうが!!!』尚日明の返しは《タッピング&オンエア》でお送りしております。
母「やだ!やだやだやだ!可愛い息子に会えなくなるとか!!昭彦(※日明の父)がいてくれるけどやっぱそれでも日明がいないの寂しいのだ母はー!!!!」『病院で!!騒ぐな!!!子供か貴女は!!!!』
というところでいさみんの視線に気づいて絶句。
勇己:「あ、ええと……邪魔しちゃったかな」
日明:母「……ん?おお!日明の友達か!?」ささっと離れて「いやあ恥ずかしいところを見せて申し訳ない!見舞いにきてくれてありがとう!うむ!!」といさみんの肩をがしっと掴みます。(
勇己:「わっ!? よ、よっすん……終夜君の家族の人です、か?」(母って言ってたけど、どう見ても若すぎる…!?)
日明:母「うむ、私が日明の母の終夜遙花だ。これでも40を越えたババア故、お手柔らかに頼むぞー?」とか言って背中をバンバン。
勇己:「い、いえ……ヒーローの駒走勇己です。こちらこそよろしくお願いしますっ」年齢に驚きつつ、ぺこぺこと。
日明:母「おお、君が勇己君か!そうかそうかー新しい後輩の顔が見れて嬉しいなあ~~」といさみんの頭をわしゃわしゃなでまして。
勇己:「え、あ、ええと……」照れて困惑している!
日明:『母さん帰れ!!今すぐ帰れ!!!!困ってるでしょうが!!!!すみません、ホントすみません、何か色々と驚かせてすみません……!!!』ベッドからよっすんはひたすら謝っている。
母「うむ、友達と積もる話もあるだろうし、寂しいが私はここで失礼しよう。母がいなくても寂しさに泣くんじゃないぞ!」『誰が泣くか!!!!!』母「では、お邪魔しましたー☆」
と言って《光芒の疾走》レベルの速さで杖をついて出ていきました。
勇己:「……行ってしまった」母性的な愛情を受けるのは久し振りでリアクションの取れなかったいさみんであった。
日明:『……いや、本当、すみません。うちの母が飛んだ失礼を…………』
勇己:「いや、元気だし綺麗だし、いいお母さんだと思うな……というわけで、お見舞いに来たよ」ベッド横の椅子に座り。
日明:『まあ、周りをたちまち明るくさせてしまうようなヒーローだと言われていたぐらいですからね……すみません、わざわざありがとうございます』
勇己:「いや、その……最後、重傷だったのに、助けて貰ったから……俺の方こそ、ありがとう。そしてゴメンっ!」頭をばっと下げて。
日明:『え、ええ!?何で謝るんですか!?』
勇己:「だってよっすん、血塗れでぶっ倒れてたのに、更に無理させちまったしさ……」
日明:『勇己さんが無事ならそれでいいんですよ。お礼は受け取りますけど謝罪はいりません』
普通に元気そうな様子だけどさっきからスマホ文章な上右腕は点滴打ってるしそも人工呼吸器取り付けてます。
勇己:声は元気そうだけど、エフェクトじゃないと会話できないような体調ってことよね……身体や医療機器を心配そうにチラリと見る。
日明:そそそ。
勇己:「む……そっか。わかった。よっすんがそう言うなら」と、顔を上げて。自分とよっすんの立場が逆でも同じ事するよな、と思ったので頭を上げました。
日明:『あれもいつものことです。だから気にしないでください。……数日後に手術があって、術後の経過が問題なければすぐに退院できますから。だからそんなに心配することじゃないですよ』と至って平然とした顔で言う。
勇己:「いつものこと、か……前から思ってたけど、よっすんのエフェクト、身体への反動が明らかにでかくないか? ブラム=ストーカーとかの能力者でそういう奴見たことあるけど、よっすん程ボロボロになるのは、見たこと無いっていうか…」
日明:『……これは、僕に感染したレネゲイドウィルスのそもそもの性質ですからね。仕方ないことなのです』
勇己:「エフェクトじゃなくて、レネゲイドの性質……?」
日明:『"対抗種"というレネゲイドウィルスの話を聞いたことはありませんか?』
勇己:「対抗種!?……ウワサ程度にだけど、そういうオーヴァードが居るってことは。それじゃ、よっすんがその、対抗種なのか…!」驚いて。
日明:こくりと頷きます。『対抗種はレネゲイドを殺すレネゲイド。僕が人命救助を他のヒーローに任せ、対ヴィランに集中するようにしているのはこれの為です。
ヴィランも人との境界線を越えただけで、オーヴァードであることに変わりはない。対抗種であれば致命的な一撃を与えることなど容易いですから。
……元はUGNのジャーム討伐部隊にいましたので、有効打を与える方法を思いつく方が得意なのもありますが。この方が他のヒーローにも、市民にも被害は及びにくいんです』
勇己:「……なるほど。でも、闘いばかり引き受けたら、今みたいに自分の身体がボロボロになるんだろ?」
日明:『……まあ、そうですね。対抗種が食らうのは敵だけではなく宿主もなので。どうやら、今回の戦いで完全に身体が限界にきたようです』と少し自分をあざ笑うように。
勇己:「……むぅ」少し黙って、唸って「~~っ! 何て言えばいいかなぁ! 俺としてはもっと身体を大切にして欲しいけど、リスクを承知で戦うことを選んだのは、よっすん本人なんだろうしさぁ」
頭をかきながら、纏まらない考えをそのまま吐き出す。
日明:『……勇己さんは優しい人ですね。僕なんかの友人にはもったいないぐらいです』
勇己:「そんな事言うなよ。よっすんは最高の友達だ」
点滴の刺さった腕の手の甲に、自分の掌を重ねて。
療養中なのもあるだろうが、日明の手は勇己のそれと比べるととても冷たい。
逆に言えば日明からしたら勇己の手はとても暖かく、まさしく太陽のような温もりのように感じただろうか。
『……本当に、優しいなあ。優しくて、まっすぐな人。僕は貴方が羨ましい』
ああ、本当に。彼程"ヒーロー"という言葉が相応しい人物はいないと日明は思った。
まっすぐそう言ってくれる勇己の姿は、自分にはとても眩しかった。
『僕のような悪魔の囁きに乗った愚かな子供では決して行くことのできない場所に貴方はいる。だからこそ……貴方が悩み、傷つくぐらいなら。僕がそれを背負いたい。
貴方だけじゃない。リカルドさんや霜月さん……僕の大事な人たちが苦しむぐらいなら、僕がいくらでも代わりになる。貴方たちに、ヴィランの返り血で染まった姿なんか似合いません』
勇己ににその眩しさを無くして欲しくないと願うのだが、日明に考えられるのはただ自分が汚れ役を負うことだけ。
しかし、それは勇己にとっては望ましくない答えだ。
「それは……ダメだ。俺の痛みや苦しみを背負おうとしてくれるのは嬉しいけど、よっすんは誰かの身代わりじゃないから」
『……勇己さん』
「背負うより、分かち合うんじゃダメか? 前に言ったろ?
俺はヒーローを助けるヒーローになりたいんだ。よっすんが俺を助けてくれるように、よっすんが辛い時は、俺が力になりたいんだよ」
乗せた手をきゅ、と握って。真っ直ぐに目を見て告げる。
その想いに偽りがあるとは考えられないし、そう言ってもらえるだけで日明はとても嬉しいと感じた、それは間違いない。
だが、一つの懸念が勇己のその主張を受け入れるに当たって障害となっていた。
『……でも、僕は対抗種ですから。もしかしたら傷つけてしまうかも。
貴方の気持ちを無為にしたくはない……でも、もし、取り返しのつかない傷を負わせてしまったら、と思うと……』
対抗種、それはレネゲイドを殺すレネゲイド。
……宿主でさえも逃げられぬ対オーヴァード用の毒の坩堝の中にいる自分が、本当に彼の力になれるのだろうか?
「(勇さんにあんなこと言った手前でこんな弱音吐いてる。ダメだな、僕)」
オケラの姿をした友人には独りで泣くなと言ったのに、勇己に対してはこんなことを言って怖くて手を握り返せない日明。
しかしそれなら自分から手を伸ばせば良いだけだと言うかのように、勇己は微笑んでこう返す。
「それが、よっすんの抱えて来た恐怖なんだな。聞けて良かったよ……なら尚更、側に居て元気付けてやりたいって感じだ」
『……すみません、何か、変に弱気になっちゃってますね。ごめんなさい』
「いいや。よっすんの辛いこと、一個分かち合えたから、いいじゃないか。大丈夫、とは言い切れないけど、もっとうまいレネゲイドとの付き合い方がきっとあるって」
――それは、第三者の視点では一見すると無責任に思える励ましだったかもしれない。
『……ホントに、貴方は、優しいなあ……』
だが日明にとってこれ程救いになる言葉はなく、思わず涙が零れそうになるぐらいの大きな言葉だった。
あの時、海に落ち行くところであった勇己を助けることができたという事実を誇りに思えると確信できる程に……
日明:『……あの時、本当に……貴方を、助けられて、よかった。また、母さんや、お爺ちゃんお婆ちゃんの時みたいに、黙って見てるしかできないのかって思って、怖かったから』
勇己:「そういうトラウマみたいなの、結構しんどいよな。実はさ、俺も……」と、幼馴染と事故と能力の話をしよう。
日明:『……貴方の方がよっぽど辛いじゃないですか!』 ハイパーおまいう発言。よっすんも自分の覚醒の経緯についてはそのまま説明したと思います。
尚、その経緯については次回第三話にて詳細が明らかになるのでここでは伏せておくものとします。
勇己:「いや、これはお互い比較できないんじゃないかな……ま、そんな感じで、俺たちは皆特別だけどどこか一緒なんだよ」静かに話しつつ。
日明:『何度も何度もその光景を見なきゃいけないなんて、苦しいですよ……僕だったら耐えられない』
勇己:「……苦しいけど、この力を人助けのために使うって決めてからは、だいぶ前向きになれたよ」はははと笑って。
日明:ぎゅ、と重ねてくれてるいさみんの手を空いてる手で握る。『……貴方は、本当に強い人ですね』
勇己:「結構しんどい話なんだけど、よっすんに聞いてもらうのは、なんか辛くなかったな……ははは」照れつつ。
日明:『僕もこんなに昔の話をしたのは初めてです。きっと同じ気持ちなんでしょうね……僕は、貴方のような強さはないけれど。貴方の描く夢の為に力になることならできる。
約束します。もう貴方の前では無理に強がったりしません。だから、勇己さんも辛い時は僕を頼ってください』
勇己:「……ああ。よっすんには、もっと側に居て欲しい。戦線復帰のために手術するって聞いたよ。無事に戻ってこれるように、応援してるから」
日明:『ええ、もちろん。絶対に帰ってきます。大丈夫です、僕はブラックドッグですから人工臓器との親和性は並のオーヴァード以上なのですぐに帰ってこれます』
いさみんを安心させたくてちょっとドヤ顔気味に。
『最期まで共に戦線に立っていたいですから。貴方が皆を護る盾になるなら、僕は貴方の障害となるもの全てを貫く矛として。
――だから、心配せず待っててください』
目に貯めた涙を拭い、強気な表情を見せる日明。
その姿に勇己は皆の代わりに手を汚すと言っていた時よりも、力強く真っ直ぐなものを感じた。
故に、彼はこう切り出す――。
「ああ、信じてるぞっ。そこまで言ってくれるなら、よっすん。俺の──
俺のサイドキックに、なってくれないか」
日明は少し目を丸くした。
サイドキック、即ち相棒。それとして自分を選んでくれたということ。
ほんの僅かに思考が固まるが、すぐに答えは出てきて。
『……もちろんですよ!』
そう強く答えた時の表情は、勇己が今まで見た中で一番の笑顔だった。
GM:リカルドさん、部下がなんか引き抜かれそうになってるんだけどいいのかな(
日明:安心してくれよっすんのことだからサイドキックとUGNチルドレンの二足草鞋ぐらい履いてみせるさ!!!(
勇己:いさみんはUGNのこと何も考えてないぞ!()UGNかつヒーロー、って立場の人が居る以上、アリなのかなぁとぼんやり思いつつ。
リカルド:え、所属の垣根を超えて活動って普通じゃないのこういうのって?
シズク:冷静になって考えるんだ。ヒーローとアイドルの二足の草鞋を履いてる奴がいるんだぞ!
GM:そうだな(そうだな)
勇己:「よしっ。……続けての面会だし、今日はこの辺にしとこうかな。暇だったら携帯で連絡取れるし」と約束を交わしてから、ゆっくり立ち上がり。
日明:『お恥ずかしい話ですが、あのタイミングで勇己さんがきてくださって非常に助かりました…………多分きてくれなかったらあのままあと3,4時間ぐらいは母が居座ってたので』
勇己:「あははは……」
日明:『色々とありがとうございました。何かあったらいつでも連絡してくださいね』
勇己:「ああ、わかった! 話ができて俺もすげー安心したから、またゆっくり見舞いにくるよ」ってな感じでこの日はお別れかな。
日明:いさみんが帰っていくならにこやかに見送るよー!
GM:ではいさみんが立ち上がった所で病室のドアをノックする音がします。
勇己:おっと?
オケラ獣人(GM):「日明さん、入院って聞いたからお見舞いにきたんだぞう」喜久水庵の紙袋を持ってやってきました。
日明:ちょっとよっすんの好物わかりつくしてるオケラちゃんマジ友達!!!!『勇さん!きてくれたんですか、わざわざありがとうございます……!』
勇己:「おっ、オケラさんだ!……それじゃ、ごゆっくり」挨拶して、入れ替わり退室、かな?
日明:『でも大丈夫でしたか?また誰かに石投げられたりしてませんか……?』この前を思い出し心配なよっすん。
オケラ獣人:「あのあとUGNの生活安全課の人が来て、その後はぱったり嫌がらせはなくなったんだぞう」
日明:『ああ、よかった……!』リカルドさん流石です。
オケラ獣人:「これ、おみやげなんだけど……」自分の紙袋を見、人工呼吸器がつながれているよっすんを見。「……冷凍で持つから、治ったら食べて欲しいんだぞう」
日明:『もちろんです!ありがとうございます、僕これ大好きなんです』
オケラ獣人:「……お、おもったよりも重傷っぽいんだぞう、いったいなにがあったんだぞう……?」
日明:『えーと、話せば長くなるのですが、まあその……』 そろそろここでフェードアウトしないといさみんの時間がヤバい気がするぞ!
GM:そうだね!多分説明してオケラちゃんにも説教されてシーンエンドとしましょう!
日明:せやな!!!




