○オープニングフェイズ~PC4~
GM:今度はシズクちゃんのみ登場可能なシーンです。
シズク:はーい(振る)5。侵蝕率30→35。
GM:ふつー。
シズク:至って普通。
――都内某所、ヒーロー課のラボ。
シズクはこの日、ドクターヒーロー・ナイチンゲールに呼び出されこの場を訪れていた。
GM:ナイチンゲールは大型の顕微鏡のような機械から顔を上げ、向き直る。
ナイチンゲール(GM):「忙しいってのに急な呼び出しすまなかったね。ときにアンタ、ディアボロス…春日恭二が暴走したってニュースを見たかい?」
GM:前のシーンの奴です。
シズク:「ええ。彼の侵蝕は高止まりしてましたっけ?」
ナイチンゲール:「いいや、低くは無いが、暴走の危険がある域ではなかったはずだよ」
シズク:「となると…外的な要因が考えられますね」
ナイチンゲール:「――実はね、ここのところヒーローの暴走事件が相次いでるのさ」そう言うと、ナイチンゲールは銃弾を机の上に置きます。
シズク:「これは…ディアボロスから摘出された銃弾、ですか?」
ナイチンゲール:「ああ、そうさね。傷は浅かったから気にしてなかったようだけど、これにはレネゲイド活性剤が仕込まれているのさ」
シズク:「……それって、まさか」
ナイチンゲール:「そのまさかさ。こないだのデビルズ・アライアンス事件で使われた薬と同じものだね」
シズク:「……!」ちょっと殺気が膨れるアイドル。
ナイチンゲール:「襲撃犯の正体は明らかになってない。だけど、手口からデビルズ・アライアンス事件と関係があると考えるのが自然さね」
シズク:「Dr.コバルト…!性懲りもなく…!」
ナイチンゲール:「この薬はバトルマシンの機構を利用して量産された……黒須真をジャーム化させたのも、この薬の元になった物だろうね」
シズク:「…その薬、アンチドラッグは作れますか?」
ナイチンゲール:「ある程度の量なら、ヒーローズクロスに仕込まれている薬品で中和できるさね」
シズク:「ですが、高止まりで引退していた真さんはともかく、まだ余裕があったディアボロスも発症しました。……つまり、銃弾一発にそれなりの量が入る、と?」
ナイチンゲール:「前の事件の時はガス状だったろう?それを圧縮して銃弾に仕込んだようだよ」
シズク:「成程……でも、銃弾一発でそこそこ高い程度のヒーローを暴走させられるとなると……マズくないですか?それこそ、このヒーロー社会に対する最悪のウイルスになるんじゃ」
ナイチンゲール:「ああ、マズい、とてもマズイさね。だからアンタを呼んだんだ。第二の黒須真を出さないために、この銃弾の出所を追ってほしいのさ。
ヒーローとしての実力もそうだが、アンタなら断らないと思ってねえ」
シズク:「……意地が悪いですね。それを言われると、断るなんてできっこない……まあ、断りませんよ。私はヒーローで、アイドルですから。そんなヤバい薬の出所を追う理由なんて、これだけあれば十分です」
ナイチンゲール:「うんうん、それでこそヒーローだ。それじゃあ、よろしく頼むよ。こちらは鎮静剤の調整を進めておくよ」
GM:こんな感じで何も無ければシーンエンドでございます。
シズク:「お願いします。…ヒーローの誇りが穢されることが、これ以上あってはならない」最後はちょっとゾっとする表情で呟いて、その表情のまま退席しまーす。
GM:おおこわいこわい、っておばあちゃんは笑ってそうですな




