12*夕食、そして英雄
また途中まで(゜∀。)
7/30かきおえた
夕食
「がぁっはっはっはっ!!!!!」
「それでそんなに傷だらけなのか」
あのあと、飽きたからカンパノさんに修行をつけてもらった、木刀と木剣を交えながら魔法の相談や剣術の相談をした
前世では中学の部活で卓球のラリーをしながら後輩と話してたから大丈夫だと思ったけど体全身でやるからちょっと難しかった
ちなみに前世では卓球の部員が同級生が俺合わせて三人で後輩が八人とゆうヤバイ状況だ、そして俺は運動神経がヤバイほど無かったから一番下だ
それはそれとしてカンパノさんに領地に知り合いを送ってくれることを約束してくれた
片方は魔法を片方は剣術が得意なふたごで獣人らしい
二人とも高齢ながら若い者にも負けない力の強さを誇っていて、テイマーと言う魔物を従える力を持っている
魔法を使える方は使い魔を所有している
違いはいつか会ったときに話してみろとのこと
そして二人は現代の英雄
その話は夕食後に話してくれるやったぜ
んでもって三人組はと言うとズタボロである
「飽きた」の一言で怒らせてしまった様で何度も襲ってきたのを今度は木刀で打ち返す
カンパノさんと話ながら剣を振っているときも襲いかかってきたので打ち返す
さらに怒って打ち返す
メイドさんがタオルを持ってきてくれたので汗を拭いてるときも襲ってきたところをカンパノさんにゲンコツされる
と、テンプレの貴族の方がまだ頭いいのではと思うような光景だった
俺に一つも当てられずに話し合いに入ってきて親父さんにワガママを言うとさらに返り討ちにされていたと父さんも苦笑していた
何でこんなワガママなんだろう…と
それはさておき着替えてカンパノさんと軽く、メイドさんが用意してくれたぬるま湯で汗を流し、リュックから服と下着を取り出して着替えて夕食
夕食はなんとビックリ、チーズinハンバーグ
ホワイトソースでとっても美味しかった
主食はパンだったがうちの領地に負けないふんわりパンだったのでおかわりを何度もしてしまったが
「成長期なんだからもっと食べなさい、カンパノとやってて疲れたろう、うちの子はそんなに食べないからねぇ」
三人組なんともったいない
こんな……モシャモシャ……おいしいのに…………!!
ー ー ー ー ー ー ー
「んでどんなヒトが来てくれるんですか?」
夕食後、カンパノさんの部屋に招かれて、英雄さんのことを聞く
「さっきも軽く言ったが、あの双子は英雄でな
男女で、男が兄だ
んで、英雄ってェのはこの国の英雄の弟子でもあるからだ」
「英雄の弟子?」
「かなり昔、アルビノの冒険者が王都に襲いかかってきたドラゴンを水晶と小さいドラゴンを従えて共に沈めてな
そのドラゴンを気まぐれに拾った奴隷の子供に与え、弟子にしてな、んで町の危機を救ったから当時の王は褒美として、一般奴隷や没落奴隷を解放したって話だ
弟子にした奴隷はその双子で、英雄がいなくなったあとも孤児園を廻り、町を守ってんだ
双子の有名な英雄伝だと、空に浮かぶ島に襲いかかってきたワイバーンの群を撃退したって話だ、下手したら国所か、隣国まで被害がおよぶ様な数だって話だ」
……転生転移の弟子かな?
「じゃあ兵士時代に知り合ったってことですか?」
「あぁ、知り合ったのは上級アードラー種の討伐に向かわされた時だった
部隊はボロボロで死人こそでなかったのが不幸中の幸いだ
けど戦えるやつもいなく、とにかく逃げようと思ったら二匹のドラゴンがそのアードラーを突進で落とした
そして間髪入れずに片方のドラゴンから降りたやつがアードラーを殴り、大地から氷がつき上がったと思ったら空中で握りしめるように固めた
今考えても何がなんだか」
アードラーとはこの世界での鷲だ
イーグル種、アードラー種など、他にも色々いるが今はおいておく
「空中でそのまんまになってるアードラーを無視して俺達の回復に専念してくれた
そして礼をしたいと言ったら何と言ったと思う?」
ぁえ?!あーうーん……
「腹が減ったとか?」
「ぶっがっはっはっはっ!!
ちょっと惜しいな!正解は「あれをやるから宿がある場所を教えろ」だ
ほかにもあるだろって思ったぜ!がっはっはっはっ!!」
そりゃ転生者(転移?)の弟子ならまぁまぁ無欲になるだろうな
そのあとも知ってる限りの英雄伝を教えてくれた
現在、双子は夫婦になっている
この世界での公認されてるきょうだい結婚は彼らが初である
んにしても異世界だからってきょうだい結婚とか漫画みたいなことあるんだな
オタクとしてはおいしいですわ