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10*はじめての対(獣)人相手(自己紹介)

錬金術は回復薬作り、ゴーレム関連、鉄類の純度をあげたり武器を作る事にも使う


そりゃこの一年間、師匠のところで簡単な回復薬を教えてもらって作ったり、家のボロボロな調理器具を直したりしていれば『B』にもなるわ


ゴーレムに関しては冒険者ギルドの書庫を漁った

書庫は家より多いだろう、なんせ冒険者ギルドは年々誰かしらは入るんだ、自分にあう魔法を使えなければならない

魔法の適正がある人はほぼ独学だろう、貴族となれば話は違うが貴族は今回みたく話が分からんヤツが多い、そんなやつほど戦闘経験がある冒険者にコテンパンにされる


……話を戻そう、ゴーレムの作り方には大きく二つある


一つ目、宝石や魔石、石ころ等を使って核にしたゴーレムで

これらの核には魔法陣を刻みにくく、失敗したらやり直しがほぼできない上に修復もしにくい、けれどもこの方法で作るゴーレムは、幅広い用途に活用でき、魔力の消費量が比較的少なくて済むので、様々な用途で使われる


二つ目、鉄屑等の金属の塊

金属の形や大きさを自由にできるので魔法陣が刻みやすく、何度失敗してもやり直しが簡単で修復もしやすい

だが単純な命令しかできず魔力の消費も大きいので、ほとんどが単純作業に使用したり、魔法陣に多くの事を刻んで特化型にする事が多い


……200年前、ゴーレムの作り方に新しい作り方が加えられた

二つの作り方の良いとこどりした作り方だ

だが残念なことにそれは上部の説明だけで作り方などは書いていなかった

分かるのは魔力の質が高い者が使えることで、国で扱えることが分かっている者(・・・・・・・)だけでも少い

ちなみに俺はまだつい最近完成させた

30体ほど


「あぁ、私のところもー……」

「そうだな、いい機会だしーー……」


俺は現実逃避をするために思考していた


父さんと例の貴族(エイダさん)の話し合いで、相手の屋敷に一泊することになった

本当だったら日帰りのはずだったが致し方ない


今は昼食を食べさせてもらってる

二人は俺の事と近日報告など

このおっさん二人(父さん達)は貴族無しにしても知人同士で、父さんが痩せていた頃は頻繁に手紙など送りあっていたそうだ

奥さんは実家に帰っているらしい、実家の母親が倒れて急いで帰った

急いだ理由は『母はわんぱくすぎて、倒れてもどっかいくんですよ』とゆう


……異世界の女性強すぎやしませんか?

そんなことない?

あ、そうですか、ないですか


なんか母さんに見られた気がするけど気にしない

さーて、俺はどうしようかな


「そう言えば、子供は?

3人くらいいたはずだけど」

「あぁ、それなら裏で稽古してるよ

今回みたく威張ったんじゃ家の恥だからね

今のうちに根性を叩き直してるんだよ」


バカなやつらだな


「みんなエイダさんの子供ですか?」

「あぁ、三つ子だよ

一番目がトラヴァ

二番目がアラヴァ

三番目がマラヴァ

私の父が名付けた名前だ」


ラヴァってなんだラヴァって

最初しか違わねぇのか


「珍しい名前ですね」


「あぁ、父が異国の言葉でラヴァは愛とゆう意味でもあるといってね、あとは家族の名前をもじったらしい」


まさかのLOVE()


「名前に似合わない行動でしたね」

「こらマルセル!」

「はっはっはっ!いいんだよ、私の不注意だからね」


おぉ、心が広いお方だ


「あ、父さん俺も稽古してきていい?」

「あぁ、そうだな、エイダ、大丈夫ならマルセルを参加させてくれないか?」

「もちろんです、どうぞどうぞ」


ながくなるからね!


「着替えてから参加していいですか?」

「あぁ、いいとも、すまないがマルセルくんを部屋まで案内してくれ」


近くの女性使用人に案内され、部屋に入り着替える

着替えたらまた案内してもらう


さてさて、|ぬいぐるみ熊さんリュック《なんちゃってソルセリーサーク》から動きやすい服を取り出して着替え、服はしまう

この中には水筒やポーション、調理器具などが入ってる

いつでも夜逃げ出来る状態だ(笑)

リュックを抱いて部屋でて、案内してもらう


裏庭につくと、三人が汗だくでヘトヘト

そして豪快に笑うおっさん

おっさんはよくみると尻尾があり、家やギルドで見たドラゴンに似ているが山で見るトカゲ魔物にも似ていた


「あの方は、元々この町の兵士長さんのカンパノさん

片目を悪くして引退なさったんですけれど、旦那様が子供の先生にと雇ったみたいです」

「へぇー」


眼帯はしてないけど確かに片目が少し曇ってる

あれでも強いんなら現役時代は相当だったのだろう


「あの、参加させてもらいたいんですが」


「お?僕は誰だ?

可愛らしいリュックなんて背負って」


おぉ!あなた様はこのリュックの素晴らしさを分かってくれるのか!!

家なんかじゃ誰も可愛いだなんて呼んでくれなかったんだぞ!!!


「はじめまして!マルセル・F・アーネルです!

父さん達の話し合いが終わるまで稽古に参加させてください!!」


胸を張って笑顔で言う

これなら好印象を持てるはずだ


「あ、お前今日の!」

「おう!またあったな!!」


ニッカリ笑って言ってやる

よくみると三人とも目の色が少しずつ違う

オレンジ色の濃~薄ってなってる


誰が誰だ?


「お前に名乗る名前などない!

さっさとでてけ!」


……。


「カンパノさん、手指導お願いします」


よし無視してやろう


「ほう!坊っちゃんを無視するたぁさすがF家!

なら掛かってこい!それから細かく指導してやる!」


Fってスゴいのか?

前世の某海賊漫画みたいな感じかな??


そんなことを考えながらリュックを木陰においてリュックから木刀を取り出す


「お?木剣じゃないのか、ここらで木刀って珍しいな、買って貰ったのか??」


「あ、いえいえこれは自作です、友達と遊べないときに作ってみたんです」


ちなみに魔力も込めてしかなり強いし、実験で付与魔法も入れた

さらにこれはメープルトレントと言われる植物系魔物の太い枝から切ったモノだ

普通のメープルの木のように樹液からではなく、小枝を薬草と共に茹でるとシロップが出来る


他にもハニートレントという蜂(又は魔物の蜂)と共に行動するトレントもいる


そろそろ折れそうだった枝だったから採取したしトレントは寝ていたし幸運だった



《魔物MEMO》3

メープルトレント

下級の植物系魔物

トレントの亜種

樹液は無いが甘い香りがするので枝を拾ってお香にするのが主流

専門の農家では枝や葉っぱを集めて様々な薬草と共に煮込むと普通のメープル(・・・・・・・)より美味しく貴重、高く取引されている

材木は少し値か高い

ーーー

《魔物MEMO》4

ハニートレント

下級の植物系(以下略)

主に普通の蜂と共にいる

花粉や蜜、巣をつけ魔力を与える代わりに天敵の魔物や動物を寄せ付けないようにする、又は攻撃するなど共存している

ハニートレントの材木はかなり貴重と言われているがトレントと同じ

むしろ蜂が凄い

魔物でもなく、普通の虫ではないので飼育するにもかなり根気がいる

こちらの蜂蜜がかなり高級品

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