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ゐ世界の日常は…。  作者: 月鬼しょん
2/2

終わりかと

どういう事だろう、僕はつい先ほどまでー

何故溺れてるのだろう…


「ごぼッ……」


息がっ、息が出来ない!!苦しい苦しい苦しい

何が上がれるものに捕まろうともがき出すが

空振りのまま、少なかれ辛うじてあった酸素も底を尽き水がどんどん口に鼻に、肺に入ってくる

その瞬間清龍の意識は途絶えたー

























……目が覚めるとそこは見慣れない木組みの天井だった、辺りを見渡すが今まで来たことの無いような場所

病院でも無いし、何処だろ。

もしかして誰かが助けてくれて置いてくれてるのかな


「はぁー、なんであの時トラックが来て追突しそうになった挙句反動で川に落ちたんだ」


全ては夜道を怖がって早く帰ろうとしたからだ

溺れてる時は思い出せないのに今は普通に思い出せた

まぁ、焦ったんだろ


???「起きたの?マヌケ顔」

清龍「は?え?…えと、どちら様で」


急な馴れ馴れしさに思わず戸惑いが隠せなかった


???「はああああ!?幼馴染の事忘れたの!?」

清龍「はああああ!?いつ幼馴染になったんだ!?」


これまた驚き桃の木、2人は真ん丸な目で見つめ合いながら叫ぶ

少しした後清龍は冷静になり


清龍「僕溺れてたんだけど、貴方が助けてくれたん?」

???「え、エルが山の秘密基地で寝てた所をニールが空魔法で浮かせながら家まで運んだの」

清龍「んん、ちょと待て、秘密基地?空魔法?エルって誰や…ニールはひょっとして貴方?」

ニール「当たり前じゃない、他に誰が居るのよ!

てか、セルはあんたの名前でしょっ!

それに空魔法はニールの得意魔法じゃん!

質問攻めで来ないでっ、返すの一苦労なんだから」

清龍「えー…」


どうやらこの桃色の少し白髪がチラチラと見える

美少女がニールちゃんと言うらしい

小柄でいかにもツンデレ要素だが巨乳dッ

いきなりニールに殴られた


ニール「ニールの胸見て変態ッ」

清龍「べべべ別に見てないしぃ?なんか付いてるから見てただけだし?」


ニールはきょとんとした顔で縮めていた身体を開き

「ごめんね、そうだったの?」と自分の胸上を払う仕草をして確認しながら僕の頬を撫でた

胸が高鳴り苦しい、女の子と触れたのは幼稚園以降

対抗が無くてほっぺが赤くなる


ま、でかい林檎が胸に2つ付いてるのを見ただけだ

僕は悪くない、、、、、、


めんどくさいのでとりあえず記憶喪失とやらに

なり装う


清龍「僕何も覚えてないんだ、セルって人はそんなに僕に似てるん?」

ニール「え…?そ、そうなんだ…って信じるわけないでしょっ、アンポンタン!セルはセル自身じゃん」

清龍「……、ごめんね、本当に思い出せない」


ニールは少し涙目になった、髪と同じ桃色の瞳は

なんだか絶望に満ちた曇り目だった

そんなにショックなのだろうか

セルと言う奴が羨ましい

ぐぬ…


清龍「とりあえず空魔法って何?」


1番気になったのはそこだ、異世界でもあるまいしそんなー

いきなり家に風が吹き込んだ、髪が乱れる

ニールの2つお下げ髪が左右にプラプラ踊ってる

だが、窓は開いてない


ニール「これが空魔法、空気を操るのが得意なの、

致命傷に至らない風しか吹けないし操れない」


少し悲しそうに眉を下げて両手を後ろで組み

もじもじと身体を揺らしている


驚いた、半信半疑だが魔法は信じたい

そういやニールの格好は見たことない服だし外はどうなってるんだろ

まるで異世界ファンタジー系の格好…

まさかな、、


ニール「な、なに、黙り込んで、てかずっと思ってたけどその格好はどうしたの?コスプレ?」

清龍「いや、普段着だけど…」


いつの間に仲良くなったのやら…

ぼっちの僕からしたらこんなに女の子と話すのは

何年ぶりか


清龍「とりあえず一旦外出ようよ」

ニール「え?なんで?」

清龍「何となく?」

ニール「夜は野生の魔獣がたまに降りてくるからあまり外に行かない方が身の安全よ」

清龍「ハハ。そりゃおっかない」


窓からは景色が見えない、真っ黒だ

ランプで照らしただけの部屋には電気が無かった





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