プロローグ
初めまして、ベルぜと申しますw
『ぜ』の字はわざとですw
「すいませんでしたっ!」
「は?」
目の前になぜか土下座している女性がいた。
「えっと……いったい何が……?」
「実をいうとですね……」
内容はこうだった。
・読書に夢中だった。
・管理を忘れていた。
・目を戻すとあら不思議、老衰で死ぬはずだった人間が、雷が落ちて、たまたま電信柱に当り、そしてさらに電信柱が折れて、たまたま居眠り運転をしていたトラックのおっさんの後ろに倒れて、おっさんがおもいっきりアクセル踏んで突っ込んできて死にましたとさ。でそれが俺だったとさ。チャンチャン。
「っておいっ!」
「すいませんでしたっ!」
「謝ってすむなら警察要らねえよっ!」
「僕、神様だから捕まえられないよ~?」
「やかましいわっ!」
すごくマイペースな神様だなおい。
「……で残りの用件は?」
「あれ?許してくれるの?」
「死んじまったんだろ?生き返らせてくれるのか?」
「もとの世界には無理ね……。でも、他の世界で生き返らせるとか、転生とかはできるよ……。」
「なん……だと……。」
ついついネタに走ってしまった。しかし、この神様、心のなかを除くとかしないのだろうか?……いや、読書をしてて管理忘れるレベルのどじっ娘だ。きっと、忘れてるか、できないかのどっちかに違いない。
「心は読めますよ~。あと、娘じゃありません。これでも、26140才ですっ!」
「地球が生まれたときからいるわけでもなさそうだな。でも20000年生きてるのにミスってw」
「ひどっ、バカにしてきたっ!」
「そもそもなんで心を最初から読まなかったんだ?」
「平然と無視された……。プライバシーの侵害だとかなんとか言われるからですよ~。」
「でも、おもいっきりさっき読んだよね。」
「しまったっ!」
やっぱりどじっ娘はどじっこだなぁ。」
「本心が漏れ出てるっ!」
「しまったっ!」
「とりあえず、転生はさせてくれるんだろ?」
「いいよ~。例えば君が好きなsライム転生みたいにスライムへの転生でも。」
「なんで知ってんだよっ!まあ、人間系だったらなんでもいいな……。」
「スライムは~?」
「しつけぇよっ!あ、できればイケメンよりは普通、普通よりイケメンって感じの顔にしてくれ。」
「わかった~。スキルはどうする?一覧あるけど。」
「思い付いたのでもいいか?」
「見なくてもいいの?」
「チートは自分で作りたいっ!」
「まあ、いいや。それでどんなスキル?」
「変換だ!」
「色々親さんに返すの?」
「うんうん、親孝行大切だもんね……って違うっ!返還じゃない、変換だ!変える方!例えば、筋力10MP10あるとして、このMP10を筋力の方に移動させてMP0筋力20にする、みたいな。」
「変なスキルだね……。まあいっか。そんなスキルはないからつくって君に渡すね。」
「よしっ!」
「ところで君のステータスは君が決めるかい?」
「その辺は頼むわ。」
「ならこんな感じでいいかな?」
名前:?
種族:? 男
職業:? Lv0
HP:300
MP:50
筋力:82
知力:397
俊敏:64
耐久:69
精神:186
通常スキル
刀術Lv0
異世界言語Lv0
HPMP自動回復(小)
固有スキル
変換Lv0
異界の鑑定眼Lv0
加護
異世界神の加護
「これでいいよ~」
「本当かい?」
「ステータスはチートじゃなくても問題はないしね。刀術とか異界のなんとかがある理由は?」
「刀術は君が剣道をやっていたから、異界のシリーズは転生特典だよ~。」
「貰えるもんは貰っておこう。」
「……頑張ってね……」
「ん?なんかいったか?」
「なんでもないよ~」
「ところでお前の名前は?」
「名前なんてないよ~。」
「じゃあ、アルテミス、とかどうだ?思い付くのがそれしかなくて悪いけど。」
「ううん、ありがとうっ!」
そういって、駄女神、いや、アルテミスはいった。
「行ってらっしゃいっ!」
駄女神、出てくるのはここだけかもしれないw