スーパーヒーロー
みんなが僕のマネをして周る
この青くくすんだ色の地球で
誰もが右ならえをしている自由
僕は有頂天にさえならずに
僕のことを君は知っているだろうか?
朝はシリアル 夜はベッドに直行の
それもこれも含めて憧れてるのかい?
所詮は 墜ちる 彗星さ
今は最高潮の気分を味わって
頭打ち知らずの人生だよ
悲しげなヒーローのストーリー
口にするつもりはないけれど それでも
墜落していく 衛星
重力からそれていく惑星
光を失う 恒星
一瞬の煌めく花火のように消えていく それは知ってる
朝から物憂い話でゴメンね
僕はそれは口で表せないほど絶頂さ
女性も男の子も僕に夢中
憂鬱も 涙も 悲しみでさえも どこかに消えた
病に伏したヒーローのストーリー
口にするべきじゃないなんて知ってるさ
どこかに落としてきた夢物語
いつか聞かせてあげなきゃと思ってるんだけど
いつか失われていくストーリー
それは無価値でも価値あるものでもないよ
誰もが一度は目にする光景さ
切なくて儚いほどに煌めいてるのさ ずっと
燃焼していく フレア
尽きていくだけの 酸素
枯渇していく 水源
今の幸せはどこかに消えて 一瞬のうちに
沈没する 帆船
消えていくだけの 幻
破裂していく 風船
僕らがいつか見たものも藻屑と消えるのさ
君たちの投げキスでさえも やがて届かなくなるんだろう