『一般人』三笠夕のその日常2
家に帰ってくると
「お兄ちゃんおかえり~」
と中学生くらいの女の子がおたまを持って迎えに来てくれた。
この子は『三笠香奈』。
俺の妹で今は中学2年。学校では美人としてちょっとした人気者らしい。
「母さんは?」
「まだだよ~。今日は遅いってさっき電話来た」
「そうか。じゃあ宿題してくるから夕飯できたら呼んでくれ」
というと香奈はおたまを持ってない手で敬礼しながら
「ラジャ~!」
といい鍋の前に戻った。
うちは母親、俺、妹で暮らしている。いわゆる母子家庭というやつだ。
父が2年前に他界して以来母は外資系企業に再就職してから時差の関係上0時以降に帰ってくることが多くなった。
自分は部屋にもどって学校の宿題をパパッと終わらせた。(数学?よく分からんから適当に解いてやったわ)
「さて宿題も終わって夕食まで時間あるしYSでもするか」
と独り言をいいながらPCを起動し、YSを開いた。
俺のキャラの名前は『シエラ』。金髪のエルフ(女)だ。
「・・・そういや日代と一緒にレベリングしてくれるって言ってたな…。せっかくだし手伝ってもらうか」
と思ってフレンドリストから日代のキャラ『太郎丸』(人間族の男)にメールを送った。
―――――例の事件まであと1時間
どうも蓮咲です。・・・特にいうこともないですね。強いていうならあんまオンゲしないんで同じ学校に同じオンゲしてる人いるんですかね?
※5/17に改稿しました。ゆうてなんも変わってません。