表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

過マンガン酸カリウムと召喚前

工科高校だと、共学なのに女子との関わりがねぇ……

俺の目の前に二人の紫に染まる白衣、いや紫衣?をきた男どもが立ちはだかる。


「おいおい、ココでやる気かよ?」


ココは実習室、様々な薬品が置かれた部屋だ。机の上には滴定のための器具や薬品が置かれていた。


「おう、テメェを一秒でも早くぶっ倒してぇからなぁ!」


奴らの片割れは、俺に向かって大振りのテレフォンパンチを繰り出してきたが、そんな雑な攻撃、……インドアな俺には当たる。


「どむっ!」


さらに、もう一人が腹部に爪先を捻り込んできた。


「ぐふっ!」


地に崩れ落ちるところを、顔面にアッパーが食らわせられる。


「ざくっ!ってどんな攻撃食らったらざくっ!っていうん、げるぐぐっ!」


ツッコんでる途中に二人から回し蹴りを顔面に食らう。


「「いや、げるぐぐっ!って何だよ!?」」


…………俺に聞くな、俺も解らん。


「って攻撃が止まってるぜ、バカ共がっ!!」


二人の間を抜け、机の上の容器を手に取る。


「なっ、しまっ……って、ちょいちょい、ソレ(……)はっ!?」


奴らが怯えるのも無理はない。


手に取った容器に入った薬品の名は……


「食らえっ、過マンガン酸カリウム!」


説明しよう!

過マンガン酸カリウムとは……紫色の薬品?


「「過マンガン酸カリウムとは、化学式 KMnO₄ の無機化合物で、カリウムイオン と過マンガン酸イオン より構成される過マンガン酸塩の一種であり、今回行う酸化還元滴定に用いる薬品の1つで、手や服にかかると紫色に染まって当分落ちない薬品っ!!」」


「…………お、おおう。皆さん詳しいっすね」


「授業で習ったし、俺達の白衣が紫色になっているのもその薬品、いや薬品は悪くねぇ、俺達の近くに来た途端にズッコケて薬品かけてきた、テメェのせいじゃボケェ!!」


「………………なんか、ゴメン」


「なんかゴメン、で済まされるかぁ~~!!」


「ドカッ、ドドンッ、カッカッカッ、ドンッ、ふ、フルコン、ボだぜ」


「「まだ、ボケれるのかよ!?」」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ