好きすぎて・・・
「というわけで、3組の出し物は『喫茶店』に決まりました」
文化祭まであと1ヶ月切る頃、結局うちのクラスでは無難なところで喫茶店になった
「喫茶店かぁ…」
「裕吾は不満なの?」
雪未が聞いてきた
「いや、不満じゃないんだけど…中学で喫茶店やったからなぁ」
「うん。でも、高校の文化祭なら中学より楽しめると思うよ」
「………そうだな」
文化祭は誰もが楽しみにしているイベントだ
同じ物でも違うかもしれないな…
そして…
「なんでメイド喫茶じゃないんですかぁぁぁぁぁ!!!」
担任の大宮に必死に抗議している小月がいた。
「お前な…メイド喫茶なんて面倒だろうが」
「面倒だからこそ、見られる絶景があるんでしょうが!!」
「というか、それセクハラだろうが」
「違います!セクハラじゃなくて褒め言葉です!!」
よほどメイド喫茶がやりたいのか、必死だ
すると
「なぁ皆!!普通の喫茶店とメイド喫茶。どっちがいいんだ?」
皆に向けて訴えかけてきた
「てか、小月。どっちにしても女子はウエイトレスの格好するんじゃ…」
「俺はメイド服がいいんじゃ!!」
「そこはこだわりあんのか…(汗)」
「それじゃあ決を採ろう!!メイド喫茶に賛成の人!!手を挙げてくれ!!」
死~~~~~ん……………
……………
……………
すべての音が死滅した。
………はい、終了ぉ~~~
「なぜだ!!なんでなんだ!?」
机に戻った小月が叫んでいた
「別にいいじゃない、私達は結局コスプレするんだから」
「それじゃあ!!黒磯がメイド服を着……」
「ないよ(笑)」
「ですよね~(泣)」
「それでは、次はクラスでの実行委員を決めたいと思います」
クラス委員長の船橋さんはそう言ってきた
「このクラスから男女2人ずつ選出するので、皆さんで決めてください」
実行委員か…
「おい、小岩。お前やらないのか?」
「はぁ?」
後ろの席の小月が聞いてきた
「やった方がお得だと思うぜ?」
「なにがお得だよ、面倒な仕事押しつけられるだけじゃん」
「甘いなぁ小岩。よく考えろ」
すると小月は俺に耳を寄せて
「城崎っちゃんと組んだら、いつも一緒だぞ」
「俺がやります!!」
「私もやります!!」
結局、俺達は実行委員を引き受けることになった
~~~~~~~~~~~
放課後…
ドンッ!!
「それじゃあ早速喫茶店の予算組み合わせをやってくれ」
「………多っ!!」
大宮から渡されたのは、大量の資料だった。
「この資料を見て、どのくらい掛かるか調べるのがお前らの仕事だ」
「よいしょ…っとと…」
「裕吾。大丈夫?重くない?」
「大丈夫だよ。にしても、初っ端からこんな仕事とは…」
「そうだね。でも裕吾はなんで実行委員立候補したの?」
「え!?あー…いや、たまにはやるのもいいかなと…」
雪未といちゃいちゃ出来るからとは言えねぇ…
「そ、そういう雪未はどうして立候補したんだ?」
「あ、それはね…///」
「それは…?」
「ゆ、裕吾と一緒にいちゃいちゃ出来る…から/////」
「っ……………///」
雪未のヤツ…素直すぎる!!何か隠してた俺がバカみたいだ
「そ、そうか…///」
「う、うん///」
この後、作業をする化学室に着くまでも間、俺も雪未も顔を赤くしたままだった
~~~~~~~~~~~
ガラガラ…
「失礼しまーす。」
「おぉ、来たかね」
亀岡先生が準備室から出てきた
「すいません、作業するのに化学室貸してもらって…」
「いいよいいよ。それじゃあコーヒー用意するね」
亀岡先生はなぜかコーヒーの用意をし始めた
「そんな気遣わなくてもいいですよ」
「気にするな………おや、今回は違う娘なんだね」
「え?……………あ…」
そういえば前に尾久と一緒にここに来たんだった
「君とあの娘と付き合………」
「あーーー!!すいません!!俺達作業しますね!!」
「ふぇ!?」
俺はごまかすように作業を始めた
尾久と一緒にいましたなんて聞かれたらとんでもないことになりそうだ(汗)
「裕吾どうしたの?急に…」
「気にするな、若気の至りだ」
「……………?」
ふぅ…危ない危ない…
「それにしても、すごい量だな」
「これ1日で出来るかなぁ」
目の前に置かれた大量の資料にため息が出る。
ここから調べるのは時間が掛かって仕方ないだろう
「じゃ、始めるか」
「うん…」
本当なら、雪未といちゃいちゃするつもり…いや、するのだが、俺は諦めて仕事をすることになった。
~~~~~~~~~~~
カリカリカリカリ…
「雪未、今何時だっけ?」
「えっと…うわ、もう7時だよ」
「マジかぁ…」
作業に集中している内に時刻はもう夜7時、下校時間をとっくに過ぎていた
「あともう少しなんだけどなぁ…」
亀岡先生は帰ってしまい、化学室に2人きりになっていた
「ちょっと休憩するか」
「う、うん…」
「?」
あれ?なんか雪未の様子が変だ
「どうした?疲れたのか?」
「あ…そうじゃなくて…///」
「ん…喉でも渇いたのか?何か下の自販で買ってこようか?」
「あ…えと」
俺は喉が渇いてると思って化学室を出ようとした時
ぎゅっ!!
「!?」
いきなり後ろから抱きつかれた
「ゆ、雪未…?///」
「ゆ、裕吾こっち向いて…///」
言われるまま振り向くと
ちゅっ!!
「ぅむっ!………」
「んっ………ぅん…ちゅ、ちゅ…」
「ちょ…雪未…」
「ん………ぷはっ…」
「ゆ、雪未…急に…///」
「ごめんなさい…でも、我慢できなくて…/////」
「我慢?」
「私ね、前に裕吾とキスした時からキスがしたくてたまらないの…///」
「……………」
「でも、真剣に仕事してる裕吾見てたら、キスしにくて…ごめんなさい…」
「なんで謝るの?」
「ふぇ?」
「俺も…前にキスした時から雪未とキスしたかった。だから俺も一緒…」
「裕吾ぉ…キスしたいよぉ…/////」
「あぁ…」
ぎゅっ…
俺は雪未を包み込むように抱きしめた
華奢な身体が緊張して硬直する
「雪未…好きだ。好きすぎておかしくなりそうな位、好きだ///」
「私も…裕吾が世界で一番大好き…///」
お互いに頬を染めて、好きを連呼する
ちゅ…
「ん…///」
俺は彼女の頬と耳、そして首筋にキスをする
ちゅ…ちゅ…
「裕吾ぉ…跡付いちゃう…///」
俺は構わず、キスをする。
「雪未、今度は唇にしてあげようか?」
「ん…いいよ…///」
ちゅっ…
「ん……くちゅ………ん…」
「ぅん……くちゅ、はぁ………」
今度のキスはお互いに舌を入れて、抱きしめあう
「くちゅ…はぁ……はぁ……」
「ん…くちゅ…ぷはぁ………」
キスをし終えて雪未の顔を見た
「裕吾ぉ…キスってやっぱり気持ちいいね…///」
とろんとした目を向ける雪未も可愛い
「好きだよ、雪未」
「私も…///」
~~~~~~~~~~~
1時間後
ガチャ…
「よし、じゃあ帰るか」
「うん!」
その後、俺達は作業しつつ、キスをし合って、どうにか作業を終わらせることが出来た
「涼しいな」
外に出ると夏が終わった事を思わせるほど涼しい風が吹いていた
「うん…ねぇ、裕吾ぉ」
「ん?」
きゅっ
「えへへ…///」
雪未は俺の手を握ってきた
なんか…日に日に可愛くなってる気がするな…
「でも最近、私すっかりキス魔だ…」
「俺は雪未がキス魔でもいいけどなww」
「私がいつでもキスしても平気なの?」
「いいよ。雪未の唇柔らかくて好きだし」
カァァ…///
「も、もー裕吾のエッチ!!///」
「はっはっはっ」
「……………」