勉強のご褒美
由香里と付き合ってから1週間が経った頃
キーンコーンカーンコーン
カリカリ…
「そうそう、これがこの公式に当てはめると…」
「あ、そういうことなんだ。ありがとー裕吾」
「お、何してるの?」
小月が声を掛けてきた
「なにって…勉強教えてんだよ」
「あれ?何か小テストとかあったっけ?」
「お前…もうすぐで中間テストだろうが」
「げ、マジか!!うわぁ…」
「今まで気付かなかったのかよ。ということは全然勉強してないんだな?」
「そうだな。最近は由香里と一緒にいたから///」
「……………」
「あれ…どうした?」
「小月…最近変わったな。そこはエロゲをしてたからじゃないのか?」
「俺がいつもエロゲしていると思うなよ…」
「でも、由香里ちゃんが一緒にいるのがそんなに幸せなんだね」
「ま、まぁな…///」
小月がテレている…やっぱり気持ち悪い
「でも小月、1学期の期末テスト赤点ギリギリだったろ」
「そうなんだよなぁ…小岩ってテスト前はどうしてる?」
「分からないところは一応復習してる」
「マジで!?テスト前ってマンガ読破したり、普段掃除しないところ掃除したりしないの!?」
「勉強せいよ…」
コイツは勉強する気さらさらねぇな
「あ、じゃあ由香里ちゃんに教えてもらえば?」
「由香里に?」
雪未はそう提案した
「結構、由香里ちゃんは頭いいんだよ」
「そうか…じゃあ教えてもらうかな」
「というわけで勉強教えてくれ」
「正孝、テストあるの知らなかったんだ…(汗)」
由香里は少し呆れ顔でいう
「とにかく頼むよ」
「うん…じゃ、じゃあ私の家で勉強する?///」
「え///」
「ダメかな?///」
「と、図書館でもいいんじゃないか?///」
「私の家は…イヤ…?///」
「いいえ、行かせていただきまっす!!」
~~~~~~~~~~~
放課後
ガチャ…
「どうぞ上がって…」
「お邪魔します」
由香里の家には一週間ぶりに来た。前に来たのは告白したあの日だっけ
「あー、小月さん」
すると玄関に妹の真結ちゃんが立っていた
「お、真結ちゃん。」
「小月さん、お姉ちゃんと付き合ったんだよね?おめでとう!!」
「ぶっ!!な、なんで知ってるんだよ!!///」
「だってお姉ちゃんが教えてくれたんだよ」
「由香里お前…」
「だ、だって…嬉しくて嬉しくてつい話しちゃって…」
「っ……………///」
そう言われると反論が出来ないです(汗)
「それで小月さんはどうしたの?」
「あぁ、テスト近いから勉強教えてもらおうと思って」
「そうなんだ、それじゃあシーツをキレイにしないとね♪」
ぶっ!!?
「な、なに言ってるのよ!!真結は!///」
「だって勉強するんでしょ?保健体育の実技」
「保健体育じゃなくて、数学を教えてもらうんだよ!!///」
「えー、つまらない」
つまらないってお前…
「と、とにかくお姉ちゃんは勉強するから邪魔しないでよ」
「分かった。小月さん」
「なに?」
「お姉ちゃんは優しいほうが好きだからね♪」
カアァ…/////
「こ、こらぁ!!あっち行ってなさい!!/////」
「はーい♪」
「……………」
真結ちゃん…そんな知識、どこから仕入れてきたの?(汗)
~~~~~~~~~~~
カリカリ…
「……………」
「……………」
き、気まずい…
さっきの真結ちゃんのせいで俺と由香里は緊張していた。
チラッ
俺はベッドの方を見た。
俺は以前、このベッドで由香里と一夜を共にしたが、緊張しすぎて抱きついたり、キスしたりするのが限界だった。
ま、まぁ前はそんな雰囲気じゃなかったけど…
いや、俺も男だからそういうのにも興味あるけど!///
これはあれか?この雰囲気はフラグなのか?
「ま、正孝…?」
「な、なんだ?」
「さっきから手が止まってるけど」
「あ…ごめん(汗)」
おっと、いけないいけないテスト近いんだし、勉強を…
「気になるの…さっきの?///」
「う………///」
由香里を見ると顔を赤らめて俯いていた
「えと…べ、別に気にならないって///」
「嘘。さっきからベッド見てる」
「っ……………」
気付いてたか…
「あ、甘えてもいいんだよ?///」
「え」
「その…わ、私は恋人同士なんだし、別に甘えてもいいん…だよ?/////」
「そ、そうだよな…じゃあ…///」
ギュッ
「あぅ………///」
俺は由香里を抱きしめる
「やっぱり暖かいな由香里は」
「えへへ…正孝も暖かいよ」
「可愛いよ由香里」
「はぅ………そんな急に…///」
「だって可愛いからさ」
「じゃあ正孝はかっこいいよ」
「由香里、お前…///」
と俺達は勉強せず、イチャイチャしていたが…
~~~~~~~~~~~
「それで…勉強進んでないってか」
「あー」
テスト3日前、イチャイチャしたおかげで勉強がまったく進んでいなかった。
「お前、大丈夫か?高井戸さんならともかく」
「そうだよ小月くん、高井戸さんならともかく」
「お前ら、俺に御慈悲はなしですか?(泣)」
「まぁとにかく、テストまでには我慢できるようにしろよ」
「というわけなんだが」
「そうなんだ…それじゃあ気をつけないとね」
なでなで
「……………そうだな」
「わ、私も正孝が赤点になって補習で一緒にイチャイチャできないのは悲しいし…」
なでなで
「…………………………あのさ」
「なんでそう言っておきながら、俺の膝の上に乗ってるの?」
今、由香里は俺の膝でのんびりしていた
「だ、だって正孝にくっつくと安心するんだもん///」
だからそう言われると反論できんって…
「いや、どいてくれないと勉強できないんですが…」
「……………ごめん」
ギューッ
そう言うと無言で俺を抱きしめる
はぁ、困ったな…どうしようか…
あ、そうだ
「そうだ!テスト終わったら、ご褒美をあげるよ」
「ご褒美?」
「あぁ、もしテスト終わるまで由香里が俺にくっつくのを我慢してくれたら、俺からご褒美をあげるよ」
「ちなみにそのご褒美はなに?」
「え、えっと…キ、キスとか///」
「ちょっと足りないかな…///」
「じゃあ抱きついてあげるよ」
「まだ足りない」
「わ、分かったよ(汗)じゃあお姫様抱っこでどうだ?」
「ん、分かった。楽しみにしてるね///」
由香里はそう言うと俺の膝から下りた
さて………頑張るか
~~~~~~~~~~~
そしてテスト返却日
「え~これからテストを返す。出席番号順に取りに来い」
「おい、大丈夫か?小月」
「あ、あぁ…一応な」
「小月くん結構頑張ってたよね」
そうだ。小月はこの3日間めちゃくちゃ頑張っていた
「小月~取りに来い~」
「は、はい」
うぅ、なんか緊張してきた
「ほら、小月」
大宮からテストの結果表を貰う。
そして…
~~~~~~~~~~~~~
「おめでとう正孝!!」
「ありがとう由香里」
「でも、まさか全部赤点ギリギリだとは思わなかったんだけどね…」
「これが俺の限界だったんだ(汗)」
結局は全教科赤点ギリギリでなんとか補習は回避したわけであった
「でも正孝が補習にならなくて本当によかったよ」
「正直俺も補習は勘弁だったからな」
「また勉強するのはイヤだから?」
「違うよ。ゆ、由香里とイチャイチャしたかったからさ///」
「あぅ…///」
お互いに顔を赤くした。
「あの…ね、正孝///」
「なんだ?///」
「その…前に言っていたご褒美のことなんだけど…///」
「あ…///」
「それでね、今日私の家に来て…ご褒美、してほしいんだけど///」
「わ、分かった///」
ガチャ
「それじゃあお茶持ってくるね」
「あぁ。」
由香里はお茶を取りに行った
「よかった…」
それにしても赤点ギリギリとはいえ、よく頑張ったな俺
徹夜して勉強した甲斐があったな。
はぁ…なんだか安心したら眠く…
ガチャ
「正孝お茶持って…あ………」
「スースー」
あれ?正孝寝ちゃったの?
テスト勉強頑張りすぎて疲れちゃったのかな?
「むぅ…帰ったら、お姫様抱っこするんじゃなかったの?///」
まぁ、その内起きるか…
それにしても…
「スースースー」
気持ちよさそうに寝てる…なんかちょっと可愛い///
「……………/////」
スッ…
チュッ
「お疲れさま、正孝/////」




