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前途多難な恋

………なんだか違和感がある

その…何かお腹の辺りに違和感があるのだ…

目の前は真っ暗で何も見えない

って…これ前にも言った覚えが…

「ん………?」

俺は目を開けると


「おはよう裕吾///」

「うわぁ!!?」

俺は慌てて後ずさりした

「あ………」

「雪未…急に目の前にいるなよ…(汗)」

「だ、だって…なかなか起きないから…」

「普通に起こしてくれないか?」

「ゆ、裕吾は…この起こし方は嫌…?」

「?」

なんだ?いつもの雪未らしからぬしおれた態度…


「どうした?調子悪いのか?」

「べ、別に…///」

「って…顔赤くないか?」

俺が近づこうとすると

「だ、だめっ!!///」

「え」

いきなり俺と距離を取り始めた

あれ…?もしかして俺、何かした?

「なぁ…もしかして悪いことした?」

「ち、違うのっ!!意識しちゃうというか…///」

「意識?」

「だ、だって…つきあい始めたから裕吾のこと意識しちゃうもん……………/////」

「っ……………/////」

コイツ今、どんだけ恥ずかしい事言ってんのか分かってるのか?


「って、この前『今度は私が俺を振り回す番』って言ってたじゃん!」

「それは…言葉の綾で…本当は裕吾に振り回されたいというか…」

「く………///」

「………///」

うおぉ…なんでこんな恥ずかしい事言えるんだよ…


「と、とにかくご飯出来てるから、早く降りてきてね///」

「あ、あぁ…///」

ガチャ…バタン…

「……………はぁ…」

付き合い始めて2日目、今まで恋愛経験のない俺達はこのように絶賛空回り中である。

お互いに激しく意識してるせいなのか、どうもいつもの調子が出せないでいる

やっぱ幼なじみが恋人になると歯車まで狂わせるほどひどくなるものなのか?

というか、これからどう接すればいいんだろう…


~~~~~~~~~~~

テクテク…

「……………(汗)」

「……………(汗)」

…何なんだ、この沈黙は…

やばい!やばいぞ!!意識しすぎてるぞ、俺!

いつも通り話せばいいんだ。いつも通り…

チラッ…

「あ…」

プイッ

「~~~~~/////」

無理だぁ!!


「お、お前らおはよう」

そこに小月と出くわした。良かった…助かった…

「おはよう小月」

「お前ら、つき合ったんだよな。おめでとうさんww」

「って…お前は知ってんのかよ!!」

「当たり前だろ。だって俺だもん」

「ま、小月だしな…」

妙な所で納得した。

「でもさ…一つ聞いていいか?」

「え?」

「小岩、お前本当に城崎っちゃんとつき合ってんの?」

「……………」

小月が言いたいのも分かる。

なぜなら俺と雪未は3メートル程離れてるからだ

「お前ら…」

小月は呆れた表情をした

「いやだってさ、俺だって恥ずかしいんだよ(汗)」

「小岩の言いたい事も分かるが…さすがになぁ…」

「なんというか…雪未を恋人と意識すると俺も近寄りがたいというか…」

「それは恋愛経験皆無の2人がくっつくと起きる初期症状だな」

「そんなのが…」

じゃあどうすりゃ…


「ま、でもお前らが挙動不審でも、つき合ってるのは目に見えるけどなww」

「え?どういうこと?」

小月は妙な事を言った。

「いや、なんというか…目で判断できるもの」

「目?」

俺と雪未は顔を見合わせた

目になんかあるのか?


「小岩は城崎っちゃんを愛くるしく見すぎ。城崎っちゃんは小岩を好きと訴えすぎww」

「……………」

俺は雪未の方に向き直って、目を見つめた

「~~~~~/////」

それだけで雪未は顔を赤くした


「どうしたもんかなお前ら…」

「どうしたって…俺が聞きたいって(汗)」

「まぁ…とりあえずそのぎこちなさを直せよ。」

「あぁ…」

俺はそう答えたが…


~~~~~~~~~~~

授業中

『つまり、この表の通りに………』

「……………」

俺はふと前の席の雪未を見ると

カァァ…///

「~~~~~/////」

耳まで顔を赤くして、顔を背けた

………なんというか、新鮮味があってなんとも照れくさい

って…そうじゃなくて俺はこのわずらわしさをどうにかしないといけないんだった

授業終わったら、声掛けてみるか


キーンコーンカーンコーン

『じゃあこれで終わりだ。』

よしっ………行くか

俺は雪未の席に行った

「雪未?」

俺は後ろから雪未に声を掛けると


「にゃふぅはぁ!!!??」

「!?」

妙な声を出した雪未は教室から飛び出した

「って、雪未!!ちょっと待て!!」

俺は急いで雪未を追っかけた


ダダダダダ…

「あいつら面白いなぁ…ww」


~~~~~~~~~~~

ダダダダダ…

「ちょ…待てってば!!」

人気のない踊り場でようやく雪未に追いついた

「はぁ…はぁ…な、なん…で逃げるんだよ…」

「はぁ…はぁ…はぁ…だって…追いかけてくるから」

「てか、どうして逃げるんだよ?」

「……………」

なんか態度がおかしい。一体どうしたんだ

「だって………」

「え?」


「だって…恥ずかしいんだもん…///ゆ、裕吾を見るとどうしても

恥ずかしいんだもん!!///悪かったわね!!」

なぜか逆ギレされた

「というか、なんで裕吾は平気なのよぉ…」

「そう言われてもね…」

「あぁ…もう…どうしてなのよぉ」

雪未は珍しく取り乱していた。そして俺は思わず


ぎゅっ

「にゃふ!?///」

雪未を抱きしめた

「俺も平気じゃないよ。雪未を見るとドキドキするんだ」

「ゆ、裕吾も…?///」

「だって…俺だって、雪未が好きなんだから…」

俺は雪未の耳元で囁いた

すると、雪未は顔を赤くした。

「あうぅ…///」

「雪未、緊張してるのは俺も同じなんだから…いつも通り接してほしいんだ」

「う…うん///」

「なんというか…雪未がぎこちないと俺も意識しちゃうんだ。」

「分かった///裕吾がそう言うなら」

俺は雪未の顔を覗き込むと


「え…へへ…///」

緊張した顔はなく、落ち着いた顔をしていた

「もう平気?」

「うん…ありがと裕吾///」

やれやれ…やっぱり雪未には振り回されそうだな

「それじゃ、そろそろ戻る…」


「休み時間、人気のない踊り場で小岩裕吾が城崎雪未を抱きしめる」

「いやー、ラブラブでごわすなぁww」

ふと見ると………尾久と小月が…

「って、お前ら何やってんだよ!?///」

「面白そうだからついてきた」

「ネタになりそうだからついてきた」


「お前ら見るなよ!!/////」

これは…いろいろ前途多難なようだ

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