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異能被害の処理業務  作者: Hazesimezi
低地の白い極相
4/11

4, 白い低地の広葉樹

テトラヒドロフランという有機溶剤は、

緩やかに空気酸化され、爆発性の化合物

テトラヒドロフランヒドロペルオキシド

が発生する。

それはごく少量であっても

ガラス機具を粉砕するほどの威力があるのだ!!


つまりテッポウエビは

まともに喰らうと粉々に吹っ飛ばされるのである!

テッポウエビ、とてもピンチ!!


THF(テトラヒドロフラン)(プロダクト)が殴りかかってくる!

テッポウエビ、とてもピンチ!!


すると、THF(プロダクト)が急に暴発!

衝撃で窓ガラスが割れて空気が室内に流れ込む。


いったい何が起きたのか、


三系統ある能力のうち

変換(コンバーター)は、

物体と擬人化娘を相互に変換する能力だけであり、

擬人化娘は、術者の安否や距離に関係なく、

倒されるまで存在できる。


つまり、

テッポウエビの相棒であり彼の能力”空気変換(コンバーター)

が空気を変換して生じた”空気娘(air)

はテッポウエビの意識の有無にかかわらず行動できるのだ!


そして空気娘(air)は、THF(テトラヒドロフラン)の直近の空気を圧縮した!

圧縮するということは可燃物と空気の接触を増やし、引火を誘発する!

これはファイアーピストンの原理と同じである。


ゆえに暴発したのだ!


そして一気に外気が室内になだれ込み

密室にこもっていたトルエン蒸気は希釈され

室内のトルエン濃度は一気に低下!

またたく間に、トルエンのばく露限界値である50ppmを下回った!


さらに、

空気娘(air)がテッポウエビの肺内の空気を高速で換気し、呼気排出を高め

トルエンの血中濃度を急低下させたことで


テッポウエビはトルエンの血中濃度が低下し、

かろうじて意識を取り戻した!


テッポウエビはまだふらついており、

立った瞬間にふらつき、そのまますぐ割れた窓から外に落下してしまった!



そんな中、


突然ゴゴゴゴゴと建物が揺れ

壁や柱に亀裂が入り瞬く間に倒壊、

オレンジ色の物体が壁を突き破り、

鉄筋はあり得ない角度に折れ曲がり、

礒貝を巻き込み建物丸ごとめちゃくちゃの瓦礫の塊と化した!


シラカシが大型の油圧ショベルで

突っ込んできたのであった…!


シラカシは唐突に言った

「俺…逃げたわけじゃないですからね…。

油圧ショベルを取りに行ってただけですからね…

ちゃんと仕事…

してますからね!!!!!」


そしてシラカシは内心思ったのだった

”よく考えたら給料ないとやばいじゃん…

あっぶね〜いい感じに言い訳できた〜”

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