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第2話 サバイバルゲーム?

背中の痛みで目が覚める。生き延びてしまったか...

「ここはどこだ?」

見覚えのない真っ白な部屋で目が覚めた俺は辺りを見渡そうと手を床に着いた。そこで気づいた俺の横には意識を失っている橘 雪が倒れていた。

「なぜこいつもここにいるんだ?」

2人して何者かに攫われたのか?そんな疑問を抱いていると橘雪が目を覚ました。

「ここは、、どこ?」

困惑した顔で辺りを見渡している。

「目が覚めたか?おそらく俺たちは何者かによって攫われてしまったようだ。」

俺の声に反応し橘雪の体がビクッと震えていた。俺の顔を見るな否や恐怖で顔を歪める。

「どうして、、貴方がここにいるんですか?」

恐る恐る聞いてきた彼女に俺は答えた。

「しらん。」

知らないのだから仕方がない。俺だってこの状況が全く理解できないのだから。

「貴方の仲間がここに連れてきたんじゃないんですか?」

その疑問は正しい。だが俺は新道に裏切られ罠に嵌められここにいるのだから連れてこられた理由を知るはずもない。

「恥ずかしい話だか俺はどうやら裏切りにあったようだ。」

俺は恥を捨て橘雪に伝えた。

「裏切り?ふざけないでください!なんなんですか?あなた達は!あなた達の事に私も巻き込まないでください!」

俺に向けられる激しい怒りと恐怖。当然ださっきまで自分の事を殺そうとしていた男と同じ部屋におり、確定ではないが俺の都合で巻き込まれたのだから。

「そう怒るな。俺も状況が読めんのだ。ここは冷静になれ。」

俺は彼女を落ち着かせようとしたが逆効果だったらしい。

「落ち着けるわけがないでしょう!人殺しと同じ部屋に閉じ込められて私も殺されそうになったのだから!」

目に涙を浮かべ発狂する彼女を見ながら俺は考える。

(どうしてこんな事になっているんだ?新道だけが裏切ったのなら橘雪を連れてくる必要が無いだろう。)

そんな事を考えていた時、

『お二人共落ち着いてください。私の名前は"unknown"ここの司会者をしています。あなた方にはサバイバルゲームに参加してもらいます。』

部屋にあるスピーカーから男の声でそう告げられた。

「ふざけないで!サバイバルゲーム?私は参加しない!彼のせいで巻き込まれただけなんです!お父様に合わせてください!」

橘雪は叫んだがスピーカーから返された返答は意外なものだった。

『関係ない?そんな事ありませんよ?貴方は売られたのだから。』

「売られた?どういうこと?」

『質問に答える義務はありません。あなた方2人はサバイバルゲームに参加してもらいます。参加を拒めばここで死んで貰うことになりますけどね。』

どうやら俺と橘雪は何者かに売られサバイバルゲームに参加させられたらしい。

「俺たち二人で協力しなきゃいけないのか?俺としては1人の方が動きやすいのだが。」

『あなた方2人はチームです。どんな困難も2人です乗り越えなくては行けません。』

「こんな殺人鬼とチームだなんて、、、」

殺人鬼ではない。俺をあんなイカれたヤツらと一緒にしないで貰いたいと心に思いつつサバイバルゲームの詳細を聞いた。

『サバイバルゲーム通称”デスサーベル”は5つのステージで行われます。最初に行われる1ステージ目は森です。』

森か、サバイバルといえばだな。俺も幼い頃に訓練と称し森で暮らしたことがあった。その経験を活かせば案外簡単に終われそうだ。

「森で生活なんてしたことありません。食事やトイレ、お風呂はどうすればいいのですか?」

橘雪はunknownに向かい質問した。こいつはサバイバルを舐めているのだろう。サバイバルでお風呂なんて入れるわけ無いだろうと声をかけた。

「お風呂に入れないなんて拷問です!」

彼女は絶望したような顔で俯いた。

『食事に関しては、初日分の食料はこちらで用意致します。ですが2日目からはご自分達で用意してください。』

「案外簡単そうじゃないか。早く終わらせてここから出ることを考えろ。」

俺は橘雪に向かい伝えた。

『ここからは詳しいゲームの詳細を説明致します。デスサーベルはチームで協力して星型のクリスタルを集めるゲームです。クリスタルは各チームが1つずつ持っています。他チームのクリスタルを奪い先に3つ集めたチームからクリアとします。』

他のチームから奪うか。潔く渡してくれればいいのだがな。

『ルールは簡単です。クリスタルを破壊、加工する事は禁止します。破壊した時点でそのチームは脱落とします。』

なるほど、加工する事によって見つけても分からない様にしたりするのはダメってことか。

『また、他のチームの人間を引き抜いたりするのは可能です。仲間を増やしより早くクリアしていきましょう。』

仲間を増やした方が有利なのか?食料問題が気になるが、先ずは橘雪との関係ないを修復しなくてはな。

ルール説明が終わり、俺たちはunknownが用意したバッグの確認をしていた。

ジャーキーが6つに水の入ったペットボトルが1つ。

「初日はこれで凌ぐぞ。2日目からは各々食料調達をしながら他チームを探しに行こう。」

「あなたが仕切らないで貰っていいですか?不愉快です。」

橘雪は俺に対して心を開かない。まぁいいだろう。

『言い忘れていましたが中には本気で殺しにくる人もいます。他チームを殺してしまっても問題はないので存分に殺しあってください。』

unknownはそう言い残し喋らなくなった。

「殺しにくるってどうすればいいんですか!私戦いなんてできないです、、」

パニックになっている彼女を俺は落ち着かせるために彼女に近ずき

「安心しろ。戦いは俺がする。お前はクリスタルを、集めることだけに集中しろ。早くここから出て俺らを売ったやつに復讐しに行くぞ」

その言葉に安心したのか落ち着いた様子で

「勘違いしないでください。私は、あなたの事を信用しない。ですが私を売った何者かに復讐するために協力します。」

それでいい。お前は俺の復讐の為に協力しろ。待っていろ新道、そしてその裏にいるヤツら。必ずぶっ殺しに行くから震えてみているがいい。


そうして俺たち2人は部屋の扉を開け森に出るのであった。


『デスサーベル開始!!!』

森全体にunknownの声が響き渡った


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