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第1話 クソみたいな人生

俺は小さい頃から人を殺す為だけに教育され生きてきた。命令があれば、命を刈り取る為だけに動くだけの人生だったはずだが。

「何のために生きているのだろう、、」

ふとした瞬間に、自分の存在価値に疑問を覚えるようになっていた。生まれてきてから、愛情も友情を与えられずに生きてきた。そんな人生に、意味などあるのだろうか?

「空、次の司令が出たぞ!」

俺の直属の上司である"新道"が俺の顔を見ながら声をかけてくる

「最近任務の数が多いですね」

「しょうがないだろう。このご時世どこのお偉いさんも消したい人間が多すぎるんだろうな」

今日本では、権力を持った奴らが国のTOPを決めようと躍起になっているのだ。邪魔な存在は自分の手を汚さず俺たちの様な裏の人間に全て任せるというクソみたいなヤツらだ。

「今回のターゲットは正善学園に通う''橘 雪''だ。」

「17歳ですか、、こんな女の子まで狙うんですね」

「どうした?自分と年齢が近いから同情でもしてんじゃないだろうな?」

同情?そんな感情は知らない。ただ、自分と同じような年齢の子供すら殺しの対象になるなど思ってもいなかったからだ。

「同情はしてませんよ?びっくりしただけです」

「そうか?それならいいのだがな」

そうして俺たちは次の任務に向かった。



太陽の光が指し、首元に垂れる汗を感じ、白と水色の綺麗な髪をした少女は歩いていた。

「最近お父様も忙しい様で私に出来ることはあるのでしょうか?」

私の父は''橘財閥"の当主である。その長女である''橘 雪"は一人言を言いながら歩いていた。

「ゆきちゃーん!おはょ!」

そう元気よく挨拶をしてくる少女は私の唯一の友人である''一条 響''である。

「一条さんおはようございます。今日も元気が言い様で何よりです。」

正直、私と一条さんは正反対のタイプだ。それでも彼女といる時間は意心地が良い。

「明日から夏休みだね!なにかするの??」

「特に予定は無いですよ?」

「じゃあ私と遊ぼうよ!!海行ったり!プール行ったり!海行ったり!」

「海2回も行くのですか?」

「海は行けば行くほどいいからね!!」

よく分かりませんが彼女が楽しそうなので私も自然に楽しくなる。

そして、夏休み前最後の授業が終わり自分の部屋のベットに横になりながら一条さんとメッセージをしていた。

(明日、お昼に迎えにいくねー!!)

(準備して待ってます。)

彼女とメッセージをしていると外が騒がしくなってきた。

「やめろ!!お願いだ殺さないでくれ!」

「それはできない。貴様らは死ぬ運命だったのだよ」

目の前で起きている惨劇を理解できずにいた。

「どうして?何をしているの?」

思わず声を出してしまい、長身の男に気づかれる。男の顔は傷だらけで見るのも拒むほど酷い顔だ。

「ターゲットから出てきてくれるなんてラッキーだな。どうした?俺の顔が怖いか?」

声が出ない、、恐怖で立てなくなってしまった。

男はニヤリと笑いながら近づいてくる。

「安心しろ。お前を殺すのは俺じゃない。」

そう言いながら男は暗闇に姿を消した。

男が姿を消し安心した瞬間、背後に気配を感じた。急いで振り返ったが口を抑えられてしまう。

「悪く思わないでくれ。これも仕事だ。」

年齢は私と変わらないくらいの男が私を抑え込む。

「痛みを感じることすらないよう楽に殺してやる。」

彼の持ったナイフが私の喉に突きつけられた瞬間

ドカーン、ドカーンと、激しい音を立てながら彼の背後が爆発する。その瞬間の彼の顔は、慌てているのか焦っているのか困惑しているような顔をしていた。そんな彼の顔を見ながら意識が途切れる。


ターゲットを殺す寸前に俺の背後でなにかが爆発した。

「クソっ!なんなんだこの爆発は!」

こんなもの計画にはなかったなにかに引火したのか?いや違うこれは火薬の匂いだ。誰かが手榴弾を投げたのだ。

「新道!!どこにいる!計画は失敗だ」

無線で新道を呼んだか返事がない。

やられたのか?あの新道が?にわかには信じられない。俺ほどでは無いにしろかなりの実力者であった新道がやられるとは思えなかった。

「何が起きてるんだ?」

周りを見渡すと、暗闇に人影を見つけた。そこに立っていたのは新道であった。

「新道か?状況を教えてくれ!」

「状況?教えてやるよ。お前は用済みになったって事だよ」

新道はそう言いながらこちらに手榴弾を投げてきた。

「何を言っているんだ、、」

避けられない。このまま死ぬのかクソみたいな人生だったと後悔しながら目を瞑る。ドカーン

手榴弾が爆発した。





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