24時間中20時間、私は眠っている!
___私は、病気なのかもしれない!
それは? 【私の睡眠時間】の事なの。
___一日のうち、20時間も私は眠っているわ。
眠っていない4時間は? 食べているか? お風呂や最低限
しないといけない事をしているの。
___だから?
家族の助けがないと私は生きていけないのよ。
学校にも外に出る事すら、困難な事だわ。
___私は、いつでもどこでも突然、眠ってしまうから。
どうやっても、起きていられないのよ!
目が勝手に閉じてしまうから!
___それに私の、思考も停止してしまうしね!
急に、バタンと倒れ込んで深い眠りについてしまうのよ!
___だからね?
常に、私の傍には、、、?
家族の誰かが傍に居ないと生きていけないの。
*
___だけど?
そんな私に、22年間で初めての彼氏が3ヶ月前にできたの!
彼の名前は、【ウィーン】25歳で、カメラマンの仕事をしているわ!
___彼と初めて出会ったのは?
母親が私の傍から少し離れた瞬間、私は一瞬で眠りについてしまったのよ。
【バタン】と急に私は地面に倒れこんで。
それを、たまたま見ていた!
彼が、私を抱きかかえて救急車を呼ぼうとした時に母親が気づいて
私のところに駆けつけてくれたの。
___それからなのよ。
私と彼の関係が深まったのは、、、。
___私のパパもママも彼を家族の一員として!
受け入れてくれたわ!
___私に、学校に行かせる事も友達を作らせてあげる事も
出来なかったからと、パパもママも後悔しているみたい。
___だから?
せめて! 彼氏ぐらいは作らせてあげたいって!
女の子に産れたんだし! 人生の中で、せめて! 一つでも
願いを叶えてあげたいって。
___パパは?
私が知らないところで、一人でお酒を飲みながら泣いているらしいの。
何故? あの子が、こんな病を持って生れてきたのか?
パパは私に、本当に申し訳ないと...。
*
___私はね?
いつも、時間との闘いなのよ!
眠ってしまう前に、僅かな起きている時間にいろいろ言われるの。
私の記憶量は? この短い時間の中で、パンパンに詰め込まれるのよ。
いつ? 眠りにつくか?
分からない私を、家族が私を支えてくれたわ!
___いつか? 私は、家族に恩返しがしたいの。
2つ下の弟にも、何時も感謝しているわ!
___私は、人の助けがないと生きていけない!
1人だと? 何時、何処で眠ってしまうのか分からない。
私が、眠っている間に財布やいろんなモノを盗まれるかもしれない。
知らない人に、誘拐されるかもしれない。
最悪! 殺されてしまうかもしれないわ!
___私の、この病気は?
特殊な難病で、医者には治療法がないと言われたわ!
治す事は、今の医学ではできないそうよ。
___それでも、
私は、生きて行かないといけないの!
いろんな人たちの助けを借りて、生きていくわ!
___それに、
いつか? この病が治る時が来るまで。
私は、生き続けなくちゃいけないのよ!
___私と同じ病気を持った人たちの為にも!
私は、この病気を克服して見せるのよ!
___誰の為でもない! 私のためにね!
生きることを諦めたりなんかしないのよ!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。