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1話 いざ異世界へ!

はじめまして、たろしばです。

この度、初めて小説を書いたのですが、拙い言葉でしか書かずとても恥ずかしいです。

その上、日本語も下手くそで、読みにくかったり意味不明な部分もあると思いますが、大目に見てもらえると嬉しいです!

「ねえ、ゆうな…ここどこなのかな…私達死んでるのかな?」


 ん?あれ?今にも泣きそうな顔で私を呼んでるのこの声…


「か、かりん!?」

「話ができるってことは、私達生きてる?」


 空から光るなにかが降って…一緒にいた友達のうちの1人がかりんだ。でもあと2人と一緒にいたのだが、その友達の姿は見えない。


「どうもお嬢様方!転生のお時間ですよーん!」

「いや、あんた誰だよ」


 やばっ…いきなりお嬢様方とか言われた事ない言葉言われて焦ったよ…あんたとか言ってしまったし…しかも状況が整理できてない!ど、どうしよう!


 ほんの数分前の出来事だったとおもう…

 友達4人でいたとき、空から光る何かが降ってきた!なにこれ!と気付いた瞬間、暖かいような気がしたが、すぐに冷たいような感覚がしてあれ?これはダメだ…と死を覚悟した。


 なのにここはどこ?見慣れない風景…なぜかわからないが直感的に地球ではないと思った。


 てか…目の前にいるイケメン何者!?肌は透き通ってるし、プラチナブロンドの長髪はサラサラしてて…見とれてしまいそうだ…


「君らがいた周辺にうっかり光石弾を落としちゃってさ〜ごめん!でもさー俺これでも神様的なやつだから〜無関係な人間殺しちゃったってまずいのよ〜だから転生してもらうことにしたよーん!」


 …光石弾?あの死ぬ間際に見たあれか。しかも神様って…てかこんな語尾をやたらと伸ばしてイライラさせる神がいるとは知らなかった…せっかくの美形がだいなしだな!


「あの…すみません…あと2人はどこなんでしょうか…」


 かりんは体を震わせながら小さい声で自称神様に尋ねた


「ああ〜!あの2人も一足先に転生してもらったよ〜!あ、でも俺が同時に転生させられるのは2人まで!だから別々にさせてもらった。転生する世界は一緒、でも場所はランダムなんだ〜だからまた会えるとも限らない……あ!ちなみにRPGって言うのかな?そんな感じのところだよ〜ん」


 ひとまず2人が無事で安心したはいいが、こんな状況だ…力を入れて我慢しなければ泣き出しそうなくらい恐怖に襲われ続けている

 でもこんな語尾のばしやろうに怖がってるって思われたくもない。


「罪のない私達を勝手に殺したんだから、ちょっとお願いきいてくれるよね?」


 余裕の笑みを見せながら会話をしようとしてるのに、緊張で私の微笑みは引きつっているのだろう。だって不安で不安でしかたないから…


 そんな私を見透かしたように自称神様は、余裕の笑みとはこういうものだぞ!と言わんばかりの微笑み返しをしてきた。


「なにをお望みで?」


 これは!叶えてもらえるパターンじゃん!?

 不安と恐怖が一気に軽くなった。そこで初めて願いを考えた。


「美人にしてほしい。もっとナイスバディにしてほしい。食べても食べても太らない体にしてほしい。あ、あとは…」

「ぶっっ………あははははは、あはははは…最高だよ君」

「そ、そんなに笑わなくてもっ!」


 だって見た目ってとっても大事じゃん?見た目いい方が人生イージーモードに決まってるじゃん!

 自称神様の爆笑具合…なんかとってもバカにされてる気分…

 そしてかりんにもやっと笑みがこぼれる。

 場の雰囲気もすごく和やかになり、私自身肩の力が抜ける。


 やっと爆笑し終えた自称神様はまだ少しクスクス笑いながら口を開く。


「残念だけど別人にはなれないんだよね〜…あ!でも、なんかすごく綺麗になったね!て思われるってくらいなら大丈夫かな」

「まあそれでもありがたいかな!体は…?」

「ナイスバディか…ぶはっ…骨格からは変えられないけどある程度ならね〜」


 かりんは私もそうして!と言わんばかりに手をあげてアピールした

 自称神様はクスクスと笑うのを堪えながら頷き、やっと笑いがおさまったのを確認して、私は話を続けた。


「ついでに転生といったらチートがつきものでしょ?ほしいなぁ…」

「それは転生者特典でついてるよ〜、チートではないけどね〜!どっちかって言うと才能みたいな感じかな!だからあなた達次第でチート級になれるかもね〜!それと君たちだけに転生特典増やしたこと秘密にしてよ〜!」


 つまり努力次第って事ね。確かにチートではないけど、才能は大きな武器になる事はなるだろう。


 私が納得したのを見計らったように、自称神様は喋りだした。


「こんなに楽しかったのは久しぶりだよ。寂しいけどそろそろ行ってもらわないと〜!お二人さんここに自分の名前書いて!書き終えたら2人手を繋いで待っててね〜。」


 霧坂優奈(きりざかゆうな)

 小宮花凛(こみやかりん)


 書き終えると自称神様はなにかを唱え始めた。


 かりんとゆうなは絶対外れないよう強く強く手を繋いだ。

 そして白い光に包まれ何も見えなくなり、不安の中、お互いの手の温もりを感じた。

 そして耳元でまたおしゃべりをしよう。と自称神様が言った気がするが、その後すぐに体がふっと浮かび上がり意識が遠くなった。


「ゆうな!ゆうな!起きて!」


 ゆっくり目を開ける。草原だ…そしてかりんの姿を確認した。心がすごく落ち着いた…ん?でもなにかおかしい…


「え?かりん?めちゃくちゃ可愛くなってる」

「ゆうなこそ…めっちゃ美人になってる…」


「「えええええーーーーーーーー!!!!」」


 お互い自分の体を見て驚く。本当にナイスバディだ…


 これからどうしようかなど考えもせず、テンションマックスできゃっきゃ騒いでいた。


「おいお前ら!そこで何をしている!おい!不法侵入者だ!捕らえよ!!」


 兵隊さんみたいな格好した人が集まってきた…

 これって絶対アウトなやつ…


 転生して早々、ゆうな、かりんは大ピンチを迎えることになったのだった。

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