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えっ!!トリップ先は平安時代!?ウソですよね?  作者: 九条 夏夜乃
2日目
6/11

夢の話(2)

*******




 男の人の悲痛な叫び声が、なぜか耳元から聞こえてきます。


 重い瞼を上げ、目の前の男の人を見た瞬間、これは“記憶”なのだと悟ります。






 根拠はありません。ただ、漠然とそう納得しました。








 遠のいていく感覚の中、私は必死になって男の人に向かって腕を伸ばします。








 ーーー愛しくて。











 ーーー私のために泣いてくれてるこの人が、ただただ愛しくて。











 最期の最期に逢えたのが、この人でよかった。














 だから、自分のした行動に後悔はない。










 愛しいこの人が生きてくれさえすれば。






 


 



 もう一度だけ、この人の体温を感じたくて頬に触れる。





 抱きしめられる体温がひどく心地よかった。











 心残りは、一つだけ。











 あなたに………

















 ………“愛してる”と伝えたかった。





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