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えっ!!トリップ先は平安時代!?ウソですよね?  作者: 九条 夏夜乃
3日目
11/11

夢の話(3)

*******



 気がつけば、なにもない白い世界ーー虚無の世界が広がっていました。


 右も左も上も下も……いや、前後さえも定かではない世界には私以外誰もいません。




「…………い」




 ふと、耳が痛くなるような静寂の中に異音が響きます。それはーー人の、声。





「………ってあげて」




 遠くのようで近くから。近くのようで遠くから。


 今にも消えてしまいそうになりながらも、その声はしっかりと私の耳に届きました。




「か………」




 ……ねぇ、聞こえないよ。わからないよ。なにが言いたいの?なにを伝えたいの?




 ーーーあなたは、誰?






「………ねが……っ!」




 ふわふわと響いていただけの言葉に必死な響きが加わりました。




 お願い、もう少し。



 もう少しで、その声がーー





 ーーー白雪桜。




 ……え?


 今のはーー誰?




 さっきまでの声とは違う、もう一つの異質な音。




 刹那



 この間の夢の感覚が蘇ります。



 白い世界。走る私。溶けそうになる意識。そこに聞こえた優しい声音。



 私を呼ぶ声。



 手を伸ばすと、見えないなにかに手首を掴まれて、あっという間に白い世界から落ちていきました。




 引き寄せられる身体。細くなる意識。そしてーーー








活動報告に大切なお知らせがありますので

一読をお願いいたします。


只今リク受付中です!!


活動報告のお知らせ2を読んで

ぜひご投稿ください。


皆さまからのリクを心よりお待ち申し上げます。

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