表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ


2032年 世界の科学は急速に発展、その中でも大きな成長を見せたのが日本だ。

元々、科学力では他の国に勝っていたこの国は、他国と決定的な差を生み出すため、2030年『サイボーグ法』を採択、これは人間をベースにし、その本体に主に3つの改造(攻撃的改造、防御的改造、頭脳的改造)を、施し、体の一部に機械の部分を持つ人間、つまり『サイボーグ』を生み出すことを国が許可、奨励するという法律だ。

しかし、人は圧倒的なものを恐れ、そして許さず、排除しようとするものである。国連はすぐさま日本に対して法律を見直すように迫った、そして1ヶ月後日本もこれを承諾、『サイボーグ法』を廃止した。その際問題になったのが、すでに作られたサイボーグの処分をどうするかだ。

アメリカはサイボーグにも人権はあるとし、日本にサイボーグを解放、そしてサイボーグのその後の支援をさせることを主張した。

しかし、それに強く反対したのが中国だ。サイボーグはすでに人間ではない、したがってサイボーグに人権はない、というのが中国の主張だった。

中国はアメリカを説得した。確かに、サイボーグの力は底知れず、現在、世界一の権力を持つアメリカにとっては、サイボーグは権力を日本に奪われかねない、危険な存在だった。

しかし、アメリカにも立場がある、現にサイボーグ保護活動団体などができていて、サイボーグを処分すれば国内からの反発も抑えられないかもしれない。

そんな時、なんと日本がサイボーグの処分を主張したのだ。理由は『サイボーグ法によって、世界から孤立した本国の信用を誠意を見せ回復するため』だった。アメリカも渋々同意し、サイボーグの処分が決定した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ