無能な最強暗殺者はニートになりたい～魔術が使えない俺、弟子たちと暗殺ギルドで暗躍してみた。俺はニートになりたいだけだぞ？～

「やっべえ。いきなり王様を殺しちゃったぞ」

　とある城に異世界転生した暗殺者の男。コードネーム、ルシファー。
　　
　前世では過労により命を落としてしまった。そんな彼の異世界での目標は、ニートだ。

　と、意気込むのも束の間。なんと転生先の城で無能扱い。王と兵たちから命を狙われる羽目に。

　絶対絶命な状況。しかし、暗殺者にとってそれは日常。

　なんと、ルシファーは彼らを暗殺。最悪なスタートを切ってしまった。

「序盤から王殺しとか。斬新すぎて詰んだわ」

　そんなルシファーは偶然、城で監禁されていた少女たちと邂逅。哀れに思った彼は、彼女たちを助ける。

　その行動が、壮絶な異世界ライフの幕開けとも知らずに。

「俺が魔術の使えない無能？　でもって、暗殺の師匠でギルドマスター？　え？　俺のニートライフは？」