序章
誰しもが何かしらの能力を開花できる世界。
開花するタイミング、能力は人それぞれである。
そんな世界で生まれた一人の少女が主人公。
これはその少女の人生のほんの一幕である。
人は生まれ持って能力者である。能力は千差万別であり、それにより格差社会ができあがっている。
炎を操る事が出来る者、相手の考えを読み取れる者、髪色を自在に変えられる者、花弁を出せるだけの者、日常で役立つ能力から取り扱い注意の能力、何の役にも立たない能力など十人十色である。
10歳になる頃にはほとんどの人が皆自分の能力を把握していて、危険な能力者には特別授業が待っている。
また、それぞれの能力値に合わせた色のブレスレットを身に付ける事が義務付けられている。
赤は扱い注意の為に特別授業を受けた者。
黄色は希少な特殊能力者。ものによっては能力制限の効果が付けられる。
緑は日常に役立つレベルの能力者。
青は他人に害を与えない程度の安全な能力者。
白は滅多にいない能力不明者。どんな能力なのか自身で把握できておらず、他者から見てもどのような能力なのか分からない場合は白である。時が経って能力が発現した場合は、その能力に応じて色が変えられる。
これは、そんな世界を過ごすとある一般人のほんの一幕の物語である。
3~4個同時進行しているので更新は牛以下です。
宜しくお願いします。