なろう系アンチについて考えてみた
作者はめんどくさがり屋なので調べたりデータを取ったりしている訳ではありません。ただ思いついたことを書いているだけなので、鵜呑みにしないでください。
タイトルの通り、考えてみただけなので、とくにそれ以上のことはしていません。エッチなこと考えてるのと一緒です。文字に起こすか起こさないかだけで。
はじめに宣言しておくが、私は中立の立場としてこれを書いている。どちらかを貶めようという気は全くもってないので、それだけはご理解いただきたい。
さて、なろう系にはアンチがたくさん存在する気がするが、それはいったいなぜなのだろうか。とりあえず思いつくことを書いていく。
作者としてアンチ活動をしている人は恐らく僻み、自分が活動しているジャンルが衰退してしまうことへの危機感、世の中の人にもっといろんなジャンルを読んで欲しい、その中でもっと自分に刺さるものを見つけて欲しい! といった理由でアンチになったのだろう。
僻みから見ていこう。現在なろうでは『異世界転生』『悪役令嬢』『追放』『ざまぁ』『婚約破棄』『貴族の令嬢』などが流行っているが、これらを1つでもキーワードに設定するとびっくりするくらいPVが増える。PVが増えると当然評価が貰える確率も上がるので、僻みの対象になってしまうのは仕方がないと思う。
「そんなこと言うんなら自分もキーワードに設定すればいいじゃん」と言いたいところだが、そう言ったら恐らく「そういう話ではない」と返って来るだろう。
分かる分かる、そうだよね。書きたい小説があるから書いてるのに、ジャンルを変えてまでやりたくないんだよね。私はそう思っている作者に言いたい。
『ここは小説好きの集まるサイトじゃないんだぞ!』
なろうで小説を読んでいるからといって小説好きとは限らないのだ。音楽でも同じことが言える。YouTubeのオススメや店内BGMなどで流行りの曲を聴いて、気に入ったら買ったりダウンロードしたりして個人的に聴くだろう。これを私は音楽好きだとは思わない。それと同じことが起きているのだと思う。
人は皆便利なものが好きだ。私も便利なものはチョー大好き! だって楽なんだもん。
私は音楽が好きなのでめちゃくちゃ時間をかけて探すしお金も使うが、外食をする時なんかはテキトーに決める。
とりあえず人気の店に行ったり、安いところに行ったりする。自分で作る時はめっちゃ凝るよ。これもさっきの話と同じで、流行っているものはある程度美味しさが保証されていることが多いから、ついつい食べに行ってしまうのだ。
しかしもっとお金を出したり、自分で時間をかけて探せば、より自分の舌に合う食べ物を見つけることが出来るはずだ。でもめんどくさいし時間もかけたくないし、お金も出したくない。だから同じようなチェーン店か、人気店に行くことになる。
ということで、とりあえずなろう系を読んでおけば当たりや当たり寄りの作品に当たる確率が高いのだ。(当たりという単語を出しすぎて申し訳ない)
しかーし! 果たしてそれでいいのだろうか。ここからは先に述べた『世の中の人にもっといろんなジャンルを読んで欲しい』の話に入る。
彼らが流行りのもので得られている満足感は100点満点中いくつ位なのだろうか。正直私は流行っているものを読んだり聴いたりして100点の満足度を得たことはない。まぁこれは人によるかもしれないが。
もっといろんなジャンルを読んだり聴いたりしたら、もっと自分に刺さるものを見つけられるのではないだろうか。と私は書きながら思ったのだが、そうでもないかもしれない。
先ほども書いたが、流行っているものには当たりや当たり寄りのものが多い。そりゃ面白いから流行ってるんだもの。あと数も多いし。
自分から探しに行った場合はどうだろうか。もしかしたら数年探しても好きなものに出会えず、ハズレばかり引かされるかもしれない。しかし逆に自分のツボに刺さるものを見つけられるかもしれない。これ、賭けじゃん!
とある人が『口開けて詰め込まれるの待ってるだけの、コンテンツのフォアグラにはなるんじゃねぇぞ!』と言っていたのだが、まあこれも賛否あるだろう。私は好きだけど。
でもね、私含め人間ってめんどくさがりなんですよ。私の場合、音楽以外はコンテンツのフォアグラになってもいいと思っている。そんなに重きを置いていないから。なので! 流行りものを攻撃するのはあんまり良くないと思います! 私は流行りもののおかげで助かってます!
もともとなろう系が好きな読者と、流行りものが好きな読者が集まっているわけです。人気のないジャンルで太刀打ちできないのはある程度仕方のないことです。流行ってるほうに力入れた方が儲かるんだから。
そう、思い出した。上で書いた『自分が活動しているジャンルが衰退してしまうことへの危機感』ですが、確かにずっと同じものが流行っていたら廃れていくのでは、という心配が出てきますよね。いつの間にか敬語になってた⋯⋯気をつけねば。
心配ですけど、これはしょうがないです。諦めてください。私はヘヴィメタルが好きなのですが、生まれた頃にはすでにブームが去っていました。今ではほとんどテレビで流れません。これからも今流行っているような音楽ばかり取り上げられるのでしょう。そのうち何かの拍子で復活してほしいものです。メタルももともと流行っていたんですから。
作者兼なろう系アンチの考察が長くなってしまいましたが、読者兼なろう系アンチのことを考えてみましょう。
私は長い文章が嫌いなので基本的に小説は読まないのだが、推理ものだけはたまに読みたくなる。しかし私も小説好きではないので、適当にランキングから面白そうで短いものを探す。
ファンタジーや恋愛ジャンルほどではないが、ここにもなろう系が並んでいる。なんちゃら令嬢、婚約破棄⋯⋯やはり流行っているんだなぁ。私が思うのはこれくらいである。私が読めるのは1日1万字くらいが限度なので、短編が1つ見つかればいいのだ。
しかし小説好きな熱心な読者がこのサイトに訪れたらどうなるか。ありゃ、人気作品全部なろう系じゃないか。1年置いて来てみたんだけど、まだ流行ってるのか、この辺は違いが分からんな⋯⋯となってしまうのではないだろうか。(だったら図書館に行くか、金出して好きなジャンルの本買えばいいやん! もはやなろう系しか載っていないと割り切ってしまえ!)
という感じに思ったことを書いてみたのだが、今私が1番強く感じていることは「敬語めっちゃ混ざった」である。普段は〜だ。〜である。調と敬語は完全に分けて書いているのに、今回ばかりは自分でも許せないレベルだ。でも物語じゃないから言いたいことが伝わればOKだ!
それにしても、中立の立場と言っておきながら、少々なろう系肯定派に傾いてしまった気がする。ごめんちゃい!
なろう系でめっちゃ面白くてめっちゃ短い作品があったら教えていただけると嬉しいです! 5万字とかは目ん玉が死んじゃうので、短いのから慣れていきたいです(^-^)私の目ん玉が死んでもいいという方は長編オススメして下さい。三河湾まだ冷たいらしいですよ。