表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新しい風を異世界へ  作者: 麒麟
第一章 終わりからのリスタート
1/2

プロローグ(神とは!!)

  ある異世界で、勇者と魔王が戦っておりそれはラストスパートにさしかかっている。


「魔王よ!!ようやく親と仲間の敵がとれる。お前にはこの世界のために平和のためにも消えてもらうぞ」


勇者あるあるの言葉を良い放ち声を上げながら魔王の懐に剣を刺す。


ドロドロした形の魔王は、最後の力を振り絞り最大限の魔法を解き放った。その魔法は闇の魔法となって世界を包み誰しもがこの世は終わったと思っていた。


しかし、闇が晴れると世界は何事もなかったかのように美しい大地が広がっていた。魔王と勇者が闘った場所には勇者が剣をかかげて立ち


「この戦いは我らの勝ちだ!」


この戦いは終わりを告げた。そこにいた者たちは手と手を取り合い喜んだ。


「勇者様ー」


聖女は勇者の元に駆け寄り、二人は互いに抱きしめキスをした。


………………………………………


天でその様子を見ていた人の形をした青い物体は寝転びお尻をかきながら


「ふーん。この二人は結婚して終わったと。最近のこの世界は異世界から来たヒロインとヒローがくっつくか。兎に角ありがちな展開でおもんないわー」


と良い鼻をこじっていた。


そこに、バタバタと一匹の何かが飛んできて


「何てはしたない事をされてるんですか。それでも万物を作る神なのですか!?」


「あら。不思議な事を言うのね。

最初に世界を生み出したのは私なだけで、あとはそこに生きる者が勝手にしていただけよ。」


それは、嘘である。


面白く無いという理由で、人間に知恵と力を与え


つまらないという理由で、魔物を生み出した。


人間界では、女神と称えられているが実態はただの私利私欲に力をふるう問題児なのである。


ーーそのおかげで、別の世界の魂とごちゃまぜになっているんですがね!それにしても、いつまで人間の姿でいるんですかね。。


声を上げて言いたかったが変な事をされるとややこしくなるから黙ることにした。


「それで、あの魔王が放った魔法が別次元にいったみたいですがどうするのですか!?」


「この私を誰だと思ってるの!

魔法に安全対策をして、何処に飛んだか分かってるわ!」


神がこの状態を見逃してもいいのか分からないが今まで危機的状況になった事がなく


ーーはぁ、どうにかなるみたいならそれで良しとしましょう……もし、大神様に怒られてもしりませんからね


しぶしぶその事実を見なかったことにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ