冷えた珈琲、熱い皿。
窓の外はまるで 緩やかに舞い散る花びらのように
はらはらと 溢れては 緩やかに解けてゆく
ふと 差し伸べた指先が空を切り
ただ 吐き出した吐息でいっぱいになる
いつからだろうか
あの熱情
いつからだったのか
忘れ去ってしまっていた
夢の 温もり 艶肌と 鼓動
窓を伝う 雫の果てに 準えば
頬が 憂いに帯びて
愁いに 色褪せていって
かちゃり と置いた皿の上で
湯気の その向こう側 燻る景色 滲んだ風景
甘い香りと 冷たさが人差し指に流れては
角砂糖に ただ 甘えた