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ディスティニー   作者: 落ちこぼれ大学生
4/6

揺れる想い

夏まであっという間に時は過ぎ、修学旅行当日。

現地沖縄にて。


竜美「りゅーちゃん、しいちゃん!すっごい暑いね!沖縄ついたよ!ぼく初めてだからテンション上がっちゃうよ!」


龍也「竜美おちつけよ。でもまぁこれはテンション上がるな!すげえあちぃ!」


しいな「うわっ、暑すぎじゃんこれ。けど、海すごい綺麗じゃん!」


モブ集団「こりゃたまらんわ!めんそーれー!!シークワーサー!サーターアンダギー!パイナップル!」


龍也「うるせえおめえら!1人ずつ海に沈めてやんぞ!笑」


モブ「バイブスあげあげだな龍!おれから沈めてくれー。」


みなのテンションが上がっており、3人も心躍らせていた。1日目は宿舎の前の海での自由時間とバーベキューであった。


龍也「沖縄の海すげえ綺麗だな!湘南とは天地の差だぜ!よし泳ぎまくるか!」


竜美「りゅーちゃんぼくも背中に乗せて連れていってよ!」


「いや、なんでだよ!お前その白い肌をビーチで焦がしとけ。笑」


しいな「なーにうかれてんのよあいつら。ガキじゃんバカみたい。あたしは優雅にビーチで、肌こがそーっと!」


モブ集団「龍!おれらを海にほり投げてくれえ!」


龍也「おめえらはなにいってんだ!おらぁ!」


モブ集団「うわぁあ!」

バシャン、バシャン、ドガッ!


モブ「おい、あいつ人形みたいに浮いてるぞ!やべえやべえ!笑」


ひと段落ついて、龍也と竜美は美ら海と小さい頃の記憶を重ねて黄昏ていた。


竜美「りゅーちゃんは子どもの頃と何も変わらないね。ほんとバカ。」


龍也「あいつのマネしてんじゃねぇよ。笑

お前も変わらねえ、ずっといいやつだよな。」


「なに気持ち悪いことゆってんの、りゅーちゃん。

ていうか見て見て!あの水着姿のしいちゃん、凄い可愛いよね!」


「急に冷たいなおい。笑」


少し間をあけて、珍しく龍也はしいなに対する気持ちの心の声が吐露した。


「あいつは可愛いし、正直いい女かもしんねぇ。」


「あ、心の声漏れてるよぉ。

しいちゃんに報告します。残念でしたりゅーちゃん。えへへ〜。」


「おいっさすがの竜美でもぶっとばすけど、いいんだな?」


「ごめんごめんうそだよ!

まって、しいちゃんがりゅーちゃんのこと見てる!

しいちゃーん!!」


竜美が大きく手を振り、しいながそれに答えながら2人のもとに歩いてきた。龍也はいつもの3人が集まる安堵を感じて微笑んだ。


「なににやけてんのよバカ龍。笑

あたしの水着姿に興奮したんでしょ?きも〜。」


「うるせぇよ。バカはどっちだ。笑

まぁ興奮はしねぇけど、似合ってんじゃねーか。」


「ちょっ、何言ってんのよ。」


(ん?いつものバカがねぇな。まぁいっか。)


竜美「ぼくもいるのに2人の空間作らないでよ。2人の分のバーベキューぼくが貰うからねバカ。笑」


竜美はにやけながら、龍也の顔を見て颯爽と姿を消した。

本当に2人の空間が作られた。


2人「やまもとぉおおお!!」


気まずい時間が続く中、しびれを切らした龍也が口を開いた。


「修学旅行とか言うほどのもんじゃないと思ってたけど、なかなか楽しいな。」


「そうね。」


「おれら実行委員だし、予定してるレクリエーション詳しく決めてみっか?」


「えっ、今!?別にいいけど。」


「今な訳ねーだろ。腹減って頭まわんねーよ。

飯の後の自由時間にどっかで決めんだよ。」


「えっ?!逆ナンなの?ど変態なの?」

(急になんなの、今日のこいつなんか変、絶対変!!。)


「おれ専用のセリフだから使うんじゃねぇよ、とりま9時にさっきのビーチにこい、わかったか?

そんじゃーな。」


置き去りにされたしいなはしばらくその場で1人黄昏ていた。


(ほんと腹立つ、こんなことありえないっつーの!)


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