お正月 後編
♪ピンポーンピンポーン♪
「次はお兄ちゃんがお出迎えに行って!」
「はい、はい」
玄関に向かいドアを開ける。
「どちら様で...」
俺は、反射的にドアを閉めてしまった。
「何で閉めるのよ!」
そう、この声は近藤凛と河口七海である
「こんな時間に何の様だよ。」
「会長が圭の家に集合 ってメールが来たから、来てあげたのよ。」
七海は、申し訳なさそうにしている。
会長は、ニコニコで妹の華那と話している。
年越しまで残り2時間30分
「デデーン♪近藤out!!」
と大晦日定番の番組を見て笑っている時に...
♪ピンポーン♪
「コチラ佐藤圭様のご自宅でしょうか。」
「そうですけど...何か?」
「トーニャ様がお見えになります。」
すると、エレベーターが開きトーニャが現れ、コッチに来て俺の耳元で囁く。
「邪魔するね。」
どこから、ツッコミをすれば良いのかが分からないから、無視しよう!!
結局、生徒会役員で年を越すことになった。
年越しまで残り1時間
「蕎麦が出来たよ〜」
と華那がキッチンから出てきた。
だが...その蕎麦は、ピンク色で甘い臭いがする...
「コレ何???」
みんな口を揃えて言った。
華那が笑顔で言った
「蕎麦だよ。S .O .B .A だよ。」
「コレ、人が食べる物じゃ無いよ。化学兵器だよ。」
会長が一口食べた。
3秒程の間があり...
会長が倒れた。
「えーーーーーーーーーーーーー。会長が倒れちゃったよ。何を入れたの!?」
年越しまで残り30分
会長は、起きない。ちなみに誰も蕎麦に手をつけていない。
年越しまで残り3分
蕎麦が完全に冷えきった。
その時、会長が目を覚ました。
そして、年を越した。
「あけましておめでとうございます。」
お正月ですねえ〜